
色々とダイエットを試したけれども、いまひとつ効果が感じられない……。
他の部分は痩せたのに、ぽっこりお腹はすっきりしない。という女性も多いのではないでしょうか。
実はぽっこりお腹の原因は、内臓下垂や骨盤の歪みなど、体のバランスに問題があることが少なくありません。
今回は、ぽっこりお腹の原因とその対策について探っていきます。
ぽっこりお腹の原因1:内蔵下垂

ぽっこりお腹の原因で一番大きな鍵を握るのが、“内臓下垂”かもしれません。
お腹の部分には、胃や腸などがつまっていますが、それらは膜や靭帯でお腹の中につながっているだけです。そして胃や腸は食べ物を消化する際に、激しく動く必要があります。また、食べたものの重量で、大きさが容易に変化するのため、しっかりとは固定されていません。
そのため、ちょっとしたことで内臓の位置は変化します。その内臓を、大きく動きすぎないように支えているのが、お腹の内側にある筋肉=インナーマッスルです。
インナーマッスルがきちんとはたらいていれば、内臓はしっかり支えられ、本来あるべき場所におさまります。しかし、インナーマッスルの筋力低下が起こると、内臓は重力で下がり、ぽっこりお腹の原因となってしまいます。
両手を頭の後ろで組んで行う、いわゆる腹筋運動は、おもにお腹の表面にある腹直筋に対してのアプローチですので、いくらがんばっても、ぽっこりお腹がなかなか解消されないことがあります。
上半身はやせたのに、お腹はちっともやせない女性は、内臓下垂が原因かもしれません。
■ 内臓下垂のチェック方法
・食後下腹がぽっこりでている
・上半身はやせているのに下腹はぽっこりしている
・よくげっぷがでる
・姿勢が悪い
・便秘しやすい
・運動はあまりしない
内臓を支えるインナーマッスルは、腹横筋をはじめとして、骨盤底筋、大腰筋などがあります。そして。これらの筋肉のはたらきに大きくかかわるのは、正しい姿勢です。
常に正しい姿勢をとるだけでも、インナーマッスルが正しく働きやすくなるので、トレーニングになります。
■ 正しい姿勢とは?
正しい姿勢とは、以下の図のように横からみると耳-肩先(肩峰)-股関節(大転子)-膝蓋骨の後ろ-外踝がまっすぐにならぶ姿勢です。

(出典:http://www.body-make.in/?p=841)
正しい姿勢のチェック方法
1. 壁に沿って立ち、頭と背中とお尻とかかとを壁につける
2. 腰と壁の間に手のひら1枚分の隙間であればOK
・腰と壁の間がせまければ猫背気味。腰と壁の間がひろければ、背骨が反り気味です。*
□ より簡単に!ひざ立ちで姿勢を確認しよう
正しい姿勢の感覚がわかりにくい人は、ひざ立ちをしてみましょう。
ひざ立ちは骨盤が正しい位置にないと、とてもバランスがとりにくい姿勢です。
骨盤が正しく機能するので、その上にある背骨やインナーマッスルも正しい位置にセットされ、自然と正しい姿勢になります。
正しい姿勢とは、骨で頭を支えられている姿勢。その感覚がつかめたら、そのまま立ち上がってください。それが正しい姿勢です。
■ 内蔵を支えるおもな筋肉とは?
それでは、内臓を支えている主なインナーマッスルの働きを紹介していきます。
内臓下垂が改善すると、腸の動きや血流も良くなり、便秘も改善するといわれています。また、インナーマッスルが機能すると代謝がよくなり、脂肪もつきにくくなるとのことです。
□ 1:腹横筋

(出典:http://www.self-conditioning.com/transversus_abdominis_muscle.html)
腹筋群はお腹の一番奥にあり、背骨からお腹の前方まで走っている大きな筋肉。
[color1:水平方向に筋繊維が伸びており、収縮するとベルトをしめるようにお腹まわりを引き締めます。きちんとはたらくとコルセットのような働きをしてくれる筋肉です。
□ 2:骨盤底筋

(出典:http://www.self-conditioning.com/pelvic_floor_muscles.html)
骨盤底筋も、ぽっこりお腹を解消するうえで重要な役割を担っています。骨盤底筋は、肛門や尿道周囲のいくつもの筋の総称です。腹横筋と共同し、内臓を下からしっかり支え、腹圧を上げるはたらきをします。
女性であれば尿を我慢したり、排尿をコントロールしたり、またはお尻の穴をしめるときにはたらく筋肉です。
骨盤底筋も、腹横筋と同じく、体が上に伸びるときにはたらきやすいのです。上に伸びをして、骨盤が前傾したときに(腰を反らす動き)、骨盤底筋が収縮する感覚が得やすいでしょう。
□ 3:大腰筋

