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「お子様メニュー飽きる問題」を解決。子どもとファミレスを楽しむ“意外なアイディア”

時刻(time):2023-07-12 16:52源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
ファミレスは、たのしい食育の宝庫。 ファミレスと言えば、お子様メニュー。でもそれだけだと飽きますよね。実はもっと他の楽しみ方があるのを知っていますか? こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。 【関連記事】⇒ 子どもに“一生モノ

 ファミレスは、たのしい食育の宝庫。

デニーズでメニューを見る筆者の息子

ファミレスと言えば、お子様メニュー。でもそれだけだと飽きますよね。実はもっと他の楽しみ方があるのを知っていますか?

 こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。

【関連記事】⇒子どもに“一生モノの能力”を授ける「親との料理」。忙しくても5分からできる3つの方法

 今回は「ファミレス」を食育の視点から楽しむ方法を考えてみたいと思います。子どもが幼少期の頃はお子様メニューを頼んでいれば安心だったものの、何度か行くと飽きてしまい、子どもの成長につれて楽しめなくなってくるタイミングが訪れることでしょう。

 でも実はそれ、もったいないことをしているかもしれません。最近のファミレスでは親がちょっぴり意識を持つだけで、楽しい学びの時間にすることが可能になっているのです。そうです、ファミレスは無理なく食育ができる魅力的な場所。

 ここでは我が子(8歳・小学2年生)のデニーズでの実践エピソードをご紹介しながら、子どもと一緒に取り組みやすい食育ポイントをご案内していきたいと思います。一つでもやってみよう!という気持ちが芽生えてくだされば幸いです。






①食育パンフレットを活用する


デニーズでは遊びと学びを一緒に楽しめる「デニャーズわくわくファイル」を子どもに配布しています

デニーズでは遊びと学びを一緒に楽しめる「デニャーズわくわくファイル」を子どもに配布しています

 多くのファミレスでは趣向を凝らした食育パンフレットが存在します。

 たとえば、デニーズでは、「デニャーズわくわくファイル」という、迷路やぬりえなどを楽しみながら食の学びを体験できる専用パンフレットがあります。リサイクルの仕組みやフードロスについて子どもが理解できるようなレベルになっていて、我が子は毎号楽しみに読むようになりました。

 携帯動画を見せることが悪いとは思いませんが、注文したメニューを待っている間の5分をどう有意義に過ごすか? は一度見直してみてもよいかもしれません。






②お箸、ナイフ、フォークの練習を楽しむ


ナイフとフォークを使ってハンバーグを食べる息子

ナイフとフォークを上手に使うことができますか?

 ファミレスという楽しい食シーンを、お箸やナイフ・フォークの使い方をマスターできる絶好の機会ととらえることができます。

 友達と一緒であれば、なおさらやる気になるかもしれません。我が家では4歳頃からナイフとフォークを使う練習を重ねていますが、多様なメニューがそろうファミレスでは、サラダからデザートまで、幅広い応用力を養うことができました。

 外食シーンにおいてカトラリーを美しく使えることは、日常生活の自信にもつながります。














③食材への知的好奇心を高める


4種チーズのカルボナーラ(990円)をどう食育につなげますか?

4種チーズのカルボナーラ(990円)をどう食育につなげますか?

 子どもが好きなカルボナーラを例にとってみましょう。デニーズのカルボナーラには4種類のチーズが使われていることをメニューで発見できます。

 具体的にはパルミジャーノレッジャーノ、ペコリーノロマーノ、グラナパダーノ、ゴーダと書かれています。これらがどんなチーズなのか? 原産国はどこ? 味は? どこで買える? といった食材への好奇心は、親のちょっとした工夫によって養うことが可能です。

カルボナーラを食べる息子




④なぜ、どうして、どうやって? を発見する


デミグラスソースって、いったいどんなソース?

デミグラスソースって、いったいどんなソース?

 食材への興味と同様、食を通じて好奇心を高める方法はたくさんあるでしょう。

 例えば、「これ、どうやって作るの?」といった、子どもの「なぜ?」をキャッチアップしてあげる工夫です。

 我が子はデミグラスハンバーグが大好物なのですが、「なんでデミグラスソースが好きなの?」と質問したところ、「ママ、デミグラスソースってどうやって作るの?」という疑問が返ってきました。

 こういうときに親がわからなくても、問題ありません。一緒に調べて解決することで、次の知的好奇心につながる良い循環を作り出すことができます。












⑤メニューをよく観察して、食育ポイントを一緒に発見する


メニューをすみずみまで見ていくと、気になる出会いを発見することができます

メニューをすみずみまで見ていくと、気になる出会いを発見することができます

 ファミレスのメニューをよく見ていくと、お店のこだわりや産地情報など、食に関する情報が記載されています。

 その中で、ランチメニューに「サスティナブルメニュー」というはてなマークを発見。これって何だろう? という疑問がわくわくにつながる空気作りをしてみると、子どもは積極的に質問をするようになります。

 このような場で知った知識は長く記憶に残り、教科書上で知る情報よりも頭に入りやすいと思います。

 今回ご紹介したエピソードはほんの一例です。この記事をきっかけにしていただき、自分に合った食育ポイントを発見していっていただければ幸いです。

 とにかく食育は難しくありません。当たり前に思える小さな工夫を積み重ねていくことこそが、親子の大きな成長につながると信じています。

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12




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