時間に余裕ができたあなたに捧ぐ。
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夏休みの課題図書、なんてものがあった頃が懐かしい。
最近は本を全然読んでいないかも…という方たちに。
これを読んだらまず携帯は遠くにおいて本を代わりに手にとりましょ♡
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昔好きだった本を読み返してみれば、あの頃の気持ちが思い出せるかもしれない。
はたまた昔とは違う視点の自分に成長の喜びを感じるか、それを悲しみと捉えて自分を見つめなおすきっかけになるか。
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あの頃は難しくて読めなかったけれど、今なら読めるかもしれない。
挑戦してみるのももちろん素敵なことです。
本との向き合い方は人それぞれですが、おすすめしたい本をご紹介します!
裏庭(梨木香歩)
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始まりから、はっきりととらえどころのない悲しみ、苦しみが溢れ出し、心に訴えかけてくる作品。主人公は小学生の女の子ですが、お母さん側からの視点でも語られているので。大人でも読みごたえのある作品です。
昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた――教えよう、君に、と。少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。
13日と13週と13カ月と満月の夜(アレックス・シアラー)
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魔法、魔女、様々な呪文…本当にこの世にあると信じて疑わなかった昔の自分。
今でも夢を忘れた大人になりたくなくて、信じる心を持ち続けている方はいらっしゃいますか?
ただの夢見物語だと思わないで下さい。忘れていた何かをこの本が思い出させてくれるかもしれません。
多部未華子さんが、この本をきっかけに読書するようになったとおっしゃっていたので、読んでみた。小学生の女の子カーリーが、メレディスという転校生と出会うところから物語ははじまる。メレディスにはグレースというおばあちゃんがいて、ある日会話をするのだが…。すごい!面白い!スリリングで読み始めたら止まらない。中盤、カーリーがおとしめられたときは私も一緒に絶望したし、最後は2人と一緒に喜んだ。面白かった!
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龍のすむ家(クリス・ダレーシー)
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不思議。
この言葉がぴったりな本です。
一度読んでみなければ、このいい意味での奇怪さは伝わりにくい!と思わず人に勧めたくなります。
人間の心の核心を突いてくる作品です。
下宿人募集――ただし、子どもとネコと龍が好きな方。
そんな奇妙な張り紙を見て、デービットが行った先は、まさに“龍だらけ”だった。家じゅうに女主人リズの作った陶器の龍が置かれ、2階には《龍のほら穴》と名づけられた謎の部屋があった。リズはそこで龍を作っているというが、奇妙なことにその部屋には窯がない。いったいどうやって粘土を焼いているのか……。ひっこし祝いに、リズはデービットに「特別な龍」を作ってくれた。それは片手にノートを持って、鉛筆をかじっているユニークな龍だった……。
刺青(谷崎潤一郎)
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本が好きでしたら、谷崎潤一郎の名を知らない人はいないでしょう。現代のでないと読めないと思っている方でも大丈夫。難しい言い回しも多いですが、噛み砕くようにゆっくり読んでいけば引き込まれてしまうはず。
刺青師清吉には、光輝ある美女の肌を得て、それへ己の魂を彫り込むという年来の宿題があった。
彼の心に適った女を捜し続けた四年目の夏の夕べ、駕籠(かご)からこぼれた白い足を目にし、その持ち主こそ求め続けた女であることを確信するが、駕籠はいず方ともなく去ってしまう。
翌年の春半ば、偶然駕籠に乗っていた娘が彼の家へ訪ねて来た。
清吉は娘に二本の巻物の絵を見せ、「これはお前の未来を絵にしたものだ」と告げる。
絵は今にも刑に処せられんとする生け贄の男を眺める暴君紂王の寵姫末喜を描いたものと「肥料」と題する若い女が桜の幹へ身を寄せて、足下の男たちの屍骸を見つめている図柄であった。
絵の女の性分を持っていることを告白し、絵を恐れて見ようとしない娘に、清吉は麻酔を嗅がせ、一昼夜をかけて娘の背中一杯に女郎蜘蛛の彫り物を仕上げる。
それは清吉の魂と全生命を注ぎ込んだものであった。
