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知らない人は損をする…「銀行の振込手数料」を大幅に節約する方法 | ビューティーガール

時刻(time):2023-05-02 16:28源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
< 女性が一生、お金に困らないためのレッスン vol.22/経済評論家・佐藤治彦> 2021年の秋に銀行決済システムの手数料見直しで若干下がった銀行の振込手数料が、また値上がりというニュースが飛び込んできました。 それでなくても、利息がつかない今の銀行。手数料をできるだけ払わないで、賢く付き合いたいもの。今回、大きなニュースとなっているのが、日本でも最

女性が一生、お金に困らないためのレッスン vol.22/経済評論家・佐藤治彦>

 2021年の秋に銀行決済システムの手数料見直しで若干下がった銀行の振込手数料が、また値上がりというニュースが飛び込んできました。

 それでなくても、利息がつかない今の銀行。手数料をできるだけ払わないで、賢く付き合いたいもの。今回、大きなニュースとなっているのが、日本でも最も口座数の多い銀行の一つ、三菱UFJ銀行。その振込手数料の改定です。

(画像:株式会社三菱 UFJ 銀行サイトより)

(画像:株式会社三菱 UFJ 銀行サイトより)

 10月2日以降の振込手数料は変わることになりました。ほとんど値上げなのですが、ほんの一部だけ値下げもあるので厄介(やっかい)です。正確には改定と言わなくちゃいけないのかもしれません。






もう無料で振り込むケースはなくなってしまう


(画像:株式会社三菱 UFJ 銀行サイトより)

「(*1) 当行 ATM をご利用の場合、ATM 利用手数料が別途必要な場合があります。 (*2) 「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」から他行あてにお振り込みいただく場合、お取引内容に応 じて無料となります。無料となる条件など、詳細は「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」 をご覧 ください。」<株式会社三菱 UFJ 銀行サイト『お客さまの利便性向上にむけたデジタル化の取り組みと各種手数料の改定について』より引用>(画像:株式会社三菱 UFJ 銀行サイトより)

 まずは窓口からの送金手数料を説明します。

 現在は他の三菱UFJ銀行の支店に2万円送金する場合の手数料は330円。これが880円に。一気に2.6倍になるんです。他行あてだと何と990円となります。

 窓口は手数料がいるからとATMから自分で全部機械を操作して振り込んでいる人も多いと思います。たとえば、三菱UFJ銀行に口座を持っておらず、現金で振り込む場合。今までは、2万円を三菱UFJ銀行の他の支店に振り込む場合は220円だったのですが、これからは550円。こちらも一気に2.5倍となります。

ATM

写真はイメージです

 三菱UFJ銀行のカードを使って振込する場合でも、今は同一支店なら無料だったものが110円に。他行あての場合は今まで3万円未満は209円、3万円以上は330円だったものが、一律で275円になります。

 ひと言で言えば、銀行の窓口で振込用紙と現金で行員の人に手続きをしてもらうと少なくても880円かかるようになり、ATMで自分で手続きをして振り込む場合でも、もう無料で振り込むケースははなくなるのです。他行あては275円必要ということになります。






ネットバンキングでの振込は0円


 ところが、10月2日以降も0円のものがあります。

 それは、三菱UFJダイレクトでの振込というわけです。これは、つまりネットバンキングです。

 つまり、スマホやパソコンで自宅などから振込手続きをする場合には、三菱UFJ銀行の口座に振り込む場合は、今もこれからも無料というわけです。

 筆者ももう使って10年くらい経つでしょうか。24時間、いつでも好きな時に自宅のパソコンから手続きができるので便利だし、何しろ何回使っても手数料が要らないのが嬉しいです。

 他行あてに送金する場合も、3万円未満なら154円と、店頭から振り込むのと比べると、約6.5倍も違うということになります。ただし、筆者は手数料を払うのが嫌なので使ってはいません。

スマホ

※イメージです

 今回の引き上げの理由としては、人件費やシステムの維持費、マネーロンダリング対策費の増加とあるのですが、通常の決済や預金ということだけなら、お客さんにできるだけ支店を使ってほしくないということなのでしょう。銀行の支店は個人なら住宅ローンなどの利用の時、法人でも融資などの案件の時に利用してもらいたいということだと思うのです。

 こうして、銀行の窓口やATMを使う人が減っていけば、銀行経営における店舗の比重が下がっていき費用を抑えられるようになります。できることなら店舗数を減らしていきたいという本音が透けて見えますね。













ネットバンキング口座を持つのがおすすめの3つの銀行とは


 筆者は皆さんに、三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行に口座を持ち、ネットバンキングの環境を整えることをおすすめしています。