(出典:http://www.pt-pilates.info/?p=1883)
大腰筋とは、腰の少し上の背骨から始まり骨盤の前をとおり、足の付け根に付着している筋で、上半身と下半身をつなぐ筋です。
大腰筋には以下のおもなはたらきがあります。
1. 太ももを上げる
2. 腰(腰椎)を左右に曲げる
3. 骨盤を前傾させる(腰を反る動き)
4. 体に重さがかかったときに踏ん張る力としてしっかりと体を支える
とくに大切な働きは、3と4です。
背骨から左右にはしる大腰筋は、体の柱として姿勢を安定させています。姿勢保持にとても大切な筋肉なのです。大腰筋が働かないと骨盤が後傾(腰が後ろに曲がる動き)し、ぽっこりお腹の原因になってしまいます。
大腰筋は、伸びながらはたらく、ということが大切です。もも上げなど、大腰筋を縮める作用のエクササイズが取り上げられます。これも確かに大腰筋の働きのひとつではありますが、姿勢保持のためには、筋を伸ばしながらはたらかせるエクササイズの方が効果が高いと思われます。
■ トレーニングで鍛えよう
腹横筋をはじめとするインナーマッスルは、意識して動かせるものではありません。
意識して筋肉を固めようとすると、インナーマッスルではなく表面の筋肉が働き、逆効果となることもあるようです。腹横筋は、体が上に伸びるときにはたらきやすいので、トレーニングのときもそれを意識すると良いでしょう。
□ ドローイン
ドローインをひとことで説明すると、お腹をへこましながら息を吐くトレーニング。
ドローインを行う上で大切なのは、一緒に骨盤底筋をつかうということです。インナーマッスルと骨盤底筋が正しくはたらくことで、より効果があがります。
1. あおむけに寝て、ひざを立てます
2. 胸からお腹へ息がはいるイメージでお腹をふくらませながら息を吸います
3. 今度はお腹をへこましながら息をはきます
これを5~10回、3セット行いましょう。
お腹をへこますときに、お尻をしめるように意識します。また、少し腰を反らすと感覚がつかみやすいです。
□ 座ってドローイン
先ほどのドローインを座って行います。このときも必ず正しい姿勢を意識して、お腹をへこますときに、背筋を上にのばし、お尻をしめるように力をいれましょう。
ドローインの良いところは、いつでも、どこでも行えるという点です。
呼吸法を覚えてしまえば、寝ているときでも、座っているときでも、立っているときでも、歩きながらでも行えます。
気軽にできるドローインを、ぜひ日常生活に取り入れてみましょう。
□ 大腰筋のはたらきを確認しよう
この動画には、チェック方法の後に大腰筋のトレーニング方法も紹介してあります。ハードなため自信がある方はためしてみてください。
チェック方法は2人で行います。家族や友人に手伝ってもらいながら行いましょう。
1. 椅子に座ります
2. もうひとりの人に、ひざの頭からまっすぐに手のひらを上に伸ばし、顔の前に壁をつくってもらいます
3. その状態で、手のひらにぶつからないように立ち上がります
手のひらに頭がぶつかった人は、腸腰筋がうまくはたらいていません。
□ 立って行う大腰筋ストレッチ
1. 椅子を準備します
2. まず椅子に片足を乗せる。
3. 体は正面を向き、なるべく背骨がまっすぐの状態で、前足を曲げながらゆっくり前方に体重をかける
4. 後ろ足が伸びきった状態で20秒体重をかける。この時腰が反らないように注意する
左右2セット行いましょう。
ぽっこりお腹の原因2:骨盤の歪み

骨盤の歪みは、インナーマッスルの筋力低下や、体の歪みを引き起こし、正しい姿勢が保てなくなってしまいます。その結果、ぽっこりお腹になってしまうのです。
■ なぜ骨盤が歪むの?

(出典:http://www.masubuchi-mdc.com/case/kotuban/)
骨盤は、大きくわけて3つの部分から構成されています。
左右に寛骨(腸骨・恥骨・坐骨の総称)といわれる大きな骨、腰側に仙骨と呼ばれる骨、そして仙骨の下に尾骨です。
左右の寛骨は、腰のほうでは仙腸関節という関節でつながり、前では恥骨結合という軟骨でつながっています。この仙腸関節の部分が上下や前後にずれることで、骨盤に歪みが生じます。
そもそも女性の骨盤は、男性と比べると出産があるためひらきやすい形なのです。出産時は恥骨結合がゆるみ、骨盤がひらき、赤ちゃんの通り道をつくります。そのため出産後は恥骨結合が元の位置に戻らなかったり、戻ったとしても緩みやすく安定しないため、歪みやすい体となってしまうのです。
■ 骨盤の歪みをチェックしよう
・座るときに足を組むくせがある
・立っているときに片方の足に重心をかけている
・カバンをいつも同じ肩にかけている。
・長い時間同じ姿勢でいることが多い
・仰向けに寝て全身の力を抜いたとき、つま先が開く角度が左右で違う
・首がどちらかに傾いている
・肩・骨盤の上端(でっぱった所)・ひざの高さが左右で違う
・太もも・ひざ・ふくらはぎ・くるぶしの内側で、左右くっつかない場所が2箇所以上ある
・猫背・反り腰である
当てはまる項目が多いほど骨盤が歪む生活、またはすでに歪んでいる可能性があります。
□ 骨盤歪み改善エクササイズ
1. 肩幅に立ち、腰に手をあてる
1. 腰を左右交互に10回動かす
2. 前後に10回動かす
3. 大きく骨盤を1回まわし反対側もまわす
□ 骨盤矯正ストレッチ
1. あおむけに寝て手を広げる
2. 足を腰はば程度にひらく
3. 右のひざを曲げやや外にだす
4. 内側にたおし膝が床につくようにストレッチする
5. 左足も同じようにする
6. 床につきにくい足は20秒つきやすい足は10秒ストレッチを行う
3セット繰り返しましょう。
□ 骨盤歩き運動
1. ひざをのばして床にすわる
2. 手を胸で交差させる
3. おしりを交互にだして骨盤で歩くように前にすすむ
4. 前に10歩すすんだら10歩下がる
2~3セット行いましょう。
ぽっこりお腹の原因3:内臓脂肪と皮下脂肪

