さっとつくって、さっと食べられるのが麺料理の魅力のひとつ。時間がないときや自分だけで食べるカンタンご飯のときに、麺料理は強い味方です。
でも、麺料理のいいところはそれだけではありません。
世界各国を旅したときに出会った味から生まれるレシピと、主宰する料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」が大人気の料理家・小堀紀代美さんは、栄養バランスのとれた食事にもなり、おもてなしのシメにもなる麺料理の魅力を『ごはんのように食べる麺』でたっぷりと紹介しています。
毎日食べても飽きない、ひと皿で栄養がとれる、気軽にも手間をかけてもおいしい。
そんな「ごはんのように食べる麺」のレシピのなかから、今回は、麺を楽しむためにつくりたい「そぼろ」のレシピを少しだけお見せします
〈本記事は『ごはんのように食べる麺』(小堀紀代美著)より抜粋・構成しています〉
ピリ辛味の定番肉みそ・麻婆そぼろ
ご飯にのせて食べる甘辛いひき肉そぼろも良いですが、そればかりだとワンパターンになりがちなのが悩みどころです。
ですが、世界中を旅してきた小堀さんにかかれば、味つけのバリエーション豊富で飽きのこないひき肉そぼろレシピになります。
たくさんつくりおきして麺と合わせれば、忙しい日や疲れ切った日にも、ササッと食べられます。
「麻婆そぼろ」のつくり方を紹介

花椒がシビれる本格味の「麻婆そぼろ」は、ご飯にも合わせたくなる定番のおいしさです。
材料(つくりやすい分量・2~3人分)
・豚ひき肉 … 300g
・長ネギ(みじん切り)… 1本分
・豆板醤 … 大さじ1~1と1/2
・A
ショウガ(みじん切り)…30g
ニンニク(みじん切り)…1かけ分
ゴマ油…大さじ3
花椒(粒・つぶす)…小さじ2~大さじ1
・B
紹興酒(酒でも可)…大さじ2
しょうゆ…大さじ1と1/2
甜麵醬…大さじ1
きび砂糖(または砂糖)…小さじ1/2
塩…小さじ1/4
つくり方
(1)フライパンに長ネギ、Aを入れ、弱めの中火で炒める、香りが立ったら豆板醤を加えてさっと炒める。
(2)ひき肉を加え、強火にしてほぐしながら、水気が飛んでパチパチ音がするまで炒める。Bを加えて炒め合わせる。
スパイスと豆の食べごたえ・チリそぼろ

メキシカンな豆入りタコスミート風の「チリそぼろ」を麺に合わせる発想は、世界のおいしいものを食べてきた小堀さんならでは。
材料(つくりやすい分量・2~3人分)
・合いびき肉 … 300g
・タマネギ(みじん切り)… 1個分
・セロリ(みじん切り)… 1/2本分
・塩 … 小さじ2/3
・コショウ(黒)… 少し
・トマトペースト… 大さじ2
・赤ワイン(あれば)… 大さじ1と1/2
・キドニービーンズ(水煮)… 1パック(230g)
・A
赤唐辛子(種を除く)…1本
ニンニク(みじん切り)…1/2かけ分
オリーブオイル…大さじ1と1/2
クミン(粒)…小さじ1弱
・B
ローリエ…1枚
チリパウダー…大さじ1
カレー粉…小さじ1
オレガノ(乾燥)…小さじ1/2
つくり方
(1)フライパンにAを入れて中火にかけ、香りが立ったらタマネギ、セロリを加える。ときどき混ぜながら薄く色づくまで炒める。
(2)1を端に寄せ、あいたところにひき肉を広げ入れて強火で焼く。片面に焼き色がついたら塩、コショウをふって返し、トマトペースト、赤ワインを順に加えて、ひき肉をほぐしながら炒める。
(3)さっと洗って水気をきったキドニービーンズ、B、水200mlを加えて混ぜる。フタをして中火にし、水気がほとんどなくなるまで10分煮る。
途中で1~2回混ぜる。味をみてたりなければ塩少し(分量外)でととのえる。
エビとシイタケの風味・台湾そぼろ

最近、密かにブームとなっている台湾料理。「台湾そぼろ」は、現地の雰囲気を感じられる、風味豊かな一品です。
材料(つくりやすい分量・2~3人分)
・豚ひき肉 … 300g
・塩、コショウ… 各適量
・A
長ネギ…1本
シイタケ…2個
干しエビ…5尾
ニンニク…1かけ
ショウガ…20g
ゴマ油…大さじ2
・B
紹興酒(酒でも可)…大さじ2
しょうゆ、黒砂糖(なければ砂糖)…各大さじ1と1/2
酢…大さじ1/2
五香粉(あれば)…小さじ1
つくり方
(1)Aの野菜、シイタケ、干しエビはすべてみじん切りにする。フライパンにAを入れて強火にかけ、香りが立つまで炒める。端に寄せ、あいたところにひき肉を広げ入れて強火で焼く。
片面に焼き色がついたら塩、コショウをふって返し、ほぐしながら炒める。
(2)B、水50mlを加えて混ぜ、フタをして中火で3~4分煮る。
日々の麺料理をグレードアップ
今回、紹介したそぼろレシピのほかにも、『ごはんのように食べる麺』では「黒ゴマ担々そぼろ」や「エスニックレモンバターそぼろ」といった、名前だけでは想像がつかないおいしさのレシピが紹介されています。
「ま、麺でいいか」という気分の日でも、いつもとは少し違ったそぼろがあるだけで、食卓から海外の雰囲気を味わえるのは贅沢ですよね。
毎日食べたくなる麺料理の世界をのぞいてみよう!
さらにレシピだけではなく、10種もの麺の種類と、それに合わせたおいしいゆで方といった基本的な知識や、「おいしい!」を引き出すだしやトッピングのテクニックなど、普段の麺料理が簡単にグレードアップできる情報も、小堀さんが惜しみなく教えてくれています。
時間や季節を問わず、どんな日も食卓に寄り添ってくれる麺料理。小堀さんのレシピから、毎日食べたくなる麺料理の世界をのぞいてみませんか。
<構成/女子SPA!編集部>
小堀紀代美
料理家。世界各国を旅したときに出合った味から生まれるレシピが評判を呼び、 主宰する料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」は、募集告知をするとすぐ満席に。 センスあふれる素材や味の組み合わせ、試作を重ねてつくられるおいしくて再現性の高いレシピが人気。
(エディタ(Editor):dutyadmin)

