キラキラと美しい宝石の写真。実はこれ石鹸なんです。この石鹸は『宝石石鹸』と呼ばれ、材料をそろえれば自宅でも作ることができるので、ハンドメイド作品としても人気だそう。
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なかでも透明観測所(@clearium_lab)さんが作る宝石石鹸は、透明度が高く美しい色彩が特徴です。本物の宝石以上に綺麗なこの石鹸はどうやって作っているの?ということで透明観測所さんにお話を聞きました。
宝石石鹸との出会いは1冊の本
――宝石石鹸を作り始めたきっかけを教えてください。
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透明観測所さん(以下、透明観測所)「2〜3年前に本屋さんに行った時、偶然『ハンドメイドの宝石せっけんの教科書』(ポプラ社)という本の表紙が目に入ったんです。宝石石鹸の作り方を紹介する本だったのですが、表紙の写真がとにかく綺麗で『こんなに透明で美しい石鹸が作れるんだ』と衝撃をうけました。それで本を購入して、自分で作ろうと思ったんです」
――本屋で偶然、宝石石鹸を知ったんですね。

透明観測所「私は新潟に住んでいるのですがさらに偶然なことに、本の著者である木下和美先生が、新潟県で宝石石鹸の教室をひらいていたんです。『これは行かない手はない』と思い、先生が主催する『アロマティカラボ』で宝石石鹸のレッスンを受けました。レッスンを受け宝石石鹸の魅力にどっぷりはまり、たくさんの宝石石鹸を作るようになったのがきっかけです」
材料をそろえれば誰でも作れる
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――宝石石鹸はどのように作られているのでしょうか。
透明観測所「購入しやすいものとしては、『MPソープ』という名前の石鹸素材を使って宝石石鹸を作っています。これは透明石鹸として一般的にもよく売られています。そこに色をつけたりしながら、好きなデザインを作っていきます」

――誰でも作れるものなのでしょうか。
透明観測所「作り方自体はシンプルなので、材料をそろえればどなたでも作ることができます。どれくらいの透明度で、どんな色をどんな濃さでつけてどんなデザインにするか、自由に作れるのも宝石石鹸の魅力です。『アロマティカラボ』で講師の資格をとり、私も宝石石鹸作りのレッスンをおこなっているのですが、同じ材料・工程で作っても、その人の個性が出て世界に一つだけの作品になるので、それを見るのも楽しいです」
宝石石鹸より作るのが難しい風景画石鹸
――作られた中で難しかった作品はありますか。
透明観測所「宝石石鹸ではないのですが、風景画は難しさ、手間、時間を考えると作るのが大変でした。風景画のせっけんは金太郎飴と似た要領で、色のついた石鹸液を流し込みながら作っていきます。素材を固めて完成したものをカットするまで、どんな絵が出来上がっているかわからないんです。失敗することもありますが、その分完成したものをカットした瞬間の喜びや達成感も大きいですね」
――山の風景の石鹸は、どれくらいの時間をかけて作られたのでしょうか。
透明観測所「だいたい、3〜4時間くらいでしょうか。自分が想像する風景になるように注ぐ石鹸液の硬さも調整しないといけないので、時間がかかりました」
手を洗う時間が、素敵な時間になる
――宝石石鹸は美しいので、使うのがもったいないと思ってしまいます。
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透明観測所「たしかにそうかもしれません。でも、宝石石鹸は水に濡れれば濡れるほど透明感が出てくるんです。なので使っている時も楽しめると思います。洗面所や浴室にお気に入りの宝石石鹸を並べても綺麗ですし、石鹸として使っても気分が上がると思います。私も作った石鹸はしばらく飾った後、日常使いしています。一般的な石鹸素材で作っているので、泡立ちもいいです」
――飾っても使っても、気分が上がるのはいいですね。

透明観測所「コロナ禍で手を洗う機会が以前より増えたと思いますが、手を洗う作業って義務というか楽しくはないと思うんです。宝石石鹸など、見た目が綺麗な石鹸だと泡立てるのも使うのも楽しいので、手を洗う時間が素敵な時間になると思います」
宝石石鹸の販売はしていないけど…
――透明観測所さんが作る宝石石鹸は、販売などしているんでしょうか。
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透明観測所「よく『買えますか?』とお問い合わせをいただくのですが、販売はしていません。アロマティカラボで宝石石鹸の作り方を学んで、趣味としてSNSに写真をUPしています。宝石石鹸の作り方のレッスンをしているので、興味があればレッスンをうけていただけるとうれしいです」
宝石石鹸は材料を揃えれば自分でも作れるとのことで、年末年始など時間があるときに挑戦してみてはいかがでしょうか。見ても使っても美しい宝石石鹸のとりこになるかもしれません。
<取材・文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。Twitter:@YlujuzJvzsLUwkB
(エディタ(Editor):dutyadmin)