ぽっこりお腹の原因のひとつには当然、脂肪をいう原因もあげられます。
脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があり、このふたつがぽっこりお腹の原因である可能性が考えられるのです。
内臓脂肪とは腹膜の内側、内臓のまわりにつく脂肪のこと。お腹の中の腸間膜や腹膜、内臓のまわりにべったりとついています。また、この脂肪は皮膚の上からつまめません。一般的に男性につきやすいといわれます。生活習慣が大きく影響し、つきやすいけれども、落ちやすい脂肪です。
皮下脂肪とは皮膚のすぐ下につく脂肪です。内臓脂肪とは反対に皮膚の上から容易につまむことができ、女性につきやすいといわれています。一度ついてしまうと、なかなか落ちない脂肪です。
■ 内臓脂肪と皮下脂肪の見分け方
自分についている脂肪は内臓脂肪なのか皮下脂肪なのか見分ける方法を紹介します。
最近の体重計には、それぞれの脂肪の量が測定できる機能がついているものもありますが、体重計をもっていない場合でも、簡単なチェック方法があるのです。
その脂肪内臓脂肪?皮下脂肪?
自分のお腹の脂肪をつまんでみましょう。
・脂肪があまりつまめない、お腹もそんなにでていない→内臓脂肪も皮下脂肪も多くないタイプ
・脂肪があまりつまめないが、お腹はぽっこりでている→内臓脂肪が多いタイプ
・脂肪がたくさんつまめるが、その下のお腹はそんなにでていない→皮下脂肪が多いタイプ
・脂肪がたくさんつまめるが、その下のお腹もぽっこりでている→皮下脂肪・内臓脂肪ともに多いタイプ
■ 内臓脂肪を落とすには食べ過ぎ防止が効果的
内臓脂肪は、高カロリー・高脂肪なものの食べすぎでつくことが多いといわれています。消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が高いと内臓脂肪はついてしまうのです。
内臓脂肪は食べ過ぎるとすぐについてしまいますが、少し食べ物に気をつけ、運動をするとすぐに落ちる脂肪です。
まずは食生活を見直して、油っぽいものを少し控えたり、食べすぎないように気をつけてみてください。メニューのなかの一品だけでも高脂肪のものを食べるかわりに、先ほど説明した食物繊維を多く含む食べ物を食べるようにしても良いでしょう。
また、朝食をとることで、基礎代謝があがり、内臓脂肪がつきにくいからだになるといわれています。反対に過度の食事制限は、体が飢餓状態だと判断してしまい、脂肪がつきやすい体質へ変化してしまいます。
□ 運動は有酸素運動がおすすめ
運動では、有酸素運動を行うと効果的に内臓脂肪を落とせるでしょう。
具体的には、ウォーキングや水泳など。水泳は全身運動で消費カロリーも多く、とても良い方法ですが、プールまで行ったり、水着に着替えたりとなかなか大変です。そのため、生活の中で簡単に行えるのはウォーキングをおすすめします。
ウォーキングの効果を高めるポイントは、1日30分程度、『早く歩く』、もしくは、『足を高く上げて歩く』こと。また、歩くときに背筋を伸ばしておへそから足を動かすような意識をもつことで、インナーマッスルがはたらき、脂肪燃焼の効果が期待できます。
時間がない人は、生活の中で、バス停ひとつ歩いてみる、極力階段をつかうようにする、歩くときに背筋を伸ばして大またで歩くなど、少し心がけるだけでも変わってくるでしょう。
■ 皮下脂肪を落とすには気長に取り組むことが重要
皮下脂肪には、体を外部の衝撃や、温度変化から守ってくれる役割があります。
また、エネルギーが足りなくなった時の貯蔵庫の役割もはたします。摂取カロリーが多い時期にせっせと体にためて、飢餓状態がきた時に備えているわけです。このような意味もあり、いちどついてしまった皮下脂肪は、少々脂肪やカロリーを制限してもなかなか落ちない脂肪となっています。
皮下脂肪を落とすには、摂取カロリーをへらしつつ、皮下脂肪を落とす運動を行う必要があります。皮下脂肪を落とす運動は、というと、こちらも有酸素運動になるのです。
食事の見直しと、有酸素運動。内臓脂肪・皮下脂肪とも、減らすために行うことは同じですが、皮下脂肪のほうが時間がかかります。毎日気長に取り組むことが大切です。
ぽっこりお腹の原因4:便秘を解消する

便秘もぽっこりお腹の原因のひとつ。
インナーマッスルがはたらき、骨盤の歪みが解消することで、便秘も良くなってくることもいようですが、食生活からもアプローチを行うことで、より効果を実感しやすいでしょう。
便秘体質チェック
・3日以上便がでないことが多い
・残便感がある
・お腹をさわると硬いものにふれる
・お腹がはりやすい・ガスがたまりやすい
上記の症状がある人は、便がお腹につまって、ぽっこりお腹になっている可能性があります。また毎日便がでていても、実は腸の中には便がつまっていて、上から押し出されるように少しずつでている場合もあるようです。
■ 便秘のタイプを知ろう
また、便秘と一口でいっても種類があるのです。
自分がどのタイプの便秘なのかを確認することが改善への第一歩になるでしょう。
□ 痙攣性便秘
・お腹はゴロゴロ鳴るのに便がでない
・出てもいつもコロコロ便
・ 便秘と下痢をくりかえす
・環境の変化がきっかけで便秘になった
上記に当てはまる人は、腸が緊張状態にある可能性があります。このタイプの便秘には水溶性食物繊維を多く含む食べ物をとると良いといわれています。
□ 弛緩性便秘
・便の回数が少ない
・お腹の動きがあまりない
・年をとって便秘になった
上記に当てはまる人は、腸の動きが悪くなっている可能性があるそう。このタイプの便秘には不溶性食物繊維を多く含む食べ物をとると良いそうです。
■ 油をとることで便秘が改善できる!?

