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モラハラ彼氏と別れ、44万円かけて「卵子凍結」した42歳女性の胸のうち « ビューティーガー

時刻(time):2022-03-03 13:38源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
いつか子どもが欲しいと思っていても、「いまは忙しくて出産のことは考えられない」「結婚したいと思える相手がいない」という女性も多いですよね。そうこうするうちに、 大切な“産みどき”を逃してしまわないかと不安 になることもあると思います。 そんな女性たちには、不妊に苦しむか、「産まない」という選択肢しか残されていないのでしょうか。 写真はイメ
 いつか子どもが欲しいと思っていても、「いまは忙しくて出産のことは考えられない」「結婚したいと思える相手がいない」という女性も多いですよね。そうこうするうちに、大切な“産みどき”を逃してしまわないかと不安になることもあると思います。
 そんな女性たちには、不妊に苦しむか、「産まない」という選択肢しか残されていないのでしょうか。

仕事 女性

写真はイメージです(以下写真すべて同じ)

 そこで、一つの選択肢として上がるのが、「若いうちに、卵子を採取して凍結させておき、出産したいタイミングに体外受精をする」、「卵子凍結」という方法です。
「卵子を凍結して、保存することなんてできるの?」と驚く人も多いかもしれませんが、実は卵子凍結は、欧米などではすでにメジャーな高齢不妊の予防医療でもあります。

『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』
 そんな「卵子凍結」について、利用方法から治療の内容までわかりやすく解決したのが、生殖工学博士である香川則子氏の監修した『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』。本書より、卵子凍結を経験した女性のエピソードを紹介しながら、卵子凍結のメリットや費用について解説します(この記事は本書の内容を抜粋・再構成したものです)。

離婚を経て、卵子を凍結。可能性を残して自由に暮らす


【松井奈々さん(仮名・42歳)】
コロナ禍で地方都市の地元にUターン移住。
東京と地方を行ったり来たりしながら、猫2匹と暮らすフリーランス。バツイチ。

卵子凍結

香川則子 監修『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』より









卵子凍結

香川則子 監修『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』より

恋人との別れをきっかけに「卵子凍結、やろう!」と決意


 温泉が有名な地方都市。センスのいい戸建ての持ち家で、愛猫と優雅に暮らす松井奈々さん(仮名・42歳)は、41歳で卵子凍結に踏み切りました。きっかけは、お付き合いをしていた恋人との別れだったと言います。

「子どもを持つならもうタイムリミットだろうとは思っていたので、結婚も視野に入れていたんですけどね……。モラハラに耐えられず、別れを決意しました。結婚への未練はさほどなかったのですが、子どもはやっぱりほしいかもしれない。そう思ったら、自分でも驚くほどすぐに、クリニックに問い合わせメールを送っていました」

夫婦喧嘩 別れ話 離婚
 そのとき松井さんは39歳になっていました。「卵子凍結、やろう!」と、今度は実際に動いてみると、多くのクリニックが、採卵の上限年齢を37歳に設定していました

「さすがにちょっと焦りましたね(笑)。ただ、結婚していたときに卵管造影検査を受けたクリニックの上限が40歳の誕生日までだったので、ラストチャンスだと思ってすぐに問い合わせました。もう数日で誕生日が来てしまうタイミングだったんです」




一度の採卵で、6個の卵子を凍結。費用の合計は44万3300円


 そこからの行動力は凄まじく、一切無駄のない最短スケジュールで卵子凍結プロジェクトを進めました。メールで可否を問い合わせた翌週には初診を受け、血液検査(AMHなど)と超音波検査を済ませ、その翌週にはホルモン検査などを実施。超特急で駆け抜け、約1か月で無事、採卵となりました。

「採卵時、私は部分麻酔を選んだのですが、とても痛かったので全身麻酔のほうがいいと思います(笑)。とはいえ、朝8時に受付をして、10時前には退院していたので、なんともあっけなくはありましたね

 一度の採卵で、6個の卵子を凍結した松井さん。かかった費用の合計は44万3300円で、凍結上限の45歳まで毎年10万円程度を支払う予定です。凍結をしたことでなにか気持ちに変化があったかを問うと、意外な答えが返ってきました。








風邪薬が家にあるくらいの安心感


凍結したからといって、これで必ず妊娠できるとは思っていません。得られたのは、風邪薬が家にあるくらいの安心感でしょうか。もう結婚への執着はそんなにないのですが、やっぱりいい人と出会いたいし、思いやりのあるパートナーはほしいですね」

 離婚後しばらく恋愛はこりごりと、リモートワークが多くなったコロナ禍で地元にUターン移住した松井さん。ですが、なんとここにきて3人の男性から一気にアプローチされるというモテ期が到来しているのだそうです。

地方 田舎 別荘 ログハウス
「どうなるかはわかりませんが、久しぶりに楽しいです(笑)。この状況を楽しめるのは、たしかに凍結したことで心に余裕が生まれたからなのかもしれませんね」

