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父の葬儀で、母と“見知らぬ女性”が取っ組み合いのケンカに!女性の正体は… | ビューテ

時刻(time):2023-06-08 16:31源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
パートナーに先立たれる悲しみは計り知れません。例え親族が集まる葬儀中であっても、ふとしたきっかけで気持ちのブレーキが効かなくなることも。 今回お話を聞いたのは、名古屋市在住の明子さん(仮名・35歳)。父親の葬儀ではじめて見たという母親の姿を語ってくれました。 つらい闘病の末、父が他界 写真はイメージです(以下、同じ) 「父は、亡くなる5年前か

 パートナーに先立たれる悲しみは計り知れません。例え親族が集まる葬儀中であっても、ふとしたきっかけで気持ちのブレーキが効かなくなることも。

 今回お話を聞いたのは、名古屋市在住の明子さん(仮名・35歳)。父親の葬儀ではじめて見たという母親の姿を語ってくれました。






つらい闘病の末、父が他界


お葬式

写真はイメージです(以下、同じ)

「父は、亡くなる5年前から病気と闘っていて、入退院を繰り返していました。医者からも余命宣告を受け、父が痩せて弱っていく姿を見ながら、私たち家族も父の死が段々と近づいていると覚悟を持って看病を続けていました」

 明子さんに兄弟はおらず、父の死後、残されたのは母と明子さんの2人。葬儀の準備も2人で相談しながら進めたそうです。

「父の職場や友人関係への連絡、葬儀プランや遺影の用意など……本当にやることが多くて、父の死を悲しむ暇もない状態でしたね。まさか、決める事があれほど多いとは思いませんでした。

 準備が終わり、ようやく葬儀が始まります。

「冠婚葬祭でしか顔を合わせない親族に会った時、『あぁ、父は本当に亡くなったんだ』という実感が湧いてきましたね。お通夜ではたくさんの方が来てくださり、父の顔の広さに驚きました」






葬儀中、母の様子がおかしい…


 さて、予定通りにお通夜が終わりほっとしていた明子さんでしたが、事件は告別式で起こります。

 告別式が後半に差し掛かってきた頃、明子さんは隣にいた母親の身体が小刻みに震えていることに気が付いたそう。

「悲しみで泣く身体の震えと何だか違う気がして……。母に、『大丈夫?』と聞いたんです。そしたら、母は私の問いには答えずにパっと立ち上がって、参列者のほうへ歩き出しました」













前妻と後妻のバトルが勃発


 そして明子さんの母親は、参列していたある女性の前で止まります。

「後から親戚に聞いた話なんですが、その女性はかつて父と婚姻関係にあったいわゆる父の前妻だったそうです。

 私は、父に離婚経験がある事をそれまで知らなかったので……。あの時は、本当に何が起きているのか、まったく分かりませんでした」

 明子さんの母親は、声を震わせながら女性に「あなた、よくここに来れたわね。散々、哲也さんに苦労かけておいて」と言ったそうです。

 すると女性は「最後に一目でいいからお願い! てっちゃんの顔が見たいの、お願い」と母に頼むように言います。

 しかし、この前妻の願いを母は拒否。そして、顔を真っ赤にして「もう、いい加減にして! 哲也さんは5年も病気と闘ってきたの。哲也さんは私だけの夫なの」と叫びました。






ついに取っ組み合いの喧嘩に


葬儀で喧嘩する前妻と後妻
 前妻も「私のてっちゃんはあなたのものじゃないわ」と負けじと大声で叫んだかと思うと、2人は取っ組み合いに。

「あの時の喧嘩は酷いものでしたね。喪服は乱れるは、髪はぐちゃぐちゃだわで……結局、事情を知っている親族が止めに入ってくれて、母は葬儀に戻り、前妻は親族と話をした後帰っていきました」

 ものすごい剣幕で取っ組み合いをした前妻と後妻ですが、明子さんは今でもそのとき母が前妻に放った一言が忘れられないそう。

「母が、『哲也さんと同じお墓に入るのは私なの。他人のあなたとは違うの』と最後に前妻に言ったんです。その言葉を聞いた途端、前妻の勢いが少しおさまった気がして……。同じお墓に入るって重い言葉なんだなと感じましたね」













荒れた母の姿をみた明子さんは…


スマホ 高齢女性 義母 娘 明子さんが知る限り、母親が声を荒らげたのは後にも先にもあの時だけ。

「父の死からもうすぐ5年が経ちますが、母はあの時のことを一切話そうとしません。父の過去については、正直少し気にはなりますが、今は母が穏やかに過ごしてくれることを優先したいと思っています」

 最近の母親は、明子さんの婚活に夢中になっているとか。婚活イベントの情報を拾ってきては、明子さんに参加を勧めてくるそうです。

「あのときは大変でしたが、あんなふうに母の気持ちが乱れたのは、父への愛が強かったからだと思います。父を愛する母のように、私もいつか愛する人と一緒になりたい。

 母も、私の婚活を応援することが生きる活力になっているようだし、今は母と共に婚活を頑張ります」

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<取材・文/maki イラスト/ズズズ@zzz_illust




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