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有名タレントも広告塔に!ハワイ発アロマスクールのずさんで危険な内情とは? « ビューテ

時刻(time):2023-01-11 15:07源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
―連載「 沼の話を聞いてみた 」― 「人の上に立ちたいから認定講師になる」 「まずは自分が儲かることだけを考えろ」 「人をどんどん利用しなさい」 ハワイのヒーリング系スクール「マナ・リラクゼーション」(仮名)でレッスンに参加していたOさんが、その主催者X先生とスクールの認定講師メンバーから聞いた言葉だ。 Oさんは起業を目指し、このスクールと認定講
―連載「沼の話を聞いてみた」―

「人の上に立ちたいから認定講師になる」
「まずは自分が儲かることだけを考えろ」
「人をどんどん利用しなさい」

ハワイのヒーリング系スクール「マナ・リラクゼーション」(仮名)でレッスンに参加していたOさんが、その主催者X先生とスクールの認定講師メンバーから聞いた言葉だ。

Oさんは起業を目指し、このスクールと認定講師契約をした30代女性。事前にオンラインで確認したレッスン内容と、現地で教わる内容の落差に唖然となったのが、前回までの話。後編となる今回は、スクールで体験したことをさらに詳しく聞いていく。

【前回の記事】⇒「800万円をドブに捨ててしまった…」ハワイの“アロマスクール”にハマった女性の後悔

ハワイアロマ202301-2a

※写真はイメージです(以下同)

「ざっくり言えば、手早く儲けることが最優先。アロマやハーブを使ったセラピーの知識そのものは、軽視されている印象です。ビジネスである以上仕方ない部分もありますが、これのどこが自然を愛する人たちなのか? と幻滅しました。レッスンは、旅行者がちょこっと楽しむレベルでしたら問題ないのかもしれませんが、基本的にはみんな、そこの講師となることへ誘導されます。なのに内容が間違いだらけで、いい加減。レッスンだけでなく、X先生のSNSでも植物の間違った情報や危険な用法を山のように見つけることができます」








指導者の知識が間違いだらけ


この部分については、ハワイの植物をよく知る、スクールとは無関係の療法家にも一緒に確認をしてもらった。すると早々に、毒性のある植物でフラワーエッセンスやオイルを作っている投稿を見つけることができた。しかも、一部は飲用しているという記述まである。それが本当なら、明らかに危険な行為である。さらに筆者の素人目にもわかる「少し似てるが実は違うと」いう、明らかに間違った植物の写真と説明も掲載されていた。

X先生が美しい花を摘んでいる投稿は、現地在住の同療法家曰く「採取が禁止されている、商業施設のボタニカルガーデンと思われます」。ハワイの自然の素晴らしさを謳うスクールの代表がこの投稿を……と考えると、Oさんの嘆きも理解できる。「ハワイ固有種」と説明されている植物が、実は別の雑草や外来種だというケースも散見された。





ハワイの伝統&文化をビジネス利用


フラワーエッセンスを「ハワイ古来の決まりに則って作っている」と説明しているものもあったが、ハワイの伝統文化にフラワーエッセンスはないため、ここはX先生独自のアレンジだろう。

ハワイアロマ202301-2b
確かに「ハワイ古来のフラワーエッセンス」とは言っていないから、決して嘘ではないし、ハワイの花で作ったらそれは「ハワイのフラワーエッセンス」ではある。しかし、ハワイ古来の秘伝にフラワーエッセンスがあるのだと間違った解釈をする人もいそうである。

そもそも日本におけるハワイのイメージは、政府と企業が作り上げた観光キャンペーンによる都合のいいものであるため、「ハワイの文化をビジネスのために適当に扱っている」という点でこのスクールだけが責められることではないのかもしれない。しかし健康上ヤバそうな情報は、さすがにツッコまざるをえない。







「因果関係は調べようがありませんが、このスクールのレッスンに参加して体調が悪くなったというブログを何件か見かけました。デトックスの好転反応(※)とポジティブに解釈していましたが、それってもしや中毒症状では? いろいろ想像すると恐ろしくなります。しかしそうしたずさんさに問題意識を持っているスクール生は、ごくわずかです。アロマやハーブ、ヒーリングの正しい知識を活用したいというより、いかに稼ぐかが重要視されているからです。ですから、認定講師のカリキュラムを終了しないうちから生徒をすでに獲得しているようなスピリチュアルブロガーなどは、X先生の大のお気に入りでした」

※好転反応=治療によって体が改善に向かう中で、一時的に悪化した状態になる体の反応のこと。東洋医学で用いられる概念で、標準治療では用いられない。悪質な健康食品や美容サービスで健康被害が発生した際に利用されがちな言葉として、厚生労働省などからも「鵜呑みにしないよう」注意喚起されている。






いつ自分が標的になるかわからない


同じ金額を払っている受講生への指導内容に差があるとは、大手スクールではよほどのことがないかぎりありえないだろう。さらに、メンバー同士が裏で足を引っ張り合うことも、日常茶飯事。誰かを生贄にしておかないと、自分の不利益になるからだ。Oさんがオンライン通話で参加していたミーティングでも、こんな光景が確認できたという。まずX先生が、そこにいない人の悪口を言う。するとそれを聞いていた人は自分も言われたくない! と矛先を逸らすため、その場にはいない誰かが不満を漏らしていたなどと告げ口をするという。

ハワイアロマ202301-2e
「比較的年配のメンバーが入会したときは『もうあの年齢じゃ集客は期待してないけど、とりあえず認定講師の契約代金だけ払ってもらえればいいわ(笑)』とX先生が言っていたのを実際聞きました。私自身が告げ口されたこともあります。レッスン時間の圧倒的不足についてほかの受講生に相談したり、X先生に対する疑問を口にしたりしようものなら『陰でX先生の悪口を言っている』と。みんな、自分の悪口を言われたくないから、率先して誰かをやり玉にあげるんです」






それでもスクールをやめない理由


話を聞いていると「そんなスクールやめちゃえば?」と思うが、大金をつぎ込んだ以上、彼女たちはそう簡単に引き返せない。

「みんな、X先生をカリスマのようにもてはやしますが、本心ではなく、いかに有利に便宜をはかってもらうかの競争からだと感じています。もともとが、ヒーリングを真剣に学びたいというよりも、オシャレさや稼げるという謳い文句で集まってきた人たちも多そうですし。それっぽいビジュアルで、SNSでキラキラ発信をしているハワイのスクールの傘下としてビジネスしていると、日本のアロマテラピー協会と比べても 見栄えはしますよね。スクールは、ハワイの高級住宅地区にあります。そこでヒーリングについて学ぶ時間そのものは、非日常感がありとても素敵なものでした。そんな場所で、本物に触れて自由な人生を手に入れようと鼓舞されるのですから、X先生についていけば自分も輝けると錯覚した人も多いでしょう」








Oさんは結局、別のスクールで10万円ほどかけて足りない知識を補った。いざ日本で認定講師として活動を始めると、サポートしてくれるはずのスクールとまたもやトラブルが発生する。

「自分が開催する講座で使うハーブや精油などはX先生のスクールから購入しなければならないのですが、送られてくるハーブが生乾きだったこともありました。現地でX先生夫妻が庭で作っているブツもあるので、本当に適当です。雑貨扱いで検疫も通されていないようですが、植物なのに大丈夫か……!? と不安しかありません。ハーブを大量に輸入して税関で引っかかり、まともに対応してもらえない認定講師もいます。ほかにも明らかに香りが違う精油が送られてきたり、輸送中に容器から漏れてしまい、中身が減っているものも。なのに返品交換に応じてくれず『何か漏れちゃうんだよねー』『張り替え用のシール送るわ』。容量が足りないことを言っているのに、液漏れで汚れたラベルを張り替えるしか選択肢がないって何なんでしょう」






800万円かけて登録できなかった修了証


こうしたずさんさに加え、雑貨として輸入しているはずのフラワーエッセンスを、国内のスクールやカフェで飲用に使っている認定講師も複数いるという。

ハワイアロマ202301-2c
「ハワイから送られてきたというだけで素晴らしいものだと錯覚してしまうのかもしれませんが、化粧品とも食品とも認可されていない手作りの雑貨を店や講座で飲用させるなんて、健康的にはもちろん法律上もアウトでしょう」

そうした惨状を確認し、最終的には認定講師の加入金や諸々の費用トータル800万円を「ドブに捨てた」とあきらめフェードアウト。スクールで「これがあれば米国のアロマ団体にセラピスト登録できる」と説明されていた修了証も、いざ申請をしてみたところ「レッスンの時間数が足りていない」と却下されたという。






スクールを離れ、返済に追われる日々


Oさんは現在、個人で美容サロンを運営しているが、スクール関連の借金返済が現在も毎月15万円発生するため、副業も多数抱えている。3足、時には4足のわらじを履く生活だというから壮絶だ。

「そんな生活に限界を感じ、自己破産の相談に駆け込むような状況にまで陥りました。ハワイのスクールを辞め、関係者と縁は切ったのに、借金を支払いつづけていることでいまだ沼の中にいるような気持ちです」

ハワイアロマ202301-2d
金銭トラブルだけでなく、危険と思われるアロマの利用法をめぐっては、マルチ商法(ネットワークビジネス)系のものに昨今注目が集まっているが、こうして世に広く知られていないものが、まだまだ山ほどある。X先生のSNSでは「偽物は多いけどうちのは本物!」と呼びかけられているが、「本物」とは何だろう? 異論を許さない沼の主が本物と言えば、傘下である沼の住人は「本物です」と言うしかない。外からは見えにくい、沼の支配は恐ろしい。

【前回の記事】⇒「800万円をドブに捨ててしまった…」ハワイの“アロマスクール”にハマった女性の後悔

<文・取材/山田ノジル>
山田ノジル
自然派、○○ヒーリング、マルチ商法、フェムケア、妊活、〇〇育児。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のない謎物件をウォッチング中。長年女性向けの美容健康情報を取材し、そこへ潜む「トンデモ」の存在を実感。愛とツッコミ精神を交え、斬り込んでいる。2018年、当連載をベースにした著書『呪われ女子に、なっていませんか?』(KKベストセラーズ)を発売。twitter:@YamadaNojiru




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