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団地暮らし、8畳のリビングを「心地良い空間」にするコツ。子ども2人とすっきり暮らす |

時刻(time):2023-05-27 16:28源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
インテリアコーディネーターのYuko Tanaさん( @yuko_yuum )は、都内のUR賃貸住宅で暮らす2児の母。アートや観葉植物を取り入れながら、3LDKの団地で心地良く暮らすインテリアのアイディアをインスタグラムで発信しています。 Yukoさんのご自宅(写真提供はすべてYukoさん) Yukoさんの自宅インテリアを参考にしながら、照明やダイニングセットの選び方や賃貸でインテリアを楽

 インテリアコーディネーターのYuko Tanaさん(@yuko_yuum)は、都内のUR賃貸住宅で暮らす2児の母。アートや観葉植物を取り入れながら、3LDKの団地で心地良く暮らすインテリアのアイディアをインスタグラムで発信しています。

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Yukoさんのご自宅(写真提供はすべてYukoさん)

 Yukoさんの自宅インテリアを参考にしながら、照明やダイニングセットの選び方や賃貸でインテリアを楽しむコツついて聞きました。






部屋のアイコンになるペンダンライト


 Yukoさんの自宅は3LDK。8畳のリビングは家族がリラックスして過ごせる空間になっています。好きなテイストは、色彩を取り入れた北欧インテリアだといいます。

「イスラムやインドなどの派手なデザインのラグなども好きですね。そういうものが映えるように、部屋全体はどんなデザインのものを取り入れても干渉しないシンプルな空間にしています」

 リビングルームのアイコン的な存在となっているのが、3つのガラスシェードが特徴的なペンダントライト。

ペンダントライト

ペンダントライトがお部屋の印象をぐっとおしゃれに

「ブラックのレールの照明が好きなのですが、そうすると他の家具もブラックで揃えないと印象が散らばってしまうので、真鍮(しんちゅう)風のゴールドを選びました。一目惚れして楽天市場で購入したものです。

 明るい部屋が好きなので、光を拡散してくれるクリアなガラスシェードにしています。明るさ的には6畳用くらいなので、暗いと感じたときはリビングにもう1つ付けている小さめのシーリングライトをフォロー的に使っています」






賃貸でもOKな壁付け間接照明


 夜は壁付けの間接照明を点けると、さらにリラックスした雰囲気になります。

壁付けの間接照明

壁付けの間接照明は石膏ボード用のピンを使って取り付けている

「間接照明はIKEAで購入したものです。パイプの部分は、どんな部屋でも合わせやすいシルバーを選びました。リビングに付ける前はベッドルームで使っていたし、今後は子どもの部屋に付けようかなと思っています。

 シェードの部分は布製で、プリーツ感が好きなんです。昔のデザイナーズの照明でプリーツテイストのものがあるのですが、すごく高額なので、手の届く予算の範囲内で近い雰囲気のものを購入しました。賃貸は工事ができないので、コンセント電源で石膏ボード用のピンで取り付けられるものにしています」

 間接照明の下にはポストカードをディスプレイするミニコーナー。

お気に入りのポストカードを飾るスペース

お気に入りのポストカードを飾っている

「美術館に行くたびにポストカードを買って増えてしまうので、それを生かしています」とのこと。ポストカードや写真を壁に貼る時のコツはあるのでしょうか。

「貼る面積にもよりますが、きっちり揃え過ぎないよう、少しずらしながら貼っています。遠目に見たときにフワッとまとまっていればいいかな、という感じです」













違う種類のダイニングチェアを組み合わせるコツ


 存在感のあるリビングの4人掛けテーブルは、天板がガラス製で幕板と脚はウォーターヒヤシンスです。

ダイニングテーブル

存在感のあるダイニングテーブル

「実は、これはいただきものなので無料です(笑)。以前働いてい会社の応接間にあったもので、引越しの際に手放すことになったので、『私がもらいます!』と手を挙げました。同じ素材の椅子も1脚セットになっています」

 ダイニングチェアは、それ以外にダークブラウンのレザーの椅子(LOWYA)が1脚、グリーンのウッドの椅子(IKEA)が1脚とすべてバラバラです。

 すべて違う種類の椅子にしながらも、オシャレに見せる組み合わせのコツはあるのでしょうか。

ダイニングチェア

ダイニングチェアのデザインはバラバラでもいい感じ

「あまり難しく考えなくても、自分がデザイン的に好きなものを選ぶと自然に馴染むと思います。うちの場合は素材が違うものを組み合わせています。天板に使われているガラスと椅子のレザーは相性がいいんです。ガラス、ウォーターヒヤシンスという自然素材のテーブルに対して、レザーとウッドという自然素材を追加してあげることでまとまりが生まれるのだと思います」

 1つだけ注意したいのが「布張りの椅子」だといいます。

「つい選びたくなる定番のダイニングチェアなのですが、実はオシャレに見せるのが難しく、全部同じ型や色で揃えるとチープな感じになりがち。生活感が出やすくなってしまうので、それが嫌な方は避けたほうがいいかもしれません」













インテリアはどこで買う?


 素敵な家具や雑貨が揃うYukoさんのお宅ですが、どこで購入することが多いのでしょうか。

「買い物をするときは、楽天市場やIKEA、ベルメゾンなどのECサイトが多いです。BUYMA(バイマ)もときどき見ますが、海外製の家具は日本の家にサイズ感が合わないことが多いので頻度は低いですね」

 リビングに置かれている背の高い本棚もベルメゾンで購入したもの。読書が好きというYukoさんは、リビングにたくさんの本を置けるようにしているといいます。

本棚
「木の素材にこだわってウォルナットの本棚を選びました。天井までの高い本棚に憧れがあって購入したのですが、今のリビングは天井の梁(はり)があるため上の部分を外して隣に設置しています。インテリアコーディネーターの資格を勉強していたときの建築関係の本や、照明関係や内装のカタログが多いですね。小説もよく読みます」






インテリア好きが高じて仕事に


 Yukoさんがインテリアコーディネーターの資格を取ったのは2018年。もともとは広告会社で働いていました。

「もともと20代で一人暮らしをしていた頃からインテリアが好きだったのですが、当時は自分の好きなテイストをお部屋づくりにどう取り入れたらいいのか、ラグや家具にどれくらいお金をかけてもいいものかわかっていなかったと思います。

 2020年頃、自分でできることから始めようと思い、スキルマーケットと呼ばれるプラットフォームを使い、コーディネーターのキャリアをスタートさせました。2021年にはハウスメーカーでインテリアコーディネーターのお仕事を始めて、知識が深まってお仕事の幅が広がっていきました。2023年に思い切って転職をして現在はリフォーム会社に勤めています。

 仕事をしていると、つい忙しいために自分の好きなものに触れる機会が減ってしまうので、つまらない人間になりたくないなと思ってインスタグラムで自分の感じたことや気になったアートなどについて発信を始めました。デザイン力を上げるためにも感性を磨き続けながら、何かを作り出せる大人でありたいなと思っています」

<取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。




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