避妊の役割だけでなく、生理の量や痛みを軽減することでも注目を集めている子宮内避妊器具「ミレーナ」。
しかし、いくら生理が楽になるとはいえ、まだまだ未知な部分も多く、装着するかどうか決めかねている方もいるでしょう。
今回は、実際にミレーナを装着したときの様子をTwitterで漫画にして発信しているさてよさんにインタビュー。漫画とともに紹介します。
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PMSを改善したい、でも薬が辛すぎた

※写真はイメージです(以下、同じ)
さてよ:もともと生理前の精神的な落ち込みがひどくて、婦人科に通っていました。そこで、ピルとかホルモンの薬とかをいろいろ試してみたんですけど、副作用がひどく出ることも多くて。そのときに先生から「ミレーナというのがあるよ」って聞いたんです。生理が軽くなるなら、やってみようと思いました。
――気になりはするものの、実際に装着しようと決断する人は少ない印象です。なぜ決断できたのでしょう?
さてよ:そうですよね。私も最初に言われたときに、やっぱり体に入れるものなので、ちょっと怖いなと思い、一度断りました。でも、その間に飲んでいるお薬が合わなかったんですよね。頭が痛くなったり、精神的にすごく落ち込むことも多くて。それで「もう続けるのは無理だ」と思い、ダメ元でやってみようと思ったんです。
――装着するにあたり、特別な検診などはあるのでしょうか?
さてよ:いえ、なにも。私の場合、以前から通っている病院で受けたからというのもあるのかもしれませんが、改めて検診することはなかったですね。
ピルよりも楽なのは、副作用だけじゃない
――漫画を見ると、思ったより痛かったようで…。
さてよ:はい。入れた日は、とにかく痛かったですね。話によると、もっとスッといく場合もあるらしいんですけど、私的には、ものすごい長い時間かかっていた感覚でした。
――次の日はどうでしたか?
さてよ:起きたら痛みはなくなっていました。ただ、お腹に入っていると思ったら、うつ伏せで寝るのは怖かったですね。特段、問題はないはずなんですけど、なんとなく。
――生理痛や生理の悩みは改善されたのでしょうか?
さてよ:はい。もともと生理痛の症状が重めだったのですが、前よりも明らかに生理の量が少なくて、生理痛もお薬を飲まなくても大丈夫なくらいの痛みだけになりました。夜は夜用のナプキンをつけて寝たのですが、翌日の朝起きてみると必要ないぐらいの量で「あ、これは楽だな」って思いましたね。
――では、ピルなどの薬よりも楽なんでしょうか?
さてよ:はい。副作用がないのもそうなのですが、ピルを飲んでいたときは決まった時間に薬を飲まなきゃならず。それが、薬に1日をコントロールされている感覚がして、すごく負担に感じていたんですよね。
気になっている人も多いと実感
――周りに、ミレーナを装着している方はいらっしゃいましたか?
さてよ:いえ!10人ぐらいのメンバーがいるコミュニティで聞いてみたのですが、誰もいませんでした。情報が少なくて、益若つばささんの動画などを見て、施術前にイメージを膨らませていましたね。
――実際、気になっている女性は多いんだろうなと、さてよさんのTwitterでの発信を見て思いました。
さてよ:そうなんですよ。「私も相談してみます」とか「続きが気になります」ってリプライをいただいています。それに、漫画をアップした日からフォローしてくださる方も多くて、皆さん気になっているんだろうなと感じました。
デメリットを考えても、やってよかった
――デメリットはありますか?
さてよ:強いて言うなら、不正出血が続いているのが、地味に煩わしいんですよ。先日、検診の時に、病院の先生に「どのくらい続くんですか」って聞いたら、3ヶ月ぐらい、長い人だと半年ぐらい続くと言われ、そこは面倒です。でも、それくらいですかね。
――では、現段階でミレーナを装着してよかった?
さてよ:装着をし始めてから1ヶ月程度なのですが、今の段階では本当に良かったですね。生理の量が減ったのと、生理痛が軽くなったので、すごく楽です。
もちろん、人によるので、一概には言えないのですが、少なくとも私個人としては、装着してみてすごく楽になったので、困っている方がいたら、選択肢の1つとして考えていただけたらいいんじゃないかなと思います。
<取材・文/ビューティーガール編集部>
(エディタ(Editor):dutyadmin)










