【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.8】
猫と暮らすことって、こんなにも幸せなのか。今回ご紹介するたじま(@tajimaxam)さんと愛猫・はるえちゃんの生活を目の当たりにすると、そんな気持ちにさせられ、胸が熱くなります。(初公開日2020年3月25日 情報は取材当時)
あどけない表情やぷっくりとしたマズルが愛くるしいはるえちゃんは、昨年の6月に産まれた、セルカークレックス。
おてんばな性格のはるえちゃんをたじまさんは愛情をこめ、“わがまま娘”と表現します。「はるえはとにかく落ちつきがなく、抱っこも大嫌いなんです(笑)」
2人の出会いは、とあるペットショップ
当時、たじまさんは彼女と同棲を開始すべく、ペット飼育可の分譲マンションへの引越しを検討していました。
落ち着いてから、ペットショップや譲渡会などでいい出会いがあればいいな。そう思っていましたが、ふと新居の隣にあるペットショップがどんなお店なのか気になり、引越し前に足を運ぶことに。そこで出会ったのが、はるえちゃんでした。
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「私はペットショップで店員さんに『抱っこしてみますか?』と声をかけられても、一度も抱っこしたことがありませんでした。でも、はるえと出会った時は逆に人生で初めてこちらから店員さんに抱っこをお願いしました。」
温もりを感じ、ますますはるえちゃんへの想いが募ったたじまさんは彼女に、はるえちゃんの写真を送信。すると、彼女も惚れ混んでしまい、すぐはるえちゃんに会いに行ったそう。
腕の中で初めてにゃーと鳴いてくれて、離れたくないと思った
「そこからは彼女のほうがメロメロになってしまって……(笑)。私はもともと、引っ越して落ち着いてから一緒に暮らせる子を探そうと思っていたので、その時に、もしはるえがいなくなっていれば、それもまた運命だろうと割り切っていました。しかし、彼女のほうはそう思っておらず、居なくなる前になんとかしたいと言っていて……。」
こうした彼女の熱意を耳にしても、たじまさんの考えが変わることはありませんでした。しかし、はるえちゃんに会いにいった3度目の時、不思議な心境に。「その日、はるえを抱っこしたら、自分の腕の中で初めてにゃーと鳴いてくれたんです。そしたら、なんだかもう離れたくたいと思ってしまい、気が付くと、その場で申し込み金を支払っていました。」
それは引っ越す1週間前の出来事。はるえちゃんは引っ越しが終わるまでお店で預かってもらい、3人はひとつの家族になったのです。
私のものはゼッタイに渡さないニャ
一目惚れし、おうちに迎えたはるえちゃんとの生活。それは、想像以上にユニークなものになっているよう。「はるえは独占欲が強い。先日、彼女の妹が遊びに来て、引っ越してから一度も使っていないマッサージチェアーを使いました。すると、はるえがマッサージ中の義妹を後ろからずっと睨みつけていたんです。」
実はそのマッサージチェアーをはるえちゃんは普段、寝床にしていたよう。
大切な場所を取られたと思ったはるえちゃんは、無言の圧力をかけたのです。
また、自分のために購入してくれたと悟っているからか、キャットタワーに彼女が触ろうとすると、「これは私の!」と言わんばかりに噛みつくこともあったのだとか(笑)。
しかし、その一方で、はるえちゃんには健気な一面も。「普段はわがままですが、私や彼女が寝室で寝る時は、ベッドの横に置いてあるキャリーに来て同じ部屋で寝ます。寂しいんでしょうね。そんなとこがまたかわいくて、愛しいです。」
「はるえがいてくれるから、安心できる」
我が家に猫がいる。その喜びは、飼い主のライフスタイルや考え方をガラっと変化させてしまうことも。「はるえと暮らすようになってからは、お酒好きの彼女が飲まずにまっすぐ家に帰ってくるようになりました(笑)。私も仕事が終わったら、まっすぐ帰宅します。それと、以前は仕事の関係で私の帰りが遅かったり出張で居なかったりする時に彼女のことを心配していましたが、はるえがいてくれると思ったら、きっと2人で楽しく過ごしているだろうなと安心できます。」
そう語るたじまさんは、はるえちゃんと彼女の関係をちょっぴり羨ましくも思っているよう。「はるえは私より彼女が大好き。彼女の後はついていきますし、私たちのたまに別々に寝ていると、彼女のほうで寝ます。やっぱり同性同士のほうが仲良しなんだなと(笑)」
人間に媚びず、わがままに振舞う愛猫にどうすれば喜んでもらえるか、考える日々。たじまさんは、そんな日々が送れることに幸せを感じています。「喜ぶだろうと思って買ったおもちゃやおやつがイマイチだった時は正直、ガッカリします。でも、そのガッカリもある意味、幸せ。次はこれにしようと考えられる時間も幸せなんです。」
わがままで自己中なのに、たまにかまってちゃんな姿や甘える仕草も見せてくれる。そんな天真爛漫なはるえちゃんは、たじまさんたちにとって、かけがえのない家族。
一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、その想いはさらに強くなっています。スクスクと成長するはるえちゃんは今後も、2人の笑顔の理由であり続けることでしょう。
<文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
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古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
(エディタ(Editor):dutyadmin)
