
夏といえば、暑さで食欲が低下し、体重も減ってしまう季節…といったイメージがありますが、実は反対に「体重が増えてしまった!」というかたも結構いらっしゃるようです。
今回はこの気になる「夏太り」について、医師に話を聞いてみました。
夏太りって何?
夏太りと聞くと、アイスクリームやビールなどを思い浮かべるかたもいらっしゃると思いますが「あまり食べていないのに、気づいたら体重が増えていた」というケースも、意外と多いようです。
その原因としては、
・夏特有の気候
・夏場についしてしがちな、間違った生活習慣
などが挙げられます。
意外な事実1:夏も「むくみ」やすい!
夏太りの原因の一つとして考えられるのが、むくみ。
ちょっと意外かもしれませんが、夏は非常にむくみやすい季節です。
原因としては、末梢血管が収縮して熱を体の中に保っておこうとする冬とは逆のメカニズムで、夏場は、熱を放散して体温を下げようとし、血管が拡張します。
そのために、血液中の液体成分である「血しょう」がしみだして、むくみやすくなります。
さらに、夏場は汗をかいたりする影響でどうしても塩気の強いもの、味の濃いものがほしくなります。このこともむくみやすさに拍車をかけてしまいます。
むくみによって余分な水分が体内に貯留すると、当然体重は増加してしまいます。
特に、運動習慣のない方やお年寄り、女性などはどうしても筋肉量が少ないので、よりむくみやすい傾向にあるといえるでしょう。
意外な事実2:夏の「代謝」はあまり良くない!
それから、誤解が多いのが「夏場は代謝がよく、エネルギーを消費しやすい」というイメージです。
実は、夏場は何もしなくても環境が温暖ですから、自分で熱を産生する必要がなく、日常生活上の代謝は冬場に比べ、意外に多くないのです。
汗をかくから代謝がよい、とは限らないのですね。
意外な事実3:夏の「高カロリー食」に注意!
「夏バテするから」「夏だからスタミナつけなきゃ」と、夏の気候を理由に、高カロリーの食事をとる機会を増やしていませんか? ときにはいいでしょうが、回を重ねれば、必要以上のカロリーをとりすぎる結果になります。
甘いスポーツ飲料で、熱中症予防をしたりすることもありますね。
確かに、塩分やミネラルの補充は大切なことですが、一日何本もペットボトルを開けるようなことは問題です。
夏に口にしたくなる、冷たい食べ物や飲み物は、甘みやくどさを感じにくいので、多量の糖分、生クリームなどの脂肪分を摂取してしまうことがあります。
医師からのアドバイス
夏太りを防ぐ方法としては、
・一日3食バランスの取れた食生活
・飲食物は、常温またはそれ以上の温度にすること
を心がけるとよいでしょう。
また、暑さを理由に、物事がおっくうになって動くことが少なくなることも夏太りの大きな原因の一つといわれます。こまめに体を動かす習慣を維持していきたいですね。
(監修:Doctors Me 医師)