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妻が不倫の尻ぬぐいまで。結婚後、夫を子供返りさせてしまった後悔 | ビューティーガール

時刻(time):2021-01-28 15:33源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
夫婦の形は、子どもの有無をはじめ環境の変化によって、どんどん変わっていく。最初は恋人同士の感覚が強くても、いつまでも同じ気持ちでいることはむずかしい。 それぞれがお互いとの関係をどうしていきたいのか、そこに差異が生じる時期もあるだろう。 夫と自分の関係が、「できの悪い長男」と「教育する母」のようになってしまったと後悔する女性の話を聞いた

 夫婦の形は、子どもの有無をはじめ環境の変化によって、どんどん変わっていく。最初は恋人同士の感覚が強くても、いつまでも同じ気持ちでいることはむずかしい。

 それぞれがお互いとの関係をどうしていきたいのか、そこに差異が生じる時期もあるだろう。

 夫と自分の関係が、「できの悪い長男」と「教育する母」のようになってしまったと後悔する女性の話を聞いた。

夫婦喧嘩カップル破局

写真はイメージです(以下同じ)

ずっと恋人感覚でいたかったのに


「結婚するとき、子どもができてもお互いのことはママパパとは呼ばない、夫婦は男女、ずっと恋人同士の感覚を忘れないようにしようと話し合ったんですよ」

 そう言うのはアヤコさん(39歳)だ。29歳のとき、3年つきあった2歳年上の男性と結婚、30歳で長女を、33歳で長男を出産し、共働きで生活してきた。

「とはいえ、やはり夫はあまり役には立たなかった(笑)。言えばやってくれるけどというレベルでした。だけど根気よく言って家事育児に慣れてもらうしかなかったので、一時期、私は夫の教育係と割り切っていたんですよね」

 子どもたちを寝かしつけては一緒に寝てしまう、離乳食はほぼ缶詰めという夫の育児を見ても、アヤコさんは文句を言わなかった。文句を言って夫のやる気を削いではいけないと思っていたからだ。

「あのへんですでに夫婦関係は親子関係に変わりつつあったんだと思う。でもこれは子どもが小さいから、もう少し大きくなったら関係性はまた変えることができると信じていました」

 ところが夫のほうは、「ママに見守られる長男」の役割が意外と気に入ったようだった。たまの休日、「今日はママが料理作るよ」と張り切って言うと、子どもたちより夫のほうが「わーい。ママが作ってくれるんだ」と喜ぶようになっていた。

「私も心が揺れましたが、夫婦関係を立て直すより、やはり子どもたちとの安定した生活をするほうが優先順位が高かったんですよね。だから夫の子ども返りを見て見ぬふりをするしかなかった」

 それでも5回目の結婚記念日に、「これからは男女の感覚を取り戻したいなあ」とつぶやいたことがある。夫は「そうだね」とは言ったものの、すぐに「ねえ、ママ」と話しかけてきた。アヤコさんは頭を抱えた。

妻に甘える夫



不倫の尻ぬぐいまでさせられて


 現在、長女は9歳、長男は6歳となった。夫は41歳、不惑を超えた。

「いちばん惑(まど)っているのは夫かもしれません」

 2年ほど前、夫の不倫が発覚した。本人は「たった1回の過ち。魔が差した」と言い訳をしたが、それについてはアヤコさんは信じていない。

「目の前で彼女に電話をかけて別れてと言ったんです。そうしたら『同じ会社だから、そうやって斬り捨てると、あとあと怖い』と言う。

 きっぱり別れられないなら、私は子どもたちを連れて出ていくというと、渋々電話をかけた。でも相手に泣かれたみたいでうろたえて電話を切っちゃったんですよね」

 頭にきたアヤコさんは、夫の電話を取り上げてリダイヤル。

「私、〇〇の妻ですけど、家庭不和になると困るので別れてやってください。子どもたちにも教育上、よろしくないので。わかってもらえました?」

 大きな声で脅すかのようにそう言ったという。彼女は泣いていたそうだ。

「泣こうがわめこうが、いけないことをしているのは夫と彼女。もちろん、夫にも次にあったら離婚だからねと念を押しました」








甘えてくるようになった夫


ニート、ヒモ夫、同棲 そこからアヤコさんの夫を見る目が変わった。夫をひとりの男として見るより、やはり「できの悪い長男を教育する母」になってしまったのだ。

「夫の浮気は、あくまでも本人に責任をとらせたほうがよかった。今はそう思います。あのときは私が出ていったほうが終息が早いと判断してしまったんですが、夫は結局、私がなんとかしてくれると思ってしまったようで……」

 さらに許されていると思い込んでいるので、それからも何かにつけて甘えてくるようになった。

「仕事の愚痴なんかも多いですね。私もフルタイムで働いているから,人の愚痴を聞いている暇はないんですが、夫は『アヤコはいつでも適切な判断をしてくれるから』と。

 頼られていると思うとうれしいような気がしてがんばってしまうのが、私の悪いクセなのかもしれません」

 夫はそんなアヤコさんの性格を見越しているのかもしれない。それはそれでバランスのとれた夫婦なのかもしれないが、「この関係はあと10年で崩壊すると思う」とアヤコさんは危機感を強めている。

「10年たったら、子どもは自分の世界をもっている。15年たったらふたりとも自立しているでしょう。そのとき夫婦が残って母と息子ごっこはできない。私が壊れてしまいます」




「子ども返りする夫を許してしまったのが私のミス」


子供夫 だからなんとか夫の精神的自立を促したいところなのだが、その方法が見つからないとアヤコさんは嘆く。

「子どもたちが自立していくのにともなって、長男を自認している夫のことも自立させていきたい。

 たとえば受験とか友だち関係とかで子どもが迷ったとき、夫に相談させることも考えています。大人の男性と結婚したつもりでいたのに、今になってこんなことで悩むのもつらいんですが……」

 最期は苦笑するしかないといった様子のアヤカさん。自立していたはずの夫の子ども返り、そしてそこからもう一度自立させなければならない妻の苦労ははかりしれない。夫が子ども返りするかどうかは結婚前には予測もできないことだから。

「子どもが生まれてから、子ども返りする夫を許してしまったのが私のミスだったかもしれません。あのときもうちょっときちんと大人になることを促(うなが)しておけばよかったとは思っています」

 そもそもそうやって夫をコントロールしなければいけないことが妻の負担になっているとも言えるのだが……。夫婦のバランスはつくづくむずかしい。

―シリーズ「結婚の失敗学~コミュニケーションの失敗」―

<文/亀山早苗>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数




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