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代案なしの“反対ママ”にうんざり……スイカ割りは服が汚れる、ヨーヨー釣りはハリが危

時刻(time):2023-10-22 16:58源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
写真はイメージです(以下同じ) PTAや地域の子ども会役員など、子育て中のママにはさまざまな役割分担がまわってきます。 飯田ゆりさん(仮名・40歳)は地域の子ども会に入っていましたが、翌年の役員をやってほしいと頼まれ、引き受けることに。ですが、それが大失敗だったようです。 事務仕事が苦手だから会長に 「どうせ順番が回ってくるなら早いうちにやってし
カフェでスマホを触る女性

写真はイメージです(以下同じ)

PTAや地域の子ども会役員など、子育て中のママにはさまざまな役割分担がまわってきます。

飯田ゆりさん(仮名・40歳)は地域の子ども会に入っていましたが、翌年の役員をやってほしいと頼まれ、引き受けることに。ですが、それが大失敗だったようです。








事務仕事が苦手だから会長に


「どうせ順番が回ってくるなら早いうちにやってしまおうと思いました。役員候補が数人集まって、役割を決めました。みんなは会長になりたくなくて書記や会計の仕事を希望していましたが、わたしはそういった事務仕事が苦手なので、みんなが嫌がる会長を引き受けることにしました」

役割分担までは、すんなり決まった子ども会の役員仕事ですが、一緒になったメンバーのうち、「ダメ出しばかりするママ」にうんざりしてしまったのだそう。





楽しくやろうとしても「ダメ出しの連続」


「子ども会は、毎年恒例の歓迎会や夏祭りの企画運営が、主な仕事。夏祭りのプレゼントやゲームなど、催しごとの企画を考えるのですが、みんなであれこれ盛り上がりそうなアイデアを出し合っているのに、ひとりだけ『ダメ出し』ばかりするママがいてなかなか意見がまとまらず、大変でした」

どうやらそのママは「超心配性ママ」らしく、ありとあらゆるものを「危ないから」といって反対するのだそう。

「なんでも反対するので本当に困りました。例年行われる子ども会の夏祭りの企画でも、毎年盛り上がるスイカ割りをしようという話し合いでなると『服が汚れるからダメ』『食べ物を粗末にするのはどうかと思う』『棒で叩くなんて乱暴』と非難ごうごう。ヨーヨー釣りでさえ、『針が危ない』とか言うんです。だからといって、じゃあ代わりに案があるかというと、特にないので、話が前に進まないんですよね」

スイカ割りは恒例行事として毎年子どもたちが楽しみにいているのだからということでなんとかそのママを説得し、ヨーヨー釣りの針が危ないという主張は聞き入れて、スーパーボールすくいに変更。なんとか開催の概要が決まり、プレゼントやゲームの準備に取り掛かりました。















親子 ポートレート





台風一過のピーカンを前に、「室内で夏祭り」のトホホ


やっと夏祭りの開催が決まり、準備が整いました。いよいよ開催が近づいてきた日、なんと台風が近づいていました。夏祭り開催の日は、ちょうど台風が通り過ぎるかどうかギリギリの日。もし雨の場合は室内でやれるゲームとプレゼントだけ渡すという段取りになっていたため、役員同士で連絡を取り合いながら判断を待ちました。

台風は進路を変えて、夏祭りの前日は大雨だったものの、当日はちょうど台風一過で晴れる見通し。これなら開催できるだろうということで役員同士話し合っていましたが、またまた「反対ママ」が登場。

「台風が過ぎたと言っても風も強いし、何か飛んでくるかもしれないから室内のプログラムに切り替えようと主張してきました。そこまで強風でもないし、やっぱり天気の良い外でやるほうが良いんじゃないかと言っても、聞く耳を持ちません。結局、台風通過直後ということで、室内プログラムに変更。スイカ割りはできないので、スイカを切って、来た子どもたちに持たせ、室内でできるくじ引きとスーパーボールすくいだけ開催しました」

子どもたちは、それなりに喜んでくれて良かったものの、反対ママさえいなければもう少し盛り上がる催しができたのではないかと飯田さんは言います。

「もう過ぎたことだからいいのですが、最初から反対だった『スイカ割り』をさせたくなかったんでしょうね。いちおう会長ではありましたが、会長とは名ばかりでみんなで決めていく以上、そのママの意見も無視できずに決まったことですが、なんだか残念です」

その年のメインイベントを終え、なんとか子ども会の役員任期を終えた飯田さん。すっかり疲れてしまい、もう役員はごめんだと思ったそうです。

年度が変わり、子どもも進級した飯田さんですが、その後、あるママから「反対ママ」についてのウワサが耳に入ってきたそうです。






あちこちで問題の「反対ママ」


「今度は学校の役員に参加して、またあれこれ反対して『厄介ママ』扱いされているそうです。役員に積極的に参加する姿勢は良いと思いますが、全部反対して妨害してくるので、一緒になったママさんたちは大変だな、と同乗してしまいますね」

子どもがいるとあれこれ回ってくる役員仕事。ボランティアで、かつ、ただでさえ面倒で大変な仕事だからこそ、できるだけ気持ちよくやりたいですよね。

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<文/塩辛いか乃>

塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako




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