 なぜなら、ゆうちょ銀行こそ、日本で最多の支店数を持ち、日本全国あまねくところにあるので、多くの人が口座を持ってます。そして、ゆうちょ銀行もATMからゆうちょ銀行の他の人の口座に振込手続きをすると手数料が必要ですが、ゆうちょのネットバンキングからの振込であれば、月に5回まで無料なのです。

(画像:株式会社ゆうちょ 銀行サイトより)

(画像:株式会社ゆうちょ 銀行サイトより)

 筆者の場合は、これに加えて、SBI新生銀行に口座を持ち、100万円を預けています。なぜなら、100万円預けていると、月に5回まで国内のどの金融機関の口座へも振込手数料が無料だからです。

 法人の場合は無理でしょうが、個人の場合は、これら3つのネットバンキング口座を持っていれば、ほぼ振込に手数料が必要になる場合は少ないのではないでしょうか?






多くの銀行の口座に10万円までの送金が無料になるアプリも


 ちなみに100万円を預けることをしなくても、個人なら多くの銀行の口座に10万円までの送金が無料になるサービスが始まってます。それは、スマホのアプリ『ことら』です。

 この前、銀行の記帳をしたら、送金してくれた名義の前のいくつかに、「ことら送金」と印字されていました。一体何だろうと思って調べてみました。大手銀行が始めた新しい送金サービスのことで、現在は49行が参加しているもの。今後も182行が準備中だそうです。

(画像:株式会社ことらサイトより)

(画像:株式会社ことらサイトより)

 利用者にとってのメリットは、先に書いたように、個人間であれば他行あての振込手数料も10万円まで、今のところ無料だということです。

 きっと近い将来にほとんどの日本の金融機関をカバーするようになっていくと思います。今後参加する金融機関が増えていったあとで、全ての場合で無料のまま維持されるかどうかはわからないと思いました。ただ、今のところは無料です。

 私はこの『ことら』のアプリをインストールしていません。でも、『ことら』で私の口座への振り込みはできている。つまり、送金先の相手の口座番号さえわかれば、その口座に10万円まで無料で振込ができるのです。これで他行あてに振り込むから手数料が必要という心配もなくなります。













飲み会の幹事に細かい金額を送ることもできる


 また、お互いにアプリをインストールしていると、こんなこともできます。銀行口座がわからなくても、電話番号だけで送金することが可能なのです。

 たとえば、みんなで食事をして、割り勘という時に、細かなお金を出さなくても、幹事さんに3458円をスマホから支払う、ということができるようになるのです。とてもスマートですね。同窓会のお金の集金も、とてもしやすくなります。買い物する時の決済にも使うことができるようになるでしょう。

飲み会 乾杯

※イメージです

 このシステムの名前の『ことら』。きっと、こっそり持ってる自分の自由になるお金のことを「虎(とら)の子」なんて言いましたから、ことらって名付けたんだろうなあと想像しています。

 そんな便利なものを、なぜ私がインストールしていないのかというと、今のところ困ってないことと、飲み会の時の割り勘でこれを使って、間違った携帯番号に送金したり、一ケタ間違えた、なんてことを起こしかねないからです。そんなことを心配して、私はまだ『ことら』をインストールしていないのです。

 私のようにおバカさんでない方で、振込にお金と時間を使ってるという方はぜひ以上のことを検討してみてください。

●2023年4月末現在の、ことら参加銀行一覧表
:足利銀行 伊予銀行 愛媛銀行 香川銀行 鹿児島銀行 関西みらい銀行 北九州銀行 京都銀行 きらぼし銀行 熊本銀行 高知銀行 埼玉りそな銀行 佐賀銀行 山陰合同銀行 三十三銀行 四国銀行 静岡銀行 静岡中央銀行 七十七銀行 十八親和銀行 十六銀行 常陽銀行 千葉銀行 千葉興業銀行 中国銀行 徳島大正銀行 栃木銀行 名古屋銀行 南都銀行 西日本シティ銀行 八十二銀行 肥後銀行 百五銀行 百十四銀行 広島銀行 福岡銀行 北洋銀行 北陸銀行 北海道銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みなと銀行 みんなの銀行 もみじ銀行 山口銀行 山梨中央銀行 横浜銀行 りそな銀行

<文/佐藤治彦>
佐藤治彦
経済評論家、ジャーナリスト。1961年、東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学社会情報研究所教育部修了。JPモルガン、チェースマンハッタン銀行ではデリバティブを担当。その後、企業コンサルタント、放送作家などを経て現職。著書に『年収300万~700万円 普通の人がケチらず貯まるお金の話』、『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』、『しあわせとお金の距離について』『急に仕事を失っても、1年間は困らない貯蓄術』など多数 twitter:@SatoHaruhiko




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