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「大事なモノ、なんで勝手に捨てたの?!」家族との片付けトラブル、“捨てる”では解決しな

時刻(time):2023-05-06 18:33源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「夫のプラモデルで部屋がいっぱい!何度言っても減らしてくれない」「実家の片付けで、親の昔の服を捨てたら怒られた」「推しメンのサイン本を同棲している彼氏にブックオフにだまって売られた」などなど、モノをめぐっての親しい人とのトラブルは多いですよね。 写真はイメージです(以下同じ) そんなトラブルを防ぐための方法はないの?という切実な疑問に、

「夫のプラモデルで部屋がいっぱい!何度言っても減らしてくれない」「実家の片付けで、親の昔の服を捨てたら怒られた」「推しメンのサイン本を同棲している彼氏にブックオフにだまって売られた」などなど、モノをめぐっての親しい人とのトラブルは多いですよね。

キッチンでケンカする夫婦

写真はイメージです(以下同じ)

そんなトラブルを防ぐための方法はないの?という切実な疑問に、「捨てない片づけ」を考案した東大卒の整理収納アドバイザー・米田まりなさんに実践的な解決法を教えてもらいました!(以下、米田まりなさんの寄稿です)






「大事なモノ、なんで勝手に捨てたの?!」パートナーとの片付けトラブルが多発


片付けにまつわるトラブル経験、どの夫婦・家族間でも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。私の前職、株式会社サマリーにて行った調査(※)によると、2組に1組の夫婦が、モノのトラブルが原因で結婚を後悔するに至ったことがあるのだとか…。

家庭内トラブルとしてよく伺うのが、「大事なモノを勝手に捨てられた」という事例です。

「思い出のスニーカー、汚れているからといって勝手に捨てられた!」「手続き書類をテーブルに出していたら捨てられた!ふざけるな!」など、数年前に起こった出来事でも、捨てられた側からはかなりの怒りを感じます。

一方、捨ててしまった側には悪気はなく、「いつまでも散らかっているので、よかれと思って片付けを進めた」とのこと。一体、何が原因ですれ違ってしまうのでしょうか?






勝手に捨てたくなるモノは、持ち物の中で「氷山の一角」


部屋で出しっぱなしにされているモノの大半が、「直近で使用したモノ」。本人の生活にとってなくてはならない、近々で必要になるモノです。使用者本人は直近での使用歴があるので、一見、無秩序でも、どこに何があるか把握ができています。

一方で家族の目線に立つと、荷物が出しっ放しにされている意味が分からず、部屋全体を散らかす元凶として、強く印象に残ってしまいます。実際には部屋全体が散らかっていても、「これさえ捨てれば、部屋が綺麗(きれい)になる!」と、錯覚してしまうのです。

結果、本人にとって近々で使用予定のある大事なモノを捨てることとなり、すぐに本人にバレてトラブルになってしまいます。仮に押し入れの奥にある、開かずの段ボールの中身を1、2点捨てたとしても、しばらく(ともすると永遠に)気づかれないでしょう。

米田まりな

米田まりなさん

捨てて良いモノ・悪いモノの判断は本人にしかつかないという点も、トラブルを複雑化させます。子どもがチラシの裏に書いた似顔絵、抽選会に参加するために集めていたレシート、細かなアクセサリーやミニチュア作品のパーツなど、大切なモノを「ゴミだろう」と決め込んで捨ててしまうことで、家族間の信頼が一気に崩れかねません。

目についた荷物は、家全体の散らかりの中の「氷山の一角」。人は平均で1,500点の荷物を持つと言われますが、出しっ放しの荷物を数個捨てたくらいで、部屋は綺麗になりません。「勝手に捨てる」片付けは、信頼を崩すリスクの割に、片付けに対する効果は薄いことを、認識しましょう。














イラっとしても手を動かさず、写真撮影を


とはいえ、家族の散らかりに目をつぶって我慢せよ、という訳ではもちろんありません。「いつ片付けるか」「どのように片付けさせるか」が重要なのです。平日の深夜など、脳が疲れている時間帯に衝動的に片づけを始めると、必ずと言っていいほど「判断ミス」が起こります。

散らかった状態にイラっとしたら、すぐに片づけを始めず、まずは大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせる。そして、「証拠写真」を撮りましょう。写真に撮ることで、部屋を客観視できる効果があります。

スマホで撮る 写真撮影
そして疲れている時ではなく、休日にまとめて、写真を見ながら家族で話し合いましょう。例えば「脱ぎっぱなしの衣類が気になるな」と気づいたら、優先的にクローゼットの衣類を減らしたり、投げ入れやすいカゴを購入します。





突発的・一時的なやり方ではすぐにリバウンドしてしまう


持ち物の約8割は、1カ月に一度も触っていないと言われます。使っていないモノの整理を家族揃って行うことで、部屋のスペースに余白が生まれ、散らかりにくい空間に変わっていきます。

突発的・一時的なやり方ではすぐにリバウンドしてしまうので、筋トレや習い事のように、週末時間を決めてコツコツ続けていきます。例えば「土曜の午前中は部屋の片付けをする」など、家族揃ってイベントとして取り組み、散らかりにくい部屋を協力して構築していきましょう。

※株式会社サマリー、プレスリリースより「夫婦間のモノのトラブルにまつわる意識調査」(インターネット調査/既婚者600人対象)

【米田 まりな】捨てない整理収納アドバイザー
1991年生まれ。整理収納アドバイザー1級。モノを愛してやまない人に向けた「捨てない片づけ」を考案。著書に「あの人に、イライラするのは部屋のせい」「集中できないのは部屋のせい」(PHP研究所)「捨てない片づけ」(ディスカバー21)。日経新聞NIKKEIプラスワンにて連載中。東京大学経済学部を2014年に卒業後、総合商社でベンチャー投資を担当し、現在は不動産ディベロッパーに勤務。平日は会社員として働きながら、副業で片付けの普及活動をしている。
twitter→@komedamarina

<文/米田 まりな>



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