作業服や安全靴販売で大手のワークマンには、家庭で使える商品も隠れているはず! そう考えた筆者が発見したのが、ワークマンの「白ウエス 1KG入り」。
掃除に使える布が1キロも入っているのなら、家庭でも活用できるかも。さっそく、ワークマンの公式ホームページを見てみると、「工場の油作業、車磨き、塗装作業、印刷作業、ワックス掛けに」「業務用としてはもちろん、学校や施設にもいい」などとあり、基本的には業務用として使う商品のようです。
でも商品詳細のページをよくみて見ると、「キッチンやご家庭の掃除にも」「年末の大掃除にも大活躍間違いなし」と記載がありました。さて、実際のところはどうなのでしょうか?
今回は、ワークマンで購入した業務用の「白ウエス 1KG入り」を徹底レビューします!
本当に家庭で使える商品なの?検証してみた
●「白ウエス 1KG入り」
素材:綿100%
価格:680円(税込)
数少ないクチコミには「たくさん入ってコスパが良い」とあります。どんな布が入っているのかワクワクしながら、袋を開けてみました。
開封すると、シワだらけでヨレヨレの布が出てきました。袋にギュッと圧縮されていて入っていたので仕方がないのでしょうか。触ると少し湿っているような感触です。
枚数と形が知りたかったので、家のリビングに広げてみました。
入っている枚数はそれぞれ違うと思いますが、サイズ違いのウエスが17枚入っていたので、1枚あたりの金額は単純計算で40円。1番大きいサイズのウエスが93cm×66cmで1番小さいサイズのウエスが60cm×45cmでした。サイズ感はかなりバラバラですね。
リネン会社のタグを発見!
ウエスを広げて見ると、そのうちの1枚から「東急リネン」というタグを発見。ホテルやレストランで使っていたシーツ、タオル、テーブルクロス、ナプキンなどのリネン製品を再利用しているのかもしれませんね。
そもそも、ウエスとは「ゴミ」「廃棄物」を意味する英語「waste」が語源。筆者が調べたところ、「ウエス」と銘打っている商品には新品を使っているものと古布を使っているものの2種類があるようです。
よくよくパッケージを確認すると、左下に「消毒済」と書かれてありました。古布を刻んでそのまま売っているわけではないようです。
古布を前提に観察してみると、シワや切りっぱなしのザクザク感は腑に落ちます。ただ「家庭でも使える」とある以上、一番気になったのは、黄色いような茶色のようなシミが数箇所あったこと。
「何のシミだろう」と考えながら触るのには結構な勇気がいりました……。
家庭の掃除に使ってみた
気を取り直して、雨上がりで汚れていた外窓を拭いてみる事にしました。
クルクル円状に拭いてみましたが、期待したほど汚れは落ちませんでした。ウエスについた汚れは少しで、水分も吸わず、窓の水滴は広がるだけでなかなか綺麗になりません。
白ウエスは水に濡らしてから使うべし!
Tシャツやタオルをウエスにしたものは、乾いた状態でも水分を吸収するようですが、ワークマンの白ウエスは綿100%とはいえ乾いた状態だとまったくと言っていいほど水分を吸収しません。
そこで今度はウエスを濡らして、よく絞ってから使ってみました。
濡らしてみると、しっとりとして拭き掃除に使えるかも! と好感触。パッケージに書いてある「ソフトタッチ」の言葉がピッタリ、絞った後はウエスの柔らかさを手に感じます。
まずは、しばらく洗車していなかった、我が家の車の窓を拭いてみることにしました。
すると、何度か左右に拭いただけで、白ウエスが真っ黒に。洗剤なしでこれだけ汚れが落ちると、とても気持ちが良いです!
さらに車の汚い箇所を一拭きしてみると、一度の拭き取りだけで一気に汚れが取れました。白ウエス1枚でファミリーカー1台分の汚れの拭き取りができて水拭きでも十分汚れが落ちたのには満足です!
洗濯したら元通りになってびっくり
しかも、洗濯したらほぼ元通りの白に。これなら汚い場所の掃除に何度でも使えそうです。
あんなに真っ黒だったウエスが洗濯すると白ウエスに戻り、汚かった箇所がまったく分からないのにはびっくり! ワークマンのウエスはしっかり濡らして絞る→かなり汚れている箇所の拭き掃除→洗って再利用するのがいいのかも。
シミがどうしても気になる人にはおすすめできない
車の拭き掃除でワークマンの白ウエスを使い汚れが取れたのには満足ですが、最初に開封した時のシミつきの印象が強く、筆者は再購入できません。
何かの業務で大量に使いたい人や、リサイクル品を使うことに抵抗がない人なら購入しても良いかもしれませんね。ただ、雑巾にするなら、家庭で出る不要な衣類やシーツの再利用で十分。わざわざ中古のウエスを購入する必要はないでしょう。
<文/木村ひかる>
木村ひかる
湘南在住の編集者/ライター。4人の子どもを出産後、独学でライターに転身。多数のメディアにコラムを寄稿している。「自分が読みたい記事」を書くのがモットー。
Twitter:@hikaru___kimura、Instagram:@hikaru.writer
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(エディタ(Editor):dutyadmin)









