「人生を変える1本」は待ってくれない。アカデミー賞にノミネートされた珠玉の映画たち
映画の上映期間は4週間。それが例え「人生を変える一本」でも、自分から会いに行かなければ、映画は待ってくれません。2時間の感動があなたの人生を左右するかも。2月に発表された2016年アカデミー賞。映画好きだけではなく、世界中の人が注目する賞です。そんな受賞作はこれからが公開のピーク!今から予習をしておきましょう◎
それは突然の出会いでした。
私、恋に落ちたかもしれません。
こんなに胸が高鳴って、
見つめられるだけで気絶しそう。
この気持ちはなんでしょうか。
恋?運命?
とにかくこんな気持ちになるのは初めてなの。
相手は誰かって?
これからご紹介しますねっ。
あなたの人生を変えてしまうかも。
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「人生を変える」なんて簡単に言うけれど。
本当にそんなことあるの?
人生ってそんなに変わるものじゃないでしょ?
でもこれだけは私が保証します。
人生を変える映画はあります。
今までの考え方や生活に、
まるで衝撃が走ったみたいに。
■2016年アカデミー賞
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私の恋の相手はこの作品たち。
今まで見たことのない映像に、
感じたことのない感動。
言葉にもできないくらいです。
2016年アカデミー賞はそんな作品が勢ぞろいでした。
実話を基にした映画が多いです。
今までの価値観を打ち崩されます。
【上映中】ブリッジ・オブ・スパイ
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アカデミー賞では助演男優賞を受賞した本作。言わずと知れた名監督、スティーブン・スピルバーグと名俳優、トム・ハンクスが3度目のタックを組んだ作品。
脚本を務めたのは『ファーゴ』の名作を生み出し、
世界的に有名なコーエン兄弟。
監督・俳優・脚本全てで世界的に実力のある人を起用していることから、その名作ぶりが感じられます。
1960年代の東西冷戦時代、CIAが極秘に遂行していた偵察機「U-2」がソ連領空内で撃墜され、アメリカ人パイロットがスパイとして拘束されます。着実なキャリアを積み上げていた弁護士のジェームズ・ドノバンは時のアメリカ合衆国大統領ジョン・Fケネディの命を受け、拘束されたスパイの弁護を引き受けることとなり、交渉人として、誰も成し得たことのない東西スパイの身柄交換というミッションに立ち向かっていくのです。
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■知らぬ間に、心動かされる。
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この映画、実話を基にしています。
ベルリンの壁が建てられた時代、
今は正直イメージできない人も多いと思います。
もしかしたら自分が生まれる前かもしれません。
その事態に自分が陥ったら、自分ならどうするだろう。
そう考えさせられます。
家族や大切な人をとる?
それともそれを含む国をとる?
一筋縄ではいかないストーリーに引き込まれます。
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東西冷戦という少し重そうなテーマですが、
観た後に必ず観てよかったと思えます。
昔よりは少し平和になった今だから、
この映画のメッセージが深く心に響きます。
今のこの世界がどれほど脆いか。
今ある幸せがどれほど尊いか。
そんなことに想いを馳せてしまいます。
【上映中】キャロル
惜しくも受賞には至らなかった『キャロル』ですが、個人的に私がお勧めしたい作品なので、特別に取り上げました。1950年のアメリカを舞台に二人の女性が繰り広げるラブストーリー。ファッションや音楽にも注目の作品です。
1952年クリスマス間近のマンハッタンで、デパートのおもちゃ売り場でアルバイトとして働くテレーズ・ベリベットは、写真家になる夢を抱いています。一方、キャロルは、夫ハージとの離婚に手こずっていて、娘リンディの養育費の問題でもめていました。そんな時期に、手袋を届けてくれたテレーズの優しさにうれしくなったキャロルは、ランチにテレーズを招待。その後も、自然と二人は交友を結ぶようになります。
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■天から投げ落とされたような美しさ。
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作中にケイト・ブランシェット演じるキャロルが、
ルーニー・マーラ演じるテレーズにかけた言葉。
「あなたは天から投げ落とされてきたような人ね」
このセリフが二人の関係性を加速させます。
大人の色気と余裕のあるキャロルと、
まだ世界を知らない、現状に満足できないテレーズ。
二人は自然と惹きつけられていきます。
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実際に1950年代に使われていた、
ヴィンテージの小物や衣装を使用した作品。
作中に登場する全てのものが美しく、
それを身につける二人も美しい。
息を奪われるとはこのことだと初めて知りました。
独特の湿度と温度を感じる作品。
ただの恋愛ではなくて、
脆いからこそ音がいが必要だということを感じさせられます。
【4/8〜】ルーム
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『ショート・ターム』で圧倒的な存在感と演技力を魅せつけたブリー・ラーソン。2016年アカデミー賞では主演女優賞を受賞しました。涙なしでは見ることができないそんな作品です。
扉が開くことのないその〈部屋〉が、母と子ふたりだけの全世界だった―。 突然の監禁から7年の時が経ち、母は全てを賭けた脱出を決意する。奪われた人生を取り戻すために、何より〈部屋〉しか知らない息子に、〈本当の世界〉をみせるために――。衝撃に胸をつかれ、生きる輝きに嗚咽が漏れる、世紀の愛の物語。
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■あなたの世界はどんなところ?
ある日をきっかけに部屋に閉じ込められてしまった、
ブリー・ラーソン演じるママと息子のジャック。
ジャック役のジェイコブ・トレンブレイは、
監督が一目見て決定したというほどのはまり役。
女の子のようなルックスと愛らしい表情が、
アカデミー賞の会場でも話題になっていました。
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この映画は部屋から抜け出して、
「世界」を探しにいく物語。
これは誰もが共感出来るストーリーだと思います。
映画のように監禁されていなくても、
私たちは自分の世界に閉じこもっている。
それは普通だと思っている。
他の国、周りの人からしてみれば、
それは普通ではなく違う世界です。
自分の世界ではなく本当の世界を探しに行く旅に出ませんか?
『ルーム』は4/8公開です。
【4/15〜】スポットライト 世紀のスクープ
アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した本作。
実際に教会であったスキャンダルを描いた作品。
真に迫る記者たちの目線で描かれ、
スクリーンを越して伝わってくる緊張感にドキドキさせられます。本作は4/15公開です。
マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった・・・。
■真実を明らかにしないことにも責任がある。
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教会で起こった暴力事件を暴こうと、
聞き込みや潜入をする新聞社職員。
当時、神様である教会を訴えることがタブーでした。
それを打ち壊そうと扮装する姿が、
公開前の作品ながらも期待が高まっています。
出演するのは他にも多数の出演数を誇る、
レイチェル・マクアダムスなどの名俳優たち。
チームとなって真実を暴き出す物語。
【4/22〜】レヴェナント:蘇えりし者
過去に何度もアカデミー賞にノミネートされておきながら、
一度も受賞できていなかったレオナルド・デカプリオ。
ですが2016年、ついに…!
『レヴェナント』で主演男優賞を受賞しました!
世界中のニュースで盛大に祝福されました。
デカプリオがすごく愛されていますね…(笑)
極寒の荒野の中、ハンターのヒュー・グラスは狩猟中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。同じ狩猟チームのメンバー、ジョン・フィッツジェラルドは彼を足手まといとして置き去りにし、反抗した彼の息子も殺してしまう。
奇跡的に一命をとりとめたグラスは、裏切ったフィッツジェラルドに復讐を果たすべく、猛威をふるう大自然に耐えながら長距離に渡る旅を始める。
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■生きるために必要な物語。
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仲間に見捨てられ、
最愛の息子まで殺されてしまった主人公。
予告編を見ればわかりますが、
生きるためにこんなに必死な映画は初めてでした。
なんの不自由もなく生きている自分と、
なにも恐れず戦うレヴェナント。
心打たれる瞬間が必ずあります。
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もう一つ注目したいのが、
美しすぎる映像と音楽。
2年連続監督賞を受賞している、
イニャリトゥ監督と坂本龍一が織りなす世界観。
澄んだ空気が伝わってくる、
そんな映像美にリンクした音楽。
その世界に引き込まれます。
「人生を変える1本」は待ってくれない。
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映画はだいたい4週間ほどしか上映していません。
それが例え「人生を変える一本」でも、
自分から会いに行かなければ、
映画は待ってくれません。
2時間の感動があなたの人生を左右するかも。