スヌーピーが与えてくれるもの。
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、スーパーマーケットやコンビニグルメ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。
みなさん、キャラクターコラボの商品はお好きですか?「このキャラクターだったら絶対に買う!」というものが人それぞれあるかもしれません。最近いろいろ見ていると、特に人気になっているのが、「スヌーピー」。
最新の調査を見ると、ミッキーマウスを抜いて1位を獲得するほどの大人気ぶり(2023年4月13日発表の株式会社マクロミルの調査より)。特に女性からの支持が強く、キャラクターに求めるかわいさや癒しをしっかり満たしてくれることが大きな理由になっているようです。
確かにスターバックスでのスヌーピーコラボは毎回、即日完売品が出るほど注目されていますし、ファッションや生活用品の大手ブランドからもラブコールが絶えない様子。さて、なぜこんなにもスヌーピーは愛されるのでしょうか?
スヌーピーが与えてくれる“ぬくもり”とは?
実は私、物心ついた頃からスヌーピーをこよなく愛するファンの一人。スヌーピーが登場するマンガ『PEANUTS』 も日々愛読していて、キャラクターとしての可愛さだけにとどまらない奥深い魅力を発見しています。
そこで今回は、カルディから登場している最新スヌーピーコラボアイテムをご紹介しながら、スヌーピーが与えてくれる“ぬくもりの正体”について考えていきたいと思います。
カルディで発売中のスヌーピーミニトートバッグがかわいい
紹介するのは、5月1日からカルディコーヒーファームで発売されている「スヌーピー トートバッグ」(税込935円)です。
スヌーピーのイラストが描かれたA4サイズのトートバッグ(約320×220×95mm 持ち手含まず)の中にお菓子が入っています。ヨコ型A4サイズというのが少々新鮮に感じるポイントで、このコンパクトさは子どもが使いやすい大きさとも言えます。
中身は、ゼリー、スナック、ビスケット
トートバッグには3種類のお菓子(ミニゼリー<オレンジ味>3個、ビスケット1袋、スナック菓子2袋)が入っています。
パッケージそれぞれにスヌーピーのイラストが描かれているので、スヌーピー感もたっぷり味わえます。
世界一わかりやすい、世界一かわいい哲学書
スヌーピー商品の最大の魅力は、生きるヒントやアイディアをふわりと感じさせてくれるところ。楽しいとき、悲しいとき、寂しいとき、どんなときでも人や動物、自然の存在感を感じることができ、新たな光が広がります。
そして、世の中捨てたもんじゃないし、自分の感情、考え、存在を大切にしていいんだという肯定感が芽生えるようになるのです。
作者のチャールズ・M・シュルツが亡くなってからすでに20年以上経ちますが、スヌーピーの人気は色あせることなく輝き続けています。その根底にあるのは、『PEANUTS』が世界一わかりやすい、世界一かわいい哲学書だからなのだと私は考えています。
今回のバッグに描かれているのは、写真撮影のワンシーン。親友のウッドストックが仲間と一緒に並んでいます。一匹一匹が堂々とポーズを取っているシーンは、一人一人の個性の大切さや仲間との友情を感じさせてくれます。
スヌーピーの世界が現代の大人たちに教えてくれること
他にもカルディではスヌーピーコラボの商品が発売されています。「スヌーピー PEANUTS ストロー付き ゼリーカップ」(税込442円)のカップに注目すると、そこに描かれているのは、凧あげをしていたチャーリーブラウンがスヌーピーに飲み物を持ってきてくれと頼むシーン。
スヌーピーは自分のエサ皿に水をくんで急いで持ってきてくれるのですが、チャーリーは犬皿では飲めないと主張。するとスヌーピーはそこにストローをさして持ってくるという締めくくりになっています。これはかわいくてたまりません……。
スヌーピーの世界は、私たち現代の大人たちがとらわれやすい常識やフレームからふんわり解放させてくれるのだと思います。
子どもの頃に誰もが持っていた無垢な心と存在感をほのぼの思い出したいと思ったとき、気がつけば目の前にスヌーピーがいるのかもしれません。皆さんも身近なアイテムでお気に入りのスヌーピーグッズを探してみてくださいね!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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