こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式のチャットサービスにて、年間約1500件のペースで恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
さて、片想い中の男性からホテルや自宅に誘われた際、受け入れるべきか、断るべきか、悩みどころでしょう。
きちんと告白もされてないのに関係を持ってしまったら、遊ばれて捨てられるだけかもしれないという不安はあるものの、断ったら男性側の気分を害して疎遠になってしまうかもしれないという懸念も出てくるからです。
大人の恋愛では、付き合う前に身体の関係を持って、それから正式に恋人として交際開始するというケースがあるのも事実ですが……。今回ご紹介するA子さん(33歳)は、片想い中の男友達・B男さん(33歳)から宅飲みに誘われており、どうすべきか悩んでいるという相談でした。
※ご紹介する相談内容はご本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。
片想い中の男友達から宅飲みに誘われた
A子さんとB男さんは大学時代のサークル仲間。昨年、10年ぶりに再会し急接近したそうで、A子さんは付き合いたいと思っているんだとか。
「二人で飲みに行く間柄で、この間は終電間際に勢いでラブホに連れ込まれそうになったんです。私は次の日仕事が早かったから理性が働いて帰ったんですけど、B男はちょっと不貞腐れてたんですよね。
いつもなら週に何回かLINEのやりとりがあるのに、2週間ぐらい音沙汰がなくて、嫌われちゃったかなと思っていたら、B男から『レアな日本酒もらったから今度うちで宅飲みしようぜ?』って誘われたんです」
経験人数が歴代彼女の人数の10倍以上
A子さんは大きな懸念があると言います。
「宅飲みしたらそのまま関係を持つことはほぼ確定なんですよね。というか、少なくてもB男はそのつもりだと思うんです。ただB男のこれまでの歴代彼女の人数は5、6人なんですけど、経験人数はその10倍以上みたいで。
要するにけっこうな遊び人なんですよ。とは言え大人の恋愛って、身体の関係から始まるパターンもけっこうあるから、この宅飲みがきっかけで付き合えるようになるかなって期待もあって……。どうすればいいでしょうか?」
可能性が低いから「断ったほうがいい」

一夜をともにすることになる可能性が高い宅飲みの誘いを受けるか断るか。悩んでいるA子さんに、筆者は次のようなことを説明していきました。
結論から言うと、断ったほうがいいです。
確かに大人の恋愛は身体の関係から始まって真剣交際に発展するケースもありますが、その可能性が高いとは決して言えないからです。
“ファンタジー”ではないからタチ悪い
特にB男さんのような“経験人数が歴代彼女の人数の10倍以上”というタイプの場合、さまざまな恋愛相談を受けてきた筆者の知見から言えば、先に関係を持ってから付き合える可能性は10%ぐらいしかないように思います。
残りの90%程度は遊びの関係で終わってしまう可能性ということです。
真剣交際になる可能性はあるにはあるので完全な“ファンタジー”ではないのですが、それゆえにタチが悪い。
現実に起こりうることだから“ファンタジー”ではないけれど、だがしかし“ミラクル”を期待するようなものなので、その可能性に賭けるのはあまりに無謀だと感じます。
断わると恋人へのルートが閉ざされる?

別角度の視点からも考えてみましょう。
A子さんは、誘いを断ったらB男さんに嫌われてしまい、それがきっかけで恋人へのルートが閉ざされることを心配しているようですが、実はその考え方自体がズレています。
どういうことかというと、確かに宅飲みの誘いを断ればB男さんは不機嫌になって、それがきっかけで疎遠になってしまうかもしれません。
けれど、そんなことぐらいで関係が終わるようならば、そもそも彼はA子さんのことをたいして大事に思っていなかったという証拠。
宅飲みを拒否した程度のことで離れていく男なんて、最初から遊び目的か傲慢で利己的なクズかのどちらか。要するに、誘いを断ったから真剣交際へのルートが閉ざされたのではなく、端からそんなルートは存在していなかったということになるわけです。
所詮それまで――と腹をくくれるように
B男さんがA子さんのことを真剣かつ誠実に想ってくれているなら、誘いを断ったとしても最終的にはきちんと恋人になれるはずなのです。
A子さんはここまでの筆者の話を聞いて、「誘いを断ってもB男が離れていくかいかないかで、私のことをどれぐらい大切に想ってくれているかをジャッジするいい機会ってことですね」とポジティブ変換できるようになっていました。
好きな相手に嫌われたり関係が切れたりするリスクは怖いでしょうが、ベッドをともにする誘いを断ってダメになるような関係性なら所詮それまで――と腹をくくれるようになるべきなのです。
<文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『smartFLASH』、『文春オンライン』、『集英社オンライン』などにコラムを寄稿。LINE公式サービスにて、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。Twitter(@SakaiyaDaichi)。
(エディタ(Editor):dutyadmin)
