湿度が低い季節になると、肌の乾燥に悩まされないだろうか。手はもちろん、体全体がカサカサになるということで困っている人もいることだろう。ただ、体の乾燥であれば、クリームをつけ服を着れば多少は保湿効果も高まる。だがそれが難しいのは手、そして唇である。ぷっくり潤った唇は女性であればチャームポイントになる。男性だってガサガサした唇では彼女や奥さんにキスを嫌がられてしまうかもしれない。ゆえに、唇のケアというのは男女ともに乾燥する季節にはやっておいて損はないのである。そこで今回は唇が乾燥する原因やリップクリームの選び方、乾燥対策について、銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子先生に話を聞いた。
■唇自体が乾燥しやすい構造
まずは唇が乾燥しやすい理由を説明いただいた。
「唇は粘膜移行部といって、顔や体の皮膚とは構造が異なります。角層が非常に薄く皮脂腺がないので、バリアが脆弱です。皮膚の水分を保持するためには皮脂膜、角質細胞間脂質、天然保湿因子の三要素が必要ですが、皮脂膜以外の二つが特に重要です。これらは表皮細胞がターンオーバーの過程で自ら作り出すのですが、唇のように角層が薄い部分は不十分になりやすいため、そもそもとして乾燥しやすいのです」(慶田先生)
唇は元々、水分を保つのに必要な三大要素が皮膚と比べて不十分になりがちとのこと。加えて外部からの影響を非常に受けやすいということで、湿度が低くなる秋冬には乾燥が進んでしまうのだ。
「唇が乾燥する原因は寒気や大気の乾燥だけではありません。唇が唾液で濡れた後に水分が蒸発すると過乾燥になりやすくなります」(慶田先生)
唇が乾いたと感じた時、舌で唇をぺろっと舐める癖がある人は乾燥がさらに進んでしまうので要注意だ。
■覚えておきたい「リップクリームの選び方」
唇の乾燥対策ということで思い浮かぶものはリップクリームである。数多くの市販リップクリームの中から、どのようなものを選べばよいのか慶田先生に聞いてみた。
「刺激が少なく、皮脂膜の代わりに蒸発を防ぐワセリンやオイルなどのエモリエント(油分)だけでなく、天然保湿因子やヒアルロン酸など、水分を抱え込む性質のある保湿成分(モイスチャライザー)を含むものがよいでしょう。もしも、リップクリームを塗っても改善しないならば、口唇炎を生じている可能性があるので皮膚科を受診してください」(慶田先生)
次回新しくリップクリームを購入する際には、香りやパッケージだけではなく、成分もしっかり確認したい。
■食事・呼吸の仕方も大切
最後に慶田先生からリップクリームで保湿する以外で注意すべき点を教えていただいた。
「唇を舐めず、無理に皮をむかないようにしましょう。また、唇は食べ物の刺激を受けやすいため、食事の際は塩分などの刺激物が唇に付かないように食べてください。そして普段から鼻で呼吸をするよう心がけましょう」(慶田先生)
乾燥を防ぐためには普段から唇を刺激しないよう、食事や呼吸の仕方にも注意が必要であることがわかった。
今回慶田先生が教えてくれた唇のケアは秋冬にこだわらず、年間を通じてできるものだ。これを機に日頃の唇のケアを今一度見直し、魅力的な唇を目指してみては。
なお、「教えて!goo」では「唇の乾燥が気になります」と、唇の乾燥に関する悩みとそこに寄せられた回答を紹介中だ。
● 専門家プロフィール:慶田 朋子
銀座ケイスキンクリニック 医学博士。日本皮膚科学会認皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部卒。「メスを使わないエイジングケア」をモットーに医療機器や注射によるナチュラルな若返りに定評あり。食と美容、健康など幅広い知識から、雑誌やテレビでも活躍。著書「365日のスキンケア」(池田書店)。
教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)
■唇自体が乾燥しやすい構造
まずは唇が乾燥しやすい理由を説明いただいた。
「唇は粘膜移行部といって、顔や体の皮膚とは構造が異なります。角層が非常に薄く皮脂腺がないので、バリアが脆弱です。皮膚の水分を保持するためには皮脂膜、角質細胞間脂質、天然保湿因子の三要素が必要ですが、皮脂膜以外の二つが特に重要です。これらは表皮細胞がターンオーバーの過程で自ら作り出すのですが、唇のように角層が薄い部分は不十分になりやすいため、そもそもとして乾燥しやすいのです」(慶田先生)
唇は元々、水分を保つのに必要な三大要素が皮膚と比べて不十分になりがちとのこと。加えて外部からの影響を非常に受けやすいということで、湿度が低くなる秋冬には乾燥が進んでしまうのだ。
「唇が乾燥する原因は寒気や大気の乾燥だけではありません。唇が唾液で濡れた後に水分が蒸発すると過乾燥になりやすくなります」(慶田先生)
唇が乾いたと感じた時、舌で唇をぺろっと舐める癖がある人は乾燥がさらに進んでしまうので要注意だ。
■覚えておきたい「リップクリームの選び方」
唇の乾燥対策ということで思い浮かぶものはリップクリームである。数多くの市販リップクリームの中から、どのようなものを選べばよいのか慶田先生に聞いてみた。
「刺激が少なく、皮脂膜の代わりに蒸発を防ぐワセリンやオイルなどのエモリエント(油分)だけでなく、天然保湿因子やヒアルロン酸など、水分を抱え込む性質のある保湿成分(モイスチャライザー)を含むものがよいでしょう。もしも、リップクリームを塗っても改善しないならば、口唇炎を生じている可能性があるので皮膚科を受診してください」(慶田先生)
次回新しくリップクリームを購入する際には、香りやパッケージだけではなく、成分もしっかり確認したい。
■食事・呼吸の仕方も大切
最後に慶田先生からリップクリームで保湿する以外で注意すべき点を教えていただいた。
「唇を舐めず、無理に皮をむかないようにしましょう。また、唇は食べ物の刺激を受けやすいため、食事の際は塩分などの刺激物が唇に付かないように食べてください。そして普段から鼻で呼吸をするよう心がけましょう」(慶田先生)
乾燥を防ぐためには普段から唇を刺激しないよう、食事や呼吸の仕方にも注意が必要であることがわかった。
今回慶田先生が教えてくれた唇のケアは秋冬にこだわらず、年間を通じてできるものだ。これを機に日頃の唇のケアを今一度見直し、魅力的な唇を目指してみては。
なお、「教えて!goo」では「唇の乾燥が気になります」と、唇の乾燥に関する悩みとそこに寄せられた回答を紹介中だ。
● 専門家プロフィール:慶田 朋子
銀座ケイスキンクリニック 医学博士。日本皮膚科学会認皮膚科専門医。日本レーザー医学会認定レーザー専門医。東京女子医科大学医学部卒。「メスを使わないエイジングケア」をモットーに医療機器や注射によるナチュラルな若返りに定評あり。食と美容、健康など幅広い知識から、雑誌やテレビでも活躍。著書「365日のスキンケア」(池田書店)。
教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)