便秘がちになると、薬にたよる人も多くいますが薬を継続して飲み続けると、体が自分で便を出すことを忘れてしまいます。できれば、食べ物や運動で消化することが体のために良いでしょう。
便秘の人におすすめしたい食品のひとつに油があります。油は腸の中で潤滑油としてはたらいて排便をたすけます。
油というと太るイメージがあるためか、ダイエット中の女性などは油が不足して便秘になることも多いようです。
油には、体に良い油と悪い油があるので、注意が必要ですが、体に良い油は健康増進にも役立ちます。
□ エクストラヴァージンオリーブオイル
オリーブオイルには、オレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸は、小腸では消化されにくく、大腸まで届き、ぜん動運動をうながしてくれるそうです。そのほかにも、動脈硬化や心疾患、高血圧などの予防にも良いとのこと。
一番効果が期待できる時間帯は、腸のぜん動運動が一番活発な朝食時。大さじ1杯程度を朝食時にサラダにかけたりトマトジュースに入れて飲んでみましょう。
オリーブオイルにもいろいろ種類がありますが、エクストラヴァージンオリーブオイルを使用してください。エクストラヴァージンオリーブオイルは、非加熱でオリーブを絞ってろ過しただけなので、良質なオレイン酸がより多くふくまれています。
大人の場合は、毎日大さじ2杯程度が適量。そのうちの1杯を朝、摂取すると良いかもしれません。
□ 亜麻仁油
亜麻仁油には、αリノレン酸が豊富にふくまれています。αリノレン酸は青魚にもふくまれる油です。少しくせがあり飲みづらいようですが、摂取量は1日小さじ1杯程度で良いとのこと。
便秘解消のほかに、内臓脂肪の減や、アトピーや花粉症などのアレルギー症状、認知症、糖尿病、生理痛、生理不順などに効果があるそうです。
亜麻仁油は非常に酸化しやすいので、過熱や、直射日光に気をつける必要があります。開封したら、冷蔵庫に保存し1ヶ月程度でつかいきるようにした方が良いでしょう。
50度以上で酸化がはじまるので、食べるときはそのまま食べたり、パンにつけたり、納豆に混ぜて摂取する方法がおすすめ。食べる直前にお味噌汁に入れる程度は大丈夫とのことです。
□ ヴァージンココナッツオイル
ココナッツオイルは、腸内の絨毛というひだの奥まで入り込み、腸内の汚れをきれいにしてくれます。
また、ココナッツオイルにふくまれる中鎖脂肪酸は、コレステロール値をほとんど上げず、中性脂肪を減らしてくれる働きがあり、ダイエットにも良いとのことです。ラウリン酸という母乳にもふくまれる成分があり、免疫力もあがるそう。
今まで何をためしても効果を感じられなかったのに、効いた、といった体験談も多くみられますが、実は筆者もそのひとりです。
1日の摂取量は、大人で大さじ2杯程度が適量。しかし、最初からたくさんとると下痢をおこすこともあるため、最初は少量から試してみてください。
おすすめのとり方は、コーヒーや紅茶に入れて飲む方法です。少しくせのある風味も、フレーバーコーヒーのような感覚でおいしく飲めます。
注意点としてひとつ、ココナッツオイルを購入するときは、ヴァージンココナッツオイルを選択しましょう。ココナッツオイルの中には、ろ過・漂白・消臭という過程を経て、商品化されるものも少なくありません。この薬品を使った処理がほどこされていないのが、ヴァージンココナッツオイルです。
■ 食物繊維の多い食べもので便秘を改善
食物繊維は、消化されずに、便として体外に排出されてしまいます。排出時は、腸に残った便も一緒に吸着し排出してくれることも。
また、食物繊維には、水溶性と不溶性のものがあります。
水溶性の食物繊維は、腸内でゲル化して(ゼリー状になる)、便を軟らかくし排出をうながします。その多くがヌルヌル・ネバネバしています。糖質やコレステロールをいっしょに吸着して排出してくれるほか、腸内の善玉筋のエサになってくれるので、腸内環境も良くしてくれるようです。
不溶性の食物繊維は、腸の中で水分を吸収し便のかさを増し、腸のぜん動運動をうながします。形状は繊維状で、いわゆる食物繊維のイメージに近いのはこちらの方です。食物中の有害物質をいっしょに体外へ排出し、大腸がんの予防にもなるそう。
しかし、便秘がひどいときに、不溶性の食物繊維を多くとりすぎると、便がつまることもあるので、注意が必要です。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランス良く食べることが大切。理想的なバランスは、水溶性:不溶性=1:2とのことです。
□ 水溶性食物繊維が多い食べもの
・アボカド
・おくら
・納豆
・なめこ
・めかぶ
・わかめ
・やまいも
・ごぼう
・熟した果物
□ 不溶性食物繊維が多い食べもの
・野菜類(ごぼう、切干大根、ブロッコリーなど)
・穀類(ライ麦、そば)、豆類(いんげん豆、大豆、えんどう豆)
・きのこ類
・熟していない果物
・こんにゃく など
とくに納豆やごぼうは、水溶性食物繊維も、不溶性食物繊維も豊富に含まれており、便秘解消におすすめ。
また、こんにゃくは原料には水溶性食物繊維が含まれていますが、製造の過程で凝固剤を使用するため、売っているこんにゃくは不溶性の食物繊維となのだそうです。
ぽっこりお腹の原因5:病気の可能性も