眠りから醒めた娘には臆病なところは微塵もなくなり、清吉に向かって「お前さんは真先に私の肥料(こやし)になったんだねえ」と言い放つ。
帰る前にもう一度刺青を見せてくれと頼む清吉の願いに応えて肌を脱いだ娘の背中は、折からの朝日を受けて燦爛と輝いた。
人間失格(太宰治)
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『恥の多い生涯を送って来ました』
現代で真っ当に生きている人たちからすれば、衝撃的な告白の連続。
人間が人間として、人間と生きる意味を問う作品。
初めて読む人は、心して読むべきです。
いまに、ここから出ても、自分はやっぱり狂人、いや、癈人(はいじん)という刻印を額に打たれる事でしょう。
人間、失格。
もはや、自分は、完全に、人間でなくなりました。
消滅(恩田陸)
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舞台は空港。
これから飛行機でどこかへ旅行に行く予定がある人は、その前に読むと面白いかもしれません。
現実に起こっては欲しくないですが…
重苦しいシリアスな雰囲気の中にも、笑わせてくれるポイントがあり、飽きることがありません。
一気に読みきってしまうのがおすすめです!
202X年9月30日の午後。日本の某空港に各国からの便が到着した。超巨大台風の接近のため離着陸は混乱、さらには通信障害が発生。そして入国審査で止められた11人(+1匹)が、「別室」に連行される。この中に、「消滅」というコードネームのテロを起こす人物がいるというのだ。世間から孤絶した空港内で、緊迫の「テロリスト探し」が始まる。
推定少女(桜庭一樹)
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本の中ならなんでもあり。そんな簡単な話ではないけれど、こんなこと起きたらワクワクしてしまうかも!と勇気あるあなたなら思うはず。
とある事情から逃亡者となった“ぼく”こと巣篭カナは、逃げ込んだダストシュートの中で全裸の美少女・白雪を発見する。黒く大きな銃を持ち、記憶喪失を自称する白雪と、疑いつつも彼女に惹かれるカナ。2人は街を抜け出し、東京・秋葉原を目指すが…直木賞作家のブレイク前夜に書かれた、清冽でファニーな成長小説。幻の未公開エンディング2本を同時収録。
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教団X(中村文則)
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メディアでもなんども取り上げられている作品です。
長い話なので苦手な人は途中で飽きてしまうかもしれません。ストーリー性というより、登場人物一人一人の人間観が面白く、色々考えさせられてしまいます。
謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。
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からくりからくさ(梨木香歩)
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お人形遊びが好きだった方たちにはぜひ読んでいただきたい作品です。
大人になる、ということを深く考えさせられます。
また、人との不思議な縁のつながり、人との付き合い方まで、梨木香歩さんならではの独特な雰囲気が物語の根底に流れています。
嘘をもうひとつだけ(東野圭吾)
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嘘を嘘で塗り固めても、それが例え人を守るための嘘であっても、嘘というものは隠しきれないのだなと思い知らされる悲しい作品です。
人間の心の欲望がだだ漏れのところが、とても読みやすくなっています。
短編集、5編収録
弓削バレエ団の事務員・早川弘子の死体が発見された。場所は自宅マンションの植え込みの中だった。警察の調査により、彼女は7階にある自室バルコニーから転落死したことが判明した。彼女は死ぬ1週間前に引っ越したばかりだった。練馬警察署の刑事・加賀恭一郎は、同じマンションに住み、同じ劇団で働く寺西美千代に目をつける。
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こころ(夏目漱石)
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明治の孤独な青年の悩みに、共感してしまっていつの間にか引き込まれていることに気づきます。
重苦しい話ではあるけれども、これはこの先生きていく上でも大切なことを教えてくれるのではないでしょうか。
「しかし……しかし君、恋は罪悪ですよ。解っていますか」
携帯とはしばらくお別れ!
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電子書籍ではなく、ぜひ紙媒体で。