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ディープな“自然派”だったママが語る「子どもにワクチンを1本も打ってないことが不安に

時刻(time):2022-12-21 15:04源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「家族が自然派ママ」という人の苦労話を聞くことがよくあるが、Mさんの周囲はどう受け取っていたのだろう。 ※写真はイメージです(以下同) 「昔からの友人には独身も多かったからか、『子どもを持つといろいろ気を遣うんだね!』くらいの反応でした。夫は海外赴任も多く基本的に日々の世話を見る機会が少なかったので、食材にこだわる私を見て『すっかり健康的

「家族が自然派ママ」という人の苦労話を聞くことがよくあるが、Mさんの周囲はどう受け取っていたのだろう。

自然派ママ202212-3a

※写真はイメージです(以下同)

「昔からの友人には独身も多かったからか、『子どもを持つといろいろ気を遣うんだね!』くらいの反応でした。夫は海外赴任も多く基本的に日々の世話を見る機会が少なかったので、食材にこだわる私を見て『すっかり健康的になったね』程度です」

自然派育児で最も衝突し、今でもしこりがあるのは、孫の体を心配するMさん母だ。

「会うたびにケンカばかりです。保湿とか病院とかワクチンとかは何もしてあげないくせに、風邪とかひくとレメディやらお手当てやら余計なことばかりする!って(笑)。ぐうの音も出ないほどその通りなのですが、当時は自分のやっていることが正しいと思っていたので、それはそれはぶつかりました」

【前々回の記事】⇒子どもにワクチン打たせない、薬も飲ませない…“自然派育児”をするママの沼
【前回の記事】⇒赤ちゃんのおしり丸出しでピクニック?ディープな“自然派ママ”の仲間だった私が黒歴史を語る






育児をめぐって実母と衝突


沼抜けした今も、当時できた傷跡がたまに開く。

「頻繁に実家に滞在していたんですが、当時は食材とかにすごく気を遣っていたので、親のやることがいちいち気に障るんですよ。だから子どもの離乳食と洗濯は私がやる! と親に手出しをさせなかった。一緒にスーパーマーケットへ行っても、私がアレもダメコレもダメと言っていたので、今でも私たち親子と過ごすときは、一体何を買えばいいのかわからないと言われてしまう」

育児の常識はどんどん変わっていくので、育児法をめぐっては世代が違うだけでも衝突の種になりがちだ。そこへさらなるこだわりが加われば、いわずもがな。

さらに自然派コミュニティのなかでも、微妙なトラブルがたびたび発生していた。






自然派ママにも派閥あり


「ママ友たちの中には、アトピーの子どもを持つ人も少なくありません。それがきっかけで、自然派になる人が非常に多いので。するとその親たちは、また別口で脱ステロイドコミュニティを作るわけです。私のママ友が所属していたコミュニティでは、ステロイドは使わず、たんぱく質をはじめとする栄養をしっかり摂ろうという感じでした。ところがそこへ、玄米菜食の自然派ママが入ってきて意見の衝突が生まれ、いろいろといざこざがