近年、度重なる値上げに頭を悩ませる主婦は多いもの。

食材の価格高騰が続いている時期だからこそ、少しでも安い値段でゲットしたいと考えている主婦は少なくありません。

しかし、それが裏目に出てしまうことも…。今回は、節約に勤しむあまり失敗した経験を持つAさん（38歳／パート勤務）より、体験談を聞きました。


愛知県在住のAさんは、夫と4才の子供（長女）との3人暮らし。近年では食材の価格高騰が続くにも関わらず、夫の給料はほぼ変わらず……。

Aさんの夢は「マイホーム購入」だったので、少しでも食費を浮かせようと「ある策」を考えたそうです。

Aさんは節約をするために、まずスーパーで買い物をする時に、スーパーのネット上にあるチラシを必ずチェック。スーパーによっては、LINEでお店を登録しておくとチラシがチェックできるものもあり、最寄りのスーパーのLINEアカウントはすべて登録。

新聞を頼めばチラシが無料についてくるかもしれませんが、Aさんからすると子供はまだ4才だし、夫も新聞を見るタイプではないので頼まなくてもいいと考えていたそうです。

スーパーのネット上にあるチラシや、LINEアカウントからチェックしたチラシを確認した上で、それぞれのスーパーの「目玉商品」をハシゴして買うようにしていたAさん。

場所によっては遠方にあるスーパーもあったそうですが、お得な食材を購入するため、わざわざ遠くまで車を走らせて、「目玉商品」を取り扱うスーパーへと必死に通い詰めたそうです。


スーパーをハシゴしながら買い物をするようになり、3ヶ月が経過した頃、Aさんは家計簿に3ヶ月分の帳簿を記載することに。

わくわくしながら記載するも、意外とスーパーをハシゴする前とそう変わっていないことに気づき、大変ガッカリしたそうです。

そもそも遠方にあるスーパーや、あちこちのスーパーに足を運んでいれば、ガソリン代がかさむもの。ガソリン代は、スーパーをハシゴする前より30％ほどアップしていたのだとか。

その他にも、今までより無駄に食材を買っていたことにも気づき……。思い起こせば、スーパーに行く度に美味しそうな食材に目が入ってしまうことも多く、つい買ってしまうということも少なくなかったそう。

おまけに遠方まで足を延ばす、または色んなスーパーをハシゴしていれば、時間もかかるもの。「長い時間出かけるとお腹も空きやすく、結局無駄なものを買ってしまうため、節約できていないのではないか？」ということに、ここでようやくAさんは気づいたそうです。

Aさんは家計簿を振り返り、本当に節約をしたいなら「買い物は、計画的にする」ことが大事なのではないかと気づくように。

そこで、Aさんは食材を購入する時に食材宅配サービスの生協を利用するようになったそう。生協はややスーパーより割高なものもありますが、必要なものをじっくり選んで購入するため、逆に無駄なものを買わなくなったそうです。

スーパーに行く前には、生協で注文したものをチェックした上で、本当に買う必要があるものをメモしてから行くように。事前に「必要な食材」をチェックしてから買い物に行くことで、Aさんは無駄な買い物が減り、結果的に節約につながったそうです。


Aさんはこの経験から、節約をするには「買い物をする時には、計画性をもつ」ことが大事とつくづく実感。その後は食材のみならず、日用品を購入する時にも「本当に必要か？」をよく考えてから買い物をするようになったそうです。

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＜文／みくまゆたん＞