世界の"彫刻品"に恋をした
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手の届かない、触れることの出来ない
彫刻に恋をしました。
彫刻を始めとした美術品は、不朽です。
永遠に人々を魅了し続けているからこそ、
人間の美しさや、生、心、神といった
永遠に明確な答えはない概念に
ちょっとしたヒントを与えてくれるのです。
Winged Victory of Samothrace
■サモトラのニケ
【サモトラのニケ】
製作者 : サモトラケ島で活動していたスコパスの弟子(古文書がないため一説による)
制作年 : 紀元前190年(古文書がないため一説による)
概要 : この彫刻品は、勝利を告げる女神を表しています。
翼のある女性像の足元には、船の舳先の形をした台座があります。
女神が勝利を伝えるために、祝福とともに船の舳先に舞い降りた瞬間を捉えました。
*女神の魅力
現代でも大人気のスポーツ用品メーカーの
ナイキ社の社名が、勝利の女神二ケに由来しています。
躍動感のあるこの作品は、女性の社会進出が謳われる
現代に生きる我々だからこそ、強いメッセージ性を感じられます。
羽をつけた勝利の女神ニケは、
天地創造の神を彷彿させるほどの勢いと、
女性ならではの柔らかさで人々を魅了しています。
▼ 所蔵場所 : ルーブル美術館(パリ)
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Venus de Milo
■ミロのヴィーナス
【ミロのヴィーナス】
製作者 : アンティオキアのアレクサンドロス(推定)
制作年 : 紀元前130年頃
概要 : ミロのヴィーナスはギリシア神話におけるアプロディーテーの像と考えられています。
アプロディーテーは、愛と美と性を司るギリシア神話の女神で最高の美神とも言われています。
*ミロのヴィーナスはなぜ腕がない?
時に最高の美神とも言われるミロのヴィーナス。
彼女の最大の謎は腕がないこと。
発見された当時にはすでに腕がなかった、とされています。
腕がないからこそ、芸術価値が上がったと主張する芸術家もいるそう。
実際、どうして腕がないのかは不明のまま。
運ばれているうちに取れてしまったなどの諸説があります。
▼ 所蔵場所 : ルーブル美術館(パリ)
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David
■ダビデ像
【ダビデ像】
製作者 : ミケランジェロ
制作年 : 1501~1504
概要 : 後に解説する、ピエタに並ぶミケランジェロの代表作。
人間の力強さや美しさの象徴とも見なされています。
ダビデはキリスト教の旧約聖書におけるイスラエル王国の統治者です。
*ダビデの目は♡形?
実はこのとても男らしくて勇ましい男性の
瞳の中にハートマークが刻まれているのです!
実は当時はハートマークが愛を示しませんでした。
戦いを目前として、闘志に燃えている
瞳に差し込んだ光がそのまま刻まれたのです。
知る人ぞ知るポイント♡
見に行った際には注目してみてください。
▼ 所蔵場所 : アカデミア美術館(フィレンツェ)
The Thinker
■考える人
【考える人】
製作者 : オーギュスト・ロダン
制作年 : 1902
概要 : 当初は「詩人」と名づけられました。ロダンはまず装飾美術博物館の門を、
ダンテの「神曲」に着想を得て制作し、それを『地獄の門』と名づけまじた。
この「考える人」はその門の頂上に置かれる一部分にあります。
*何を考えているの?
この考える人は製作者のロダンを指しているという説と、
上記のダンテを指しているという説があります。
さて、彼は何を考えているのでしょう。
その脳内は製作者を含め誰にもわかりません。
地獄の門の上で、人間の愚かさに悩んでいるのか
あるいは恋に悩んでいるのか。
いずれにせよ、人間は誰しも悩むからこそ
この彫刻は永遠に人々を魅了しているのでしょう。
▼所蔵場所 : ロダン美術館(パリ)
Pietà
■ピエタ
【ピエタ】
製作者 : ミケランジェロ
制作年 : 1499
概要 : 十字架に磔の刑に処せられた、キリストを抱く母マリアの彫刻。
実は、沢山の芸術家がピエタを製作しています。
1番有名なのはバチカンのサン・ピエトロ大聖堂にあるピエタです。
*世界で1番小さな国にある世界最高峰のピエタ
ピエタが所蔵されているバチカン市国は世界で1番小さな町。
特にサン・ピエトロ大聖堂は、ここを訪れると他ヨーロッパ諸国の
聖堂で満足できなくなってしまう、という人がいるほど
圧巻の美しさを放っています。
世界で1番小さな町に、世界で1番と言える(作品に優劣はつけ難いですが)
作品があるという点にも魅力を感じます。
▼所蔵場所 : サン・ピエトロ大聖堂
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神っているんだ
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印象に残った作品を追い求めて
広い世界を旅して欲しい、
そんな願いを込めました。
彫刻品は、時に人間の存在意義や
美の概念、人生とはなにか、といった
疑問のヒントを我々に教えてくれるのです。
まるで神様のような存在ですよね。
永遠に人々を魅了し続ける作品に
恋をしてはいかがでしょうか?