ブロッコリーを塩ゆでする理由は？水からゆでてもよい？

ブロッコリーは、収穫すると時間の経過とともに味や風味が落ちてしまいます。買ってきてすぐに塩ゆでにすることで、栄養が損なわれずおいしさがキープできますよ。ブロッコリーは生のままでも食べられますが、ゆでることで調理時間の短縮、加熱ムラや型崩れの防止、鮮やかな緑色を保つことが可能です。

野菜の種類によっては、水からゆでたほうがおいしくなるものとお湯からゆでたほうがおいしくなるものがあります。かたくて火が通りにくい野菜は、水からゆでましょう。葉や花を食べるやわらかい野菜は、お湯からゆでるのがおすすめです。

花の部分を食べるブロッコリーは、お湯からゆでましょう。水からゆでるとやわらかくなるまでに時間がかかり、旨味や栄養が水に流れでてしまいます。

最高においしくなる！ブロッコリーのゆで方・コツ

ここからは、ブロッコリー1株のゆで方を詳しくご紹介します。

ブロッコリーは電子レンジで加熱する方法もありますが、鍋でゆでると加熱ムラが出にくく、独特の青臭さが抜けやすくなるため、鍋でゆでる方法が一般的です。そのほかにも、一度にたくさんゆでることができる、かたさを好みに調整しやすい、といったメリットもありますよ。

ブロッコリーを切る

ブロッコリーをまな板に置き、太い茎からのびる細い茎の付け根に包丁を入れます。細い茎を長く残すように切りましょう。 大きい房は茎側から少し切り込みを入れ、手で割いて大きさをそろえます。つぼみの部分まで包丁を入れるとバラバラになってしまうので、注意してくださいね。

ブロッコリーの茎を切る

茎は、端から順に皮を回しながら厚く切り落とし、白っぽい芯の部分を残します。 皮をむいた茎を幅7～8mmの斜め切りにします。

ブロッコリーをゆでる

鍋に4～5カップお湯を沸かし、小さじ1/2～1杯の塩を加えます。お湯がしっかりと沸いたら、ブロッコリーの小房と切った茎を入れてゆでます。浮いてきたブロッコリーは、上下を返すように箸で動かしながらゆでましょう。

大きめの房なら3分、小さめの房なら2分程度ゆでます。塩を入れてゆでると、下味がついて色鮮やかにゆであがりますよ。

ブロッコリーをざるにあげて冷ます

ブロッコリーをざるにあげて冷まします。水にさらすと水っぽくなりおいしさが損なわれ、栄養も流れてしまうので、ざるでそのまま冷ますようにしましょう。

たくさんゆでたブロッコリーは保存できます。冷蔵保存は3～4日、冷凍保存は1ヶ月程度です。冷凍する場合は、ゆで時間を短めの1分程度にしましょう。保存しておくと時短になり、いろいろな料理に使えて便利ですよ。

ブロッコリーを冷凍保存するベストな方法は？解凍のコツも知りたい！

塩ゆで時間によって食感・味はどう違う？

ブロッコリーは、加熱時間で食感や味が大きく違います。4房のブロッコリーを鍋でゆで、再沸騰後の加熱時間を延ばして実験しました。 上段「加熱前」、下段左から「再沸騰直後、3分後、5分後、6分後」の比較です。

Twitterで6万いいね！野菜のプロ流ブロッコリーの蒸し方が「衝撃的なおいしさ」と話題沸騰

電子レンジでブロッコリーを塩ゆでする方法

電子レンジでゆでる方法は、鍋を使用する方法よりも手軽です。ブロッコリーを少しだけ添えたいときにも便利。栄養が水に流れないので、栄養素を多く残せます。

切ったブロッコリー1株を耐熱皿か耐熱ボウルに入れ、ふんわりとラップをかけ600Wの電子レンジで3分加熱します。加熱後、ざるにうつし冷ましましょう。

電子レンジで！栄養を損なわないブロッコリーのゆで方

旨味たっぷりのブロッコリーの塩ゆでを食べよう

ブロッコリーは、買ってきてすぐにゆでるとジューシーさや栄養を損なうことなく食べられます。基本の塩ゆで方法でゆでれば、水っぽくならずに旨味もアップしますよ。たくさんゆでて保存すれば、時短になりいつでも使えて便利。甘くて歯ごたえのあるブロッコリーの塩ゆでをおいしく味わいましょう。

※電子レンジはお使いの機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながら加熱時間を調整してください。

レンジで簡単！ブロッコリーとにんじんのごまマヨサラダ

ブロッコリーのアンチョビ炒め