

大人ニキビができると、高いパックをやるといったスキンケアにのみ力を入れる人がいますが、実は、大人ニキビは体の中のホルモンバランスが影響していることが多いのです!
ホルモンバランスの乱れは、イライラや生理不順などいやなものを引き起こしてしまう原因にも。
ホルモンバランスの影響を知って、大人ニキビができにくい美肌に近づきましょう!
体の中では2種類のホルモンがはたらいている
体の中では、エストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンがはたらいています。
まずは、ホルモンとはどのようなものなのかについて知っていきましょう。
■ 卵胞ホルモン(エストロゲン)

女性らしさをつくるホルモンといわれているもの。
生理の終わる少し前から排卵日付近までに分泌量が増えます。
イライラやリラックスを司る自律神経の動きや、皮膚や骨など体の作りやはたらきにも大きく関わっているホルモンです。
■ 黄体ホルモン(プロゲステロン)

女性の大切な機能である、妊娠を司るホルモンです。
おもに生理前に分泌量が増え、生理前後に起こる生理痛にもプロゲステロンが影響しています。
また、肌にツヤを出してくれる反面、過剰に皮脂を分泌するので、美容面において大敵なホルモンといえるでしょう。
しかし、受精卵が子宮内に着床しやすい状態を作り、妊娠後は妊娠を継続させるはたらきがあるため、女性にとってなくてはならないホルモンかもしれません。
ホルモンバランスが乱れるとどうなるの?

エストロゲンもプロゲステロン、どちらも大切なはたらきをしており、両者の分泌がバランス良く行われていることが理想です。
しかし、女性ホルモンはとても繊細なのでバランスを崩しがち。
では、ホルモンバランスが乱れるとどのようなことが起こるのでしょうか?
■ 症状1:大人ニキビ
ホルモンバランスが乱れると、皮脂を過剰に分泌するそう。
過剰な皮脂は、毛穴詰まりを起こして大人ニキビを作る原因とされています。
■ 症状2:肌のザラつき

ホルモンバランスの乱れによってエストロゲンが減少すると、肌の潤いは失われ、肌の表面にある角質層の生まれ変わりであるターンオーバーが正常に行われなくなるかもしれません。
そうすると、肌の表面にはいつまでも古い角質層が存在するため、肌をザラつかせると考えられています。
■ 症状3:メイク崩れしやすい
男性ホルモンの増加によるターンオーバーの乱れで、古い角質が残ったままだと肌はだんだんザラいてくるでしょう。
その結果、メイクがきれいに乗らなくなる可能性があります。
「ホルモンバランスの乱れ」による大人ニキビのメカニズム

ホルモンバランスの乱れは、プロゲステロンや男性ホルモンを増加させ、皮脂を過剰に分泌し、毛穴詰まりやターンオーバーの乱れを引き起こすもの。
こうして、大人ニキビを作る原因となるのです。
では、大人ニキビができる、よりくわしいメカニズムを見ていきましょう。
■ テカリ、毛穴詰まりによる大人ニキビ
ホルモンバランスの乱れによる大人ニキビの原因のなかでもっとも考えられるものは、男性ホルモンの増加によって皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりを起こしてニキビになることです。
ベタつきやテカリが気になる人は、これに当てはまる可能性が高いでしょう。
■ 生理前にできてしまう大人ニキビ

生理前になると大人ニキビができてしまうけれど、「生理が終わるころには治っている」という人は、生理前に多く分泌されるプロゲステロンの影響を受けているかもしれません。
プロゲステロンは、妊娠のためにとても大切なものですが、むくみを引き起こし皮脂を過剰に分泌するので、「ブスホルモン」とも呼ばれるほど、肌にとっては大敵なのです。
■ あごまわりにできる大人ニキビ

「ほかの部分はニキビができないのに、あごまわりに集中してニキビができる」
「治っても、あごに繰り返しニキビができる」
このようなニキビも、ホルモンバランスの乱れによる大人ニキビといえるでしょう。
男性はあごにヒゲが生えるように、女性にとっても、あごはホルモンと関わりの深い場所なのです。
ホルモン治療によるホルモンバランスの改善法

ホルモンバランスの乱れを整えるには、規則正しい生活や質の良い睡眠、ストレスを溜め込まずにスポーツや趣味などで発散することが大切でしょう。
しかし、ホルモンはとてもデリケートなため、セルフケアでのパーフェクトな改善は難しいと感じる人も多いよう。
そのような人におすすめなのは、クリニックで受けられるホルモン治療です。
ホルモン治療とは?
ホルモンバランスの治療は、低用量ピルを使用するクリニックが多いといえるでしょう。
そこで、低用量ピルによるホルモン治療のメリットとデメリットを紹介します。
■ ホルモン治療のメリット

まずは、ホルモン治療の3つのメリットから見てみましょう。
□ メリット1:大人ニキビの改善
ホルモンバランスが安定することで、過剰な皮脂分泌がなくなり大人ニキビができにくくなります。
□ メリット2:肌質改善
過剰皮脂がなくなり、美肌ホルモンであるエストロゲンが正常にはたらくようになると、自分の肌で保湿ができるので、テカリが少なくなり乾燥しにくくなる肌への改善も期待できるかもしれません。
□ メリット3:PMSの改善
生理前になると、イライラや不安感が強くなってしまうPMSもホルモンバランスの乱れによるもの。
ですので、ホルモン治療によって改善できる可能性は十分にあるといえるでしょう。
■ ホルモン治療のデメリット
次は、ホルモン治療の4つのデメリットを見てみましょう。
□ デメリット1:妊娠ができない

低用量ピルは、妊娠をするために必要なプロゲステロンのはたらきを抑えてしまうので、服用中は妊娠する機能がストップしてしまうことに。
しかし、妊娠を考えたときに服用を止めれば妊娠は可能です。
□ デメリット2:一時的なニキビ
服用して数週間のうちは体が低用量ピルに慣れていく期間のため、一時的にニキビができてしまう人もいます。
続けて服用していると数か月で収まる人が多いといわれており、ホルモン治療を受ける場合は、ある程度の長期治療が必要でしょう。
□ デメリット3:むかつきや落ち込みなどの精神が不安定になる人も

人によっては、イライラや何もないのに気分が落ち込み、元気が出ないといった副作用が起こる例も。
処方されたピルが合わない場合や、ホルモン治療そのものが合わない場合など、人によって原因はさまざまなので、そのような症状が出た場合は我慢せずに医師に相談してみてくださいね。
□ デメリット4:むくみ
エストロゲンは体内の水分保持にも関係しており、ホルモン治療を受けると、「むくみが起こり、なんだか太りやすくなった」と、感じる人が多いようです。
美容のためにホルモン治療を検討する場合は、マッサージでのむくみケアも必要かもしれません。
大人ニキビはスキンケアだけでなくホルモンバランスも大切

なかなか治らない大人ニキビは、スキンケアだけでなくホルモンバランスなど体内のケアも重要な役割を持っています。
また、ホルモンバランスの改善法として「ホルモン治療」を紹介しましたが、メリットがあると同時に、副作用がとても多く、記載したものはほんの一例です。
ですので、ホルモン治療は、気軽に始めるというよりはしっかりとリサーチしてから取り組むことをおすすめします。
睡眠やストレス解消など、できることからスタートし、ホルモンバランスのれた体質を手に入れて大人ニキビと無縁の美肌を作りましょう!