自分の中のコンプレックスを解消すること、かわいくなるという成功体験は、前向きになるきっかけや自信をくれる。


これまで総額2000万円以上を整形にかけてきたYouTuber・インフルエンサーの美容整形ちゃんも「整形は人生を生きやすくするための手段」と話し、自身も「人生が変わった」と話してくれました。

しかし、その一方で昨今の整形ブームには思うこともあるようです。

【インタビュー前編】⇒「美人ってすごい！」整形総額2000万円超えの女性が“人生が180度変わった”と感じた瞬間
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――美容整形を受ける前の自分や、これから美容整形を受ける人に伝えたいことはありますか？

美容整形ちゃん：私が整形を始めた頃に比べると、そこまでコンプレックスではなくても整形をして、その結果「前のほうがよかった」と言っている方が増えた気がしています。

それに対して私は「前の方がよかったと思うような顔をしているならやらなくていい」と思っているんですよね。

――なぜでしょう？

美容整形ちゃん：すごくコンプレックスが強いとか、自分の理想を極めたいとか、そういう人じゃないのであればやらない方がいいし、もったいない気がするんです。

すごく悩んでいて「絶対にやりたい」という意思がある人はやった方がいいと思いますが“なんか気になる”くらいで「どっちにしようかな？」と思ってるひとは、わざわざお金かけてやらなくていいんじゃない？って思いますね。


――SNSで整形前後の自分について発信しているのはなぜでしょう？

美容整形ちゃん：最初は発信している人があまりいなかったからというのもあります。根底に友達がいないことに対するコンプレックスがあったので、そんなことで影響力を持てるならいいなと思ったんです。

――そうだったんですね。どんなことを伝えたいと考えていたのでしょう？

美容整形ちゃん：整形していることを公表したのが21～22歳のころだったのですが、当時は「整形はしない方がいいよ」「変になるよ」という人が親も含め周りにたくさんいました。

でも、私はそう思わないし、なんで差別されるんだろうと感じていたんです。

だから、今も変わらず「かわいくなったんだからよくない？」という気持ちで発信はしています。

――本人が悩んだ結果の選択肢ですもんね。

美容整形ちゃん：整形することによって生きやすくなることは確かだと思うんですよ。

特に女性は男性よりも顔が大事だと思うし、男の人が女の人を捕まえるときの子孫繁栄の本能でもあるから単純に人生を生きやすくするための手段としていいなって。自分自身、整形して生きやすくなりましたし。




――それでも「“なんか気になる”くらいの感覚ならやめたほうがいい」と思うのは、やはりリスクが伴うからなのでしょうか？

美容整形ちゃん：リスクもそうなのですが、整形した人は一生キレイでい続けないと、結構キツイ顔になると思うんです。

例えば、皮膚はすごく衰えているのに、食い込みが深い二重とか、鼻だけがキレイって違和感がある顔になっちゃうと思うんです。

そうならないために顔のメンテナンスは絶対に必要なのですが、それを一生続けられる人って、そんなにいないと思うんですよ。絶対に大変ですし。

――なるほど。

美容整形ちゃん：となると、コンプレックスだけを治して、あとは自然の顔のまま老いていくのが美しいんじゃないかなと思います。必要以上にやる意味は絶対にないです。

――今後の展望はありますか？

美容整形ちゃん：整形のアプリを作りたいなと思っています。

自分自身の経験や周囲の反応を見ていると、クリニックと患者さんが繋がるアプリはすでにあるものの「××先生は好きだけど、働いている〇〇クリニックは好きじゃない」という人がいるなと思うんですね。

でも、評判のよくないクリニックに所属していることによって、そこで働いている先生の評判まで悪く思われてしまうのは違うんじゃないかなと。

――たしかに。

美容整形ちゃん：だから、あまり詳しくは言えないのですが、情報収集を簡単にするために、もっと深いことをしたいなと考えています。

よく“情報収集が大切”というと思うんですが、人生って短いから情報を集めるためだけに時間をかけてられないじゃないですか。アプリを作ることで、みんながより簡単に最短で情報収集できるようにしたいんですよね。

――ありがとうございました。


＜文・撮影／瑞姫＞

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