こんにちは、元下着販売員のちーちょろすです。
下着屋さんで店員さんにブラジャーを合わせてもらった時、採寸してもらったサイズと違ったり、「そんなに大きくないのに…」とイメージしていたサイズと違ったという経験はありませんか?
例えば、「Eカップ」と聞けば谷間が当たり前にできてふっくらとしたいわゆる「巨乳」をイメージする人が多いですが、実際そんな方はほとんどいません。逆に、同じ「E70」というサイズでも見た目のサイズが全然違うということはよくあるんです。
トップバストとアンダーバストって?
ブラジャーのサイズはトップバストとアンダーバストの差で選びます。
トップバストはバストの一番高いところの周囲、アンダーバストは胸の膨らみのすぐ下の周囲です。ここの差が10センチならAカップ、という計算方法になります。
トップバストとアンダーバストの差だけでは決まらない
しかし、ピッタリのサイズを選ぶためには採寸だけでは決まりません。他にも骨格など、バストのカタチもとっても重要なんです!
同じサイズでも人によって骨格やバストのカタチ、ボリュームの柔らかさは人それぞれ。
その細かい体型の違いを見ながらブラジャーのサイズ、カタチを見極めていくのが下着屋さんにいるフィッターの仕事なんです。
「高さ」が出にくい皿型はフィット感を重視

筆者の元にもよく届くお悩みで一番多いのは「カップの浮き」。このお悩みがある方は、お店で勧められたサイズが大きすぎる気がする…という方が多いです。
ボリュームが少なく、高さが出にくいので小さく見えますがバージスライン(胸の付け根のワイヤーを当てるライン)は広いので、その分カップ数は上がります。
ここで「浮くから」とサイズを下げても、形によっては浮きやすさは変わらないどころか、ワイヤーがバストの上に乗ってしまうので着心地が悪くずれやすくなってしまいます。
そんな皿型のバストの方には、カップが浅くフィット感の高いカップの形がおすすめ。選ぶ時はカップを下から見てあまり高さのないものを選びましょう。
パッドが分厚くボリュームを足すタイプはズレやすいので、まずはボリューム感よりバストに寄り添ってくれる形のものから挑戦するのがおすすめです。
デコルテにボリュームがない「三角型」「下垂型」は?

そしてお悩みでよく聞くのがデコルテにボリュームのないタイプのバスト。日本人のバストはデコルテにボリュームができにくいので、このタイプの方も多いです。
こちらのバストも、ピッタリと言われるのにすぐ浮いてしまう…というお悩みが多いのですが、それはボリュームが重力に従って下に溜まってしまっているから。
そんな下垂型、三角型の方は下に溜まりがちなバストのボリュームを下から押し上げるタイプが向いています。
選ぶ時には、カップの下半分に丸みがないタイプを選びましょう。下がってきているバストのボリュームをデコルテに押し上げてくれます。
あふれやすくワイヤーの痛みを感じやすい「ハト胸」は?
「ワイヤーブラは痛いから苦手」という方の原因には
・サイズが合っていない
・取り扱い方法を間違えている
という基本的なものもありますが、一番多いのは「そのワイヤーの形が合っていないのにつけている」というケースです。

特にブラジャーの真ん中の部分のワイヤーが当たって痛い場合は、「ハト胸」かもしれません。
ハト胸とは胸骨が発達した状態で、一般的な骨格より高さがあるためワイヤーの形がU字型だと当たってしまいやすいんです。そのため、ハト胸さんやワイヤーのあたりが気になる方はL字型タイプのブラジャーを選びましょう。
<文/ちーちょろす>
(エディタ(Editor):dutyadmin)