 凍結したからといって、必ずしも全員が出産を選ぶわけではありません。ただ、選択肢を持てることが、心の余裕に繋がることは間違いないのでしょう。松井さんの笑顔からは、自分らしい幸せを掴めるかもしれないという喜びが溢れていました。




若い卵子があれば、30代後半以降でも出産確率は上がる


 母体の年齢が上がれば、卵子の老化や流産の増加、卵巣機能の問題などで、体外受精をしても成功率は下がります。

 でも、そこで老化していない卵子を使って体外受精をすると、仮に母体が30代後半以降であっても、妊娠率はぐっと上昇します

卵子凍結

出典 CDC:Assisted Reproductive Technology(2017)

 卵子を凍結保存する上で重要なのは、「何歳のときに、卵子を保存するか」です。卵子の老化は31歳頃から始まり、35~39歳にかけて、急激に進んでいきます。そのため、不妊治療で効果を得るためには、遅くても34歳くらいまでに卵子を採取し、保存しておく必要があるのです。








凍結保存した卵子だと、妊娠しにくくならないの?


 現在、日本では第三者からの精子提供は法律婚をしている夫婦に対し、認定施設のみで人工授精することが可能です(特段、精子提供の制度は進んでいません)。今後、卵子提供に関する制度が整備されていく可能性はありますが、基本的には不妊治療を行う場合は、自分の卵子を使うしか方法はありません。
 もしも、日本で体外受精を行うのであれば、若いうちに卵子を保存することが、極めて重要になっていきます。

不妊治療 体外受精 顕微授精
 卵子凍結の大きなポイントは、独身の女性であっても、卵子の保存は可能である点です。
「現在、パートナーがいないけど、いずれは子どもがほしい」という方は、いざ結婚して自然妊娠が難しいと感じたときに、凍結保存しておいた若い自分の卵子を使って、体外受精を試みることができます。

卵子凍結
 新鮮な採取したばかりの卵子と凍結保存しておいた卵子とでは、前者のほうが受精率は高いのではないか……と感じるかもしれませんが、凍結保存した卵子が、新鮮な卵子に比べて妊娠しづらいということはありません




卵子凍結保存を行う費用はどのくらい?


 卵子凍結保存は、不妊治療と同じく、すべて自由診療で行われます。健康保険が利かないため、高額になりがちです。
 金額は病院によって差がありますが、検査や採卵時に必要な薬、採卵手術の費用などをすべて合わせると、初期費用としては50万円から80万円ほどかかります

 また、卵子凍結を行う場合、継続的なコストとしてかかるのが、保管料です。凍結卵子の保管料は、卵子1個につき1年間あたり1万円ほど。採卵できる卵子は複数個であることが多いため、仮に10個卵子を採取して保管している場合は、毎年10万円程度の費用が必要になります。

 もしも、30歳で卵子を10個採卵して、39歳まで保管した場合は、保管料だけで90万円必要になる……ということ。








将来的に不妊治療にかける金額が安くなる?


 一時的に見ると高い金額ですが、30代からの10年後、20代からの20年後と考えたときに、本当に「高い」のか。それは判断が分かれるところでしょう。

 もしも、仮に不妊治療をする事になった場合は、1回の治療で30~70万円ほどかかります。一回目の治療で妊娠に至らなかった場合は、その後、何度も不妊治療を繰り返すことになり、人によっては1000万円以上の費用がかかることがあります。しかも、それだけのお金をかけても、出産に至らない可能性もありえます。

卵子凍結
 しかし、同じ不妊治療をするにしても、若い頃に採取した卵子があれば、10年後、20年後に採取した自分の卵子よりも、妊娠する可能性は2倍にハネ上がります

 若い卵子で体外受精に臨むことで、より成功率が上がり、治療の回数を抑えられるので、少ない費用で不妊治療を終えられる。それを考慮した場合、卵子凍結にかかる費用を高いと感じるか、安いと感じるかは、人それぞれの価値観次第でしょう。




「精神的余裕が生まれること」もメリット


 成功率以外にも、卵子凍結を行うメリットとして挙げられるのが松井さんのように「精神的余裕が生まれること」です。

「卵子凍結」はいまを大切に生きるための技術にほかなりません。特効薬もなく、寝ても覚めても、卵子は日々、老化していく。社会性不妊の心配に煽られた毎日から、早く解放されたい。そういう女性のための技術なのです。心配事を手放すことができたぶんだけできることを見つけて、それをスタートさせることもできます。

【香川則子】
生殖工学博士。日本低温医学会評議員、ルイ・パストゥール医学研究センター・文理融合型先端医科学研究室研究員。京都大学で博士号を取得、世界最大の不妊治療専門施設の附属研究所で8年間の研究キャリアを積む。卵子、卵巣組織の凍結保存技術開発や臓器移植技術開発など不妊症患者やがん患者を救う数々の世界初の研究成果を生み出しながら臨床応用を実現。卵子凍結のカウンセリングや保管を行うプリンセスバンクの代表を務める。

<構成/ビューティーガール編集部>
ビューティーガール編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa




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