この原因として、少しずつ注目され始めているのが「腸下垂」です。
胃下垂は聞いたことがある方も多いと思いますが、腸下垂とはどのような状態なのでしょうか。
今回は、お腹まわりをスッキリさせるために、腸下垂の原因とその対策についてご紹介します。

聞き慣れない「腸下垂」はどのような状態?

腸を支えている筋肉の力が落ちることで、小腸や大腸が定位置から垂れ下がった状態になっていることを「腸下垂」といいます。
主な原因としては、腸を支えている腹筋や背筋の力が落ちてしまうことです。
運動不足などで筋力が落ちることもあれば、無理なダイエットによって筋肉が細くなることでも起こります。
また、慢性的に便やガスが腸内に溜まっていると、それによって膨らんだ腸を筋肉で支えきれずに腸下垂になることもあります。
この症状が続いていたら「腸下垂」かも?

腸下垂の代表的な症状は、慢性的な「ひどい便秘」です。
内臓が垂れ下がることで、便を排出するための活動が妨害されるため、腸内に便が溜まり続けます。
さらに、腸が食べ物を消化する力が落ちてしまうため、胃が必要に以上に胃酸を出そうとします。
そのため、胃の痛みを感じるようになります。
また、内臓のはたらきが落ちることで代謝が落ちて、体温が下がります。
そのため、冷え性に悩まされ、頭痛や肩こりなどの原因にもなります。
見た目の特徴としては、立った状態でへその下あたりからポコンとお腹が出ていると、腸下垂の可能性があります。
腸下垂には便秘改善と筋力アップの対策を!

腸下垂を改善するためには、便秘を改善することとお腹まわりの筋力を強くすることが大切です。
便秘の改善には、野菜などから食物繊維を摂ることが大切です。
また、寝起きに硬水のミネラルウォーターをコップ1杯飲むことで、便をやわらかくして排出を促すことができます。
お腹まわりの筋力を強くするためには、骨盤を引き締める運動を行います。
◯ 布団などで仰向けになり、両膝を立てます
◯ 両膝を揃えたまま、息を吐きながら右側に倒します
◯ 両膝を揃えたまま、息を吐きながら左側に倒します
この運動を、1日に5~10セット行いましょう。
勢いよく膝を倒したり戻したりせず、ゆっくりと動かすことによって下腹部の筋肉をバランスよく鍛えることができます。
腸下垂が慢性化する前に早め対策を!

腸の位置が垂れ下がる腸下垂は、お腹がポコンと出てしまうだけでなく、慢性的な便秘などを引き起こします。
そのためには、食事と運動の両面からできるだけ早めの対策を取ることが大切です。
どちらもすぐに始められる対策なので、毎日の生活習慣に取り入れましょう。
便秘の改善だけでも数キロのダイエット効果があるので、さっそく腸下垂の対策を始めてみませんか?