都内のUR賃貸住宅で暮らす、インテリアコーディネーターのYuko Tanaさん(@yuko_yuum)。2人の女の子の子育てをしながら、毎日を心地良く過ごせるインテリアのアイディアをインスタグラムで発信しています。
前編ではYukoさんに、賃貸で観葉植物やアートをディスプレイするコツや、子どもがいてもきれいな部屋を保つコツについて聞きました。
【前編を読む】⇒団地暮らし、8畳のリビングを「心地良い空間」にするコツ。子ども2人とすっきり暮らす
Yukoさん宅のナチュラルな雰囲気のリビングを作っているのが、複数あるグリーンです。
「今は全部で5種類あります。ベランダ側の一面を観葉植物ゾーンにして、部屋に入ったときに目線がいくようにしています。グリーンを飾るときのコツは、高さを分散させること。全部を床や低い棚に置いてしまうと上の空間が空いてしまうので、吊り下げたり高さのあるスタンドを使って変化を出しています」
吊り下げているのは、コウモリランとセローム。鉢はIKEAで購入したものだそう。
「賃貸で壁や天井に穴を開けられないので、2つともカーテンレールにS字フックで吊るしています。カーテンレールに絡ませているグリーンはIKEAで購入したフェイクグリーン、落ちても汚れないので使いやすいと思います」
テレビ台の上にはガジュマルの鉢。脚付きのスタンドでアロカシアをディスプレイしています。
「背の伸びない植物でも、脚付きのスタンドに入れてあげると高さが出ます。素材はラタンで、IKEAで数千円ほどでした。
ときどき窓辺に置いたり、場所を変えて楽しんでいます。グリーンの中で1番大きいモンステラは、重い鉢に入れて床に置いています」
Yukoさんが観葉植物を取り入れるようになったきっかけはコロナ禍だったそう。
「コロナ禍で外出が難しくなったとき、コウモリランが欲しくてたまらなくなったんです。ちょうどお部屋づくりに力を入れていた時期でもあったので、観葉植物を調べるうちに興味が湧いて好きになっていきました。
それまでは植物の種類に詳しくなかったのですが、インスタグラムを見て葉っぱの形や好きな植物のデザインや名前を覚えて、欲しい植物を揃えていきました。
その中で、自分が子どもの頃からヤシの木や海が好きなことを思い出したりという気づきがありました。今度は大きいヤシがほしいと思っています」
前編ではYukoさんに、賃貸で観葉植物やアートをディスプレイするコツや、子どもがいてもきれいな部屋を保つコツについて聞きました。
【前編を読む】⇒団地暮らし、8畳のリビングを「心地良い空間」にするコツ。子ども2人とすっきり暮らす
部屋の一面を観葉植物コーナーに
Yukoさん宅のナチュラルな雰囲気のリビングを作っているのが、複数あるグリーンです。
「今は全部で5種類あります。ベランダ側の一面を観葉植物ゾーンにして、部屋に入ったときに目線がいくようにしています。グリーンを飾るときのコツは、高さを分散させること。全部を床や低い棚に置いてしまうと上の空間が空いてしまうので、吊り下げたり高さのあるスタンドを使って変化を出しています」
吊り下げているのは、コウモリランとセローム。鉢はIKEAで購入したものだそう。
「賃貸で壁や天井に穴を開けられないので、2つともカーテンレールにS字フックで吊るしています。カーテンレールに絡ませているグリーンはIKEAで購入したフェイクグリーン、落ちても汚れないので使いやすいと思います」
コロナ禍をきっかけに植物に興味
テレビ台の上にはガジュマルの鉢。脚付きのスタンドでアロカシアをディスプレイしています。
「背の伸びない植物でも、脚付きのスタンドに入れてあげると高さが出ます。素材はラタンで、IKEAで数千円ほどでした。
ときどき窓辺に置いたり、場所を変えて楽しんでいます。グリーンの中で1番大きいモンステラは、重い鉢に入れて床に置いています」
Yukoさんが観葉植物を取り入れるようになったきっかけはコロナ禍だったそう。
「コロナ禍で外出が難しくなったとき、コウモリランが欲しくてたまらなくなったんです。ちょうどお部屋づくりに力を入れていた時期でもあったので、観葉植物を調べるうちに興味が湧いて好きになっていきました。
それまでは植物の種類に詳しくなかったのですが、インスタグラムを見て葉っぱの形や好きな植物のデザインや名前を覚えて、欲しい植物を揃えていきました。
その中で、自分が子どもの頃からヤシの木や海が好きなことを思い出したりという気づきがありました。今度は大きいヤシがほしいと思っています」
部屋づくりのきっかけになったアート
寒色系の差し色が印象的なリビングで、壁にディスプレイされているアートポスターが一際目をひきます。
「絵を飾ったりするお部屋づくりのきっかけになったポスターです。ちゃんとしたアートを部屋に飾りたいなと思っていたときに一目惚れで購入しました。これは海の写真で、ダン・アイザック・ウォーリン(Dan Isaac Wallin)というアーティストのポスターです。
少し高めの商品を扱っている街の雑貨屋さんでよく取り扱いがあります。あえて期限切れのフィルムを使って撮影することで、少しノスタルジックな感じに仕上げているのが特徴です。
このポスターは額縁に入れて3万5000円くらい。良い作品と出会えたらアートにはお金をかけたいなと思っています」
壁にアートを飾るときはどんなことに気をつけているのでしょうか。
「このポスターは大きめなので、壁に立てかけて床に置いてもいいなと思って購入しました。他にも大きさの違う絵を飾ったりしていますが、ポイントは形や大きさを揃え過ぎないこと。飾る位置の高さもあえて変化をつけるようにしてます」
雑貨選びは素材にこだわると生活感が出すぎない

リビングにはボトルやランプ、小物入れなどの雑貨が置かれています。雑貨をたくさん飾ってもごちゃごちゃしない選び方や、生活感を出さないためのコツを教えてもらいました。
「プラスチック素材のものを取り入れるとチープになりやすいので気をつけたほうがいいかもしれません。例えば収納アイテムとして100円ショップなどでよく見るプラスチックの書類ケースを使うなら、厚手の紙でできているケースを使ったほうが生活感が出にくいです。IKEAや楽天などでよく売っています。
アクセサリーは缶に入れたり、陶器っぽいものや手仕事を感じられるものを取り入れるとインテリアに温かみが出ます。素材にこだわることが、良い感じのお部屋にする近道かもしれません」
リビングの大きな窓は薄手のレースカーテンのみが掛かっていて、雑貨屋さんのような雰囲気になっています。
「ブラウン系のレースカーテンを使っています。前に住んでいた家の窓が高さがあったので長めのものを買ったのですが、今の家での窓には長過ぎるので折りたたんで掛けています。私の大雑把なところが出てますね(笑)。レースカーテンのみですが、うちは6階なので外からの視線は気になりません」
リビングで遊びたがる子ども、散らかし対策は?

小2と小6の女の子のママでもあるYukoさん。学校関係のプリントや遊び道具など、散らかりがちなものの対策はどうしているのでしょうか。
「学校関係のプリントが最近溜まっていたので、必要なものはiPhoneのメモ機能に写真を撮って保存して不要なものは全部捨てました。お恥ずかしい話、お休みの日にしか処理できません(笑)」
また、子どもがいる家庭はどうしても物が増え、部屋が散らかりがちになってしまいます。
「うちの子も、子ども部屋があるのにリビングで遊びたがるんです。お絵描きやスライムづくりをやりたがるので、そのための細かい道具がいっぱい。本当にひどいときはダイニングテーブルに子どもの遊び道具が山積みになってしまうこともあります。
対策としてサッと片付けられるような大きめの箱をいくつか用意しています。今はZOZO TOWNの段ボールをリビングの片隅に置いています。黒なので部屋に馴染んでくれています」
インテリアを楽しむために一番大切なこと
賃貸でも、石膏ボードにピンで止められるアートや観葉植物の飾り方の工夫でインテリアを楽しんでいるYukoさん。お部屋づくりを楽しむためには、どんなことを大切にすればいいのでしょうか。
「この椅子に一目惚れしたとか、このキャビネットに憧れていたとか、みなさんが本当に好きだと感じるものを大切にしてほしいと思います。直感で良いと思ったものを買ってみて、それを軸にお部屋づくりをすると生活空間が整っていくのではないでしょうか。私にとってそれはリビングの照明やアートポスターでした。
場所を取るものを置くのが難しい場合は、照明を変えてみるといいかもしれません。よくあるシーリングライトをペンダントライトにしてみるだけで印象が雰囲気が大きく変わると思います」
近いうちにリビングで使うソファの購入を考えているというYukoさん。これからのお部屋づくりのコンセプトを聞きました。
「家族がくつろげる空間であり、休みの日は自分と向き合える空間にしたいですね。良い意味で、外に出たくなくなるような場所にしていきたいと思っています」
<文・撮影/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
(エディタ(Editor):dutyadmin)






