Minaさん(@doraneko_hana)宅では、愛猫のテンくんと息子さんが大の仲良し。

まるで、本当の兄弟のように絆を深め合うふたりを目にするのが日常になっています。
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人見知りもなし!お迎え当初からやんちゃな性格を発揮
テンくんは、地域猫が物置で産んだ子。保護した同僚が、すでに12匹もの猫と暮らしていたことから、Minaさん宅にやってきました。
テンくんは生まれつき気管支系に疾患があり、「ニャー」と鳴くことができず、鼻をフガフガ鳴らすのみ。そこで、動物病院で診てもらうと、精密検査や手術は可能だが、大きな負担になると告げられました。
「この子は産まれてから、この状態で育っているので辛さはないと思う。だから、無理して治療せず、様子を見ていこう」という獣医師からのアドバイスもあり、家族はそのままのテンくんを受け入れました。
唐揚げ強奪を試みることも!好奇心旺盛にゃんこ
迎え入れた当初から、テンくんは警戒心ゼロ。自宅に先住猫の三毛猫ちゃんがいましたが、猫見知りも人見知りもいっさいしませんでした。
それどころか、好奇心旺盛な性格をいかんなく発揮。ケージ生活をしてもらっていた時には怪力でケージをこじ開け、部屋のドアに飛び掛かり、部屋からの脱出を試みたのだとか。
「小さな身体のどこに、そんな力があるのかと驚きました。おかげでドアは傷だらけ(笑)」
Minaさんはテンくんのパワフルさだけでなく、食いしん坊な一面に驚かされることも。袋はとりあえずかじって穴を開け、食べ物かどうかを確認するのがテンくんの癖。食卓に唐揚げが並ぶ時は、一瞬の隙を突いて強奪を試みます。
「もちろん、すぐに取り上げようとすると、唐揚げを両手でムギュムギュと口の中に押し込む。食べ物への執念心がすごいです(笑)」
息子さんとは相思相愛の仲!
そんなテンくんには、大好きなものがもうひとつ。それは兄弟同然に育ってきた、Minaさんの息子さんです。

生まれた時から三毛猫ちゃんと暮らしていた息子さんは、大の猫好き。テンくんを迎えた時にはダンボールでお家を作ってあげたり、全力で遊んであげたりと大喜び。
すると、テンくんは息子さんの後をついて回るように。ふたりの間には、兄弟の絆が芽生えたのです。

息子さんが興味を持つものは一緒にチェック
過去には、息子さんの部屋に入りたくてドアノブに飛びかかり、ドアを傷だらけにしたことも。
「やむなく、ドアに穴を開けてペットドアを付けました(笑)。とにかく息子の近くにいたいんでしょうね」
叱られてる息子さんを慰める優しさも
Minaさんが息子さんを叱る時には、必ず間に入って仲裁。息子さんが泣くと、体によじ登って手を舐めたり、スリスリしたりし、慰めるのだそう。

「その仕草があまりにかわいくて笑ってしまい、お説教は早々に終わります(笑)。息子はテンちゃんに感謝しないとですね」
お世話をしている自分より、息子さんを溺愛する姿に若干の悲しさは感じるものの、Minaさんはふたりの微笑ましい兄弟愛に日々、目を細めています。
「ひとりっ子の息子がテンちゃんを弟のようにかわいがったり、ゲームしている時にまとわりつかれて少し困ったりしている姿が微笑ましい。なにげない日常が愛おしいです。ペットのお迎えを検討している方に、保護猫もこんなに愛おしい家族になるんだよって伝えたいですね」

テンくんを迎えたことで、保護猫カフェや譲渡会への関心が以前より強まったというMinaさん家族。深い愛情を受けつつ、テンくんはこれからもイタズラを楽しみながら、息子さんとのラブラブタイムを満喫していくことでしょう。
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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
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古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
(エディタ(Editor):dutyadmin)