ぽっこりお腹の原因として、覚えておきたいのが「病気」という可能性です。
可能性としては低いかもしれませんが、発見が遅れると命にもかかわることがあります。知識として知っておくと安心でしょう。
ぽっこりお腹が原因で考えられるおもな病気
・卵巣のう腫
・卵巣がん
・子宮筋腫
・子宮がん
・大腸がん
■ 卵巣のう腫
卵巣のう腫は、卵巣にできる腫瘍の90%を占め、そのほとんどが良性です。
さわるとやわらかく、大きくなるとこぶし大、それ以上にもなります。初期の自覚症状はありませんが、のう腫が大きくなると、外からふれて気がついたり、腰痛・腹痛・頻尿・便秘などが起こってきます。
また、卵巣の根元がねじれる、『茎捻転』を起こすと激痛がはしります。
■ 卵巣がん
卵巣にできるがんです。同じく初期には自覚症状がほとんどありませんが、腫瘍が大きくなってくると、下腹部に違和感を感じたり、腹水がたまり膨満感を感じたりします。
卵巣の病気のチェック
・最近便秘や頻尿が気になる
・最近生理痛がひどくなった
・最近生理の量が増えた
・最近急に下腹部のふくらみが目立ってきた
・下腹部痛や腰痛がある
・下腹部にしこりのようなふくらみがある
以上のような症状が気になったら、一度婦人科を受診してみましょう。
■ 子宮筋腫
子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍のことです。無症状のことも多く、検診で発見されることも少なくありません。
症状としては、生理痛がひどい、生理の量が多い、血の塊が混ざる、などがあり、筋腫が大きくなるとお腹がふくらみ、頻尿、下腹部のおもさ、腰や下肢のしびれなどの症状がでてきます。
小さいうちは、経過観察が多いのですが、大きくなると切除などが必要になってきます。
■ 子宮がん
子宮がんは、子宮の内側を覆っている上皮細胞から発生するがんです。子宮の入り口付近(子宮頸部)にできるものが子宮頸がん、子宮の奥(子宮体)にできるのが子宮体がんです。
子宮頸がんの初期症状は、性交時の子宮頸部への刺激による出血がありますが、自覚症状はほとんどありません。子宮体がんの初期症状としては生理以外の不正出血、おりもの増加などです。
どちらも進行すると不正出血やおりものが顕著になります。水溶性、血性、膿性のおりものが増え悪臭を発します。そしてがんが大きくなると腹水などの影響で下腹部がふくらむことがあります。
従来日本では、子宮頸がんが80%以上を占めていましたが、最近では食生活の欧米化などで子宮体がんも増えているとのこと。子宮頸がんは、20~30歳で発症する人が増えており、若い頃からの検診の必要性が高まっています。
子宮頸がんは、ヒトパピローマウィルスというウィルスに感染することで発症します。ヒトパピローマウィルスには、性交渉経験のある女性の50%が感染するといわれており、決してめずらしいことではありません。
通常は免疫力などで、排除されるのですが、まれに排除されないままにがんが発生してしまうことがあるとのことです。
■ 大腸がん
大腸がんは女性において死亡率が高いがんのひとつでもあります。大腸がんは、早期の段階では、ほとんど症状がみられません。しかし、進行してくると、出血、下痢と便秘を繰り返す、腹痛などの症状がでてきます。
また腹水によってぽっこりお腹になることがあります。また、がんが栄養をとってしまうので、体重は減ったのにお腹はぽっこりしている、ということも起こってきます。
ぽっこりお腹は原因別に対処しよう

女性のぽっこりお腹の原因は、悪い姿勢とインナーマッスルの筋力低下による内臓下垂や、骨盤の歪み。そして、内臓脂肪や皮下脂肪、便秘が関係している可能性があります。
気になるぽっこりお腹は、日常生活の中で簡単に取り入れられるアプローチ方法を試してみましょう。
また、それらとは別に、ぽっこりお腹にひそむ病気の可能性は覚えておくことが大切です。ぽっこりお腹の前に、腹痛や不正出血などの症状が気になった場合は、病院へ行きましょう。