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優しくて臆病な保護猫を迎え入れたら…現在の食いしん坊な姿が可愛すぎる | ビューティー

時刻(time):2023-09-14 16:56源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
【 今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.121】 大好きなご飯は1粒たりとも、無駄にしたくない! そんな固い意志を感じさせる行動を見せるのが、ぽて主さん( @potato_life2023 )宅のぽてとくん。 ぽてとくんはかわいいおててで水の中に落ちたフードを、ちょいちょい。飼い主さんから貰ったご飯を大切にしています。 優しくて臆病で、甘えん坊な性格だ

今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.121】

 大好きなご飯は1粒たりとも、無駄にしたくない! そんな固い意志を感じさせる行動を見せるのが、ぽて主さん(@potato_life2023)宅のぽてとくん。


 ぽてとくんはかわいいおててで水の中に落ちたフードを、ちょいちょい。飼い主さんから貰ったご飯を大切にしています。

 優しくて臆病で、甘えん坊な性格だという、ぽてとくん。彼は警戒心を少しずつ解きながら、飼い主さん宅に馴染んできました。






生体販売を取りやめたペットショップから茶トラ猫を迎えて


 ぽてとくんは、動物愛護センターから、とあるペットショップに預けられていた子。そのお店は生体販売を取りやめ、動物愛護センターに収容された猫の預かりボランティアを行っていました。

 飼い主さんは、そのペットショップのインスタグラムで紹介されていた、ぽてとくんが気になり、対面。家族として迎えることにしました。

ぽてとくん
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 食べ物の名前をつけると長生きしてくれる。そう聞いたことがあったため、茶色の被毛にちなんで、「ぽてと」と命名。

「私自身、フライドポテトが好きなことも理由でした(笑)。あだ名が『ぽてちゃん』になるのも、かわいいなと思って」






お迎えから数日間引きこもり


 お迎え当初、ぽてとくんは新しい環境に困惑。動物愛護センターやペットショップで、かわいがられ、人馴れはしていたため、「撫でてアピール」をするも、寝室のベッド下から出てこられず。数日間、ベッドの下に引きこもり続けました。

塩抜きした、しらすを寝室まで届けた日

塩抜きした、しらすを寝室まで届けた日

 しかし、仕事で家を空けている間に、ご飯を食べ、トイレもしていたため、飼い主さんはベッドの下から引きずり出さず、そのまま様子を見ることに。

「ここが安全で居心地のよい場所だと分かれば、自分から出てくるだろうと思っていました」













猫の日&結婚記念日である日に勇気を出してくれた愛猫の姿に感動


 おうちに迎えて3日ほど経った頃、ぽてとくんに変化が。なんと、初めてベッド下から出て、リビングに降りてきてくれたのです。

ぽてとくん

初めてリビングに来てくれた日の様子

「その日は、ちょうど猫の日(2月22日)で、私たちの結婚記念日でもあったので、何だか運命的なものを感じました。いつか、ぽてとと遊ぶために……と、おもちゃを買って帰った夜でもあったので、なるべくリビングで過ごすのに慣れてもらおうと、必死におもちゃで気を引きました」

 思っていたよりも早くベッドの下から出てきてくれたことや、勇気を出して心を開いてくれたことを飼い主さんは、とても尊く思いました。






やんちゃで飼い主さんもびっくり


 その後、すっかり家慣れすると、ぽてとくんはやんちゃな姿も見せてくれるように。食への執着心から、フードを保管しているクローゼットを、お尻で無理やり開け、飼い主さんを驚かせたこともあります。


 水に落ちたご飯を救出し始めたのは、家族になって1ヶ月ほど経った頃。きっかけは、フードを変更したことでした。

「お迎えした時からあげていたフードに飽きてきたようだったので、違うフードを混ぜるようにしたら、食いつきがよくなり、水の中によく吹っ飛ばすようになって、あの光景が生まれました(笑)」













食べ終わった後の満足気な顔を見たくて、家路を急ぐ毎日


 生活環境が変わり、変化が起きたのはぽてとくんだけではありません。ぽてとくんを迎えたことで飼い主さん自身の生活にも変化が。仕事が終わる時間になると、「ぽてとが待ってる! 早く帰らなきゃ!」と、家路を急ぐようになったのです。

ぽてとくん
「自動給餌器はありますが、やっぱり自分でご飯をあげて、食べ終わった後の満足げな顔を見たいんです。あとは、まめに掃除をするようにもなりました」

 ぽてとくんは人間の食べ物に興味を持ち、キッチンやダイニングテーブルに食べこぼしや食材のカスがあると、口に入れてしまうため、飼い主さんは食後や料理後にはきちんと片付け、誤食防止を徹底しています。






ペットショップが動物たちの命を救ってくれている


ぽてとくん
 自由奔放な愛猫との生活に、大きな幸せを感じている飼い主さんは自身の経験から、ペットショップが命を救う輪に加わってくれることには大きな意味があると感じています。

「私には、生体販売や繁殖でご飯を食べている人の明日からの生活を保障できるお金はないので、禁止や絶対悪だとは言えません。けれど、辛い思いをする子たちが多いのは問題だと思っています」

ぽてとくん
 ペットショップは本来、動物が好きな人たちが経営したり働いたり、お客さんとして集う場所。だからこそ、悲しい現実に立ち向かい、動物たちの小さな命を救おうと本当に努力している人たちが報われてほしい。

 そんな思いも抱きながら、飼い主さんはこれからもぽてとくんとの“一期一会の縁”を大切にし続けていきます。

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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291




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