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2歳の娘と“たった二人の世界一周”を始めた意外なワケ。「保育士さんもお手上げで…」

時刻(time):2023-06-08 16:31源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
6歳(2023年5月の取材時)の娘さんと一緒の「子連れ旅」で、世界各国を巡るかかさん( @kaka_boshi_traveler )。フォロワー数6.8万人を誇るインスタグラムをはじめ、SNSやブログ旅の記録を積極的に発信しています。 かかさんと娘さん 日本とは異なる環境では「親も全力で子どもの成長を見られる」と笑顔で語ってくれたかかさんに、「子連れ旅」の原点や現在までの道のりを聞
 6歳(2023年5月の取材時)の娘さんと一緒の「子連れ旅」で、世界各国を巡るかかさん(@kaka_boshi_traveler)。フォロワー数6.8万人を誇るインスタグラムをはじめ、SNSやブログ旅の記録を積極的に発信しています。

かかさんと娘さん

かかさんと娘さん

 日本とは異なる環境では「親も全力で子どもの成長を見られる」と笑顔で語ってくれたかかさんに、「子連れ旅」の原点や現在までの道のりを聞きました。








ワンオペ育児のつらさが「子連れ旅」の原点


かかさんの娘さん
――娘さんとの「世界一周旅行」を楽しんでいるかかさんが、「子連れ旅」を始めたきっかけを教えてください。

かか:強く憧れていたわけではないんです。娘が2歳でイヤイヤ期だったとき、マカオで単身赴任していた夫のもとを訪ねたのが最初でした。当時は、夫が日本にいないためワンオペ育児で、引っ越したばかりの土地で両親も遠くで暮らしていたので、よりどころがなかったんです。

 娘も父親のいない寂しさからか、周囲とのコミュニケーションを閉ざしていたし、保育園の登園を拒否されるほどの状況だったので、私も参ってしまって。それなら「父親に会わせよう」と思って、仕事を退職して片道航空券を手配し、勢いでマカオへ渡ったのがきっかけでした。

――旦那さんに会えたのはもちろん、マカオではどのように過ごしたのでしょう?

かか::時間はたっぷりあったので、マカオの街中や、バスですぐ行ける香港の街中を散歩していました。そんな日々を過ごしていたら、娘の気持ちも落ち着いてきてすごく楽しいと思ったんです。

 実は、独身時代にはバックパッカーとしていろいろな国を回った経験もあるんですけど、私も当時の気持ちが蘇ってきて、子育てへの自信を取り戻しました。





タイが本当の“子連れ旅のスタート”だった


かかさんの娘さん
――親子ともども、いい影響があったんですね。

かか:そうですね。日本では「公園で散歩しよう」と誘っても、うなずいてくれなかった娘もコミュニケーションを取ってくれるようになりました。

 自宅ではご飯を作ってもひっくり返してしまい、泣き疲れて寝るだけで、保育園でもベテランの保育士さんから「お手上げです」と言われるほどの状況でしたけど、きっと、父親のいる安心感をおぼえてくれたんだと思います。

――突発的だった「子連れ旅」が日常化した経緯を教えてください。

かか:楽しかったマカオからの帰国後、同じく子育てをしていた友人から「親子で海外旅行を予定していて、一緒にベトナムへ行かない?」と誘われたのがきっかけでした。

 娘からすれば父親のいない国でしたけど、それでも楽しんでくれて「次は、二人きりで行ってみようか」と思ったんです。その後、初めて2人で渡ったタイが「子連れ旅」の本当のスタートでした。












旅の中で、娘の成長を感じる


かかさんの娘さん
――当初は2歳だった娘さんも2023年6月で7歳になりますが、お子さんの成長に伴う「子連れ旅」の変化はどうでしょう?

かか:昔は、言葉を上手くしゃべれないので、意思疎通を完璧にできなかったんです。でも、あどけないなりの可愛さはあったし、どこに連れて行っても楽しんでくれましたね。

 今はもう、意思疎通ができるし、自分の意見を示すようになったのは大きな変化です。旅先で「海とプール、どっちがいい?」と私が聞くと「海は嫌だ。プールがいい」とはっきり答えてくれるし、たがいの意見を取り入れる旅行ができるようになりました。

――主張するようになると、親子げんかもありそうですね。

かか:ありますね。旅先では、柔軟に動けるように完璧な予定を組んでいくわけではないので「次は何するの?」と、娘が不満を漏らすときもあるんです。

 私も「決まってないんだから、やりたいことがあったら言って」と返し、けんかになるときはあるんですけど、そのやりとりも楽しさかなと思っています。






2歳で行った旅の記憶が鮮明にある娘


ウズベキスタンのサマルカンド

ウズベキスタンのサマルカンド

――物心が付く前の旅の記憶を、娘さんも覚えているのでしょうか?

かか:今も、2歳の記憶を話すときがあり、うれしいです。何となく覚えているのではなく、思い出の写真を見せると「この売店でヤクルトを買った」とか、かなり鮮明に覚えているんですよ。

 旅先では、現地のスーパーで買い物をして料理をすることもありますし、生活しているかのように旅行するからこそ、覚えているんだと思います。

――鮮明に覚えているとは驚きです。過去の「子連れ旅」で、印象的だった国はどこですか?

かか:ウズベキスタンですね。ずっと憧れていたし、一人でも行ったことがなかったので娘と「絶対に行く」と決めていました。

 特に、“青の都”と呼ばれるサマルカンドは絶対に見たいと思っていて、娘も感動していました。夏場は気温が40~50度に達するほどの灼熱地帯ですが、冬場を選んだので、現地での生活も快適でした。













親も“全力で”子どもの成長を見られる


かかさんの娘さん
――独身時代にはバックパッカー経験もありますが、同じ旅行でも「子連れ旅」とは違いますか?

かか:子どもがいると、よく話しかけられるのは大きな違いだと思います。

 例えば、娘との「世界一周」で一カ国目に選んだタイでは、幼い子や年配の方を敬う文化があるので、娘に「かわいいね」と話しかけてくださる方がたくさんいました。

 今でも、気づいたら娘が誰かからフルーツやお菓子をいただいていることがあります(笑)。親の私も、独身時代と全然違う世界を見られていると思っています。

かかさんの娘さん
――かかさんが思う「子連れ旅」の一番の魅力は何でしょうか?

かか:親も全力で子どもの成長を見られることです。平日も休日も、日本で24時間ずっと育児をするのはつらいと思うんですよ。でも、海外の異なる環境だと、親も子どもも違う世界を見られるのが一番の魅力だと思います。

 ただ石畳を歩いてるだけでも「この道、ボコボコしてるね」と会話が生まれたり、物価の安い国であれば現地の高級レストランでちょっと贅沢しながら「おいしいね」と思い出を共有できたり、親子そろって新たな刺激も得られるのでおすすめしたいです。

――日本とは異なる土地で、親も新鮮な気持ちで旅行できるのはうれしいことですね。

かか:それも大きな魅力だと思います。言葉が通じなくて不安と思う人もいるかもしれませんが、私たちは、英語圏ではない国へ行くことも多く、現地の言葉を1つ2つ覚えるだけでコミュニケーションを取っています。

 今はスマホがあれば翻訳してくれますし、それだけで行かないのはもったいないので、ぜひ、日本を飛び出してもらいたいです。

<取材・文/カネコシュウヘイ>




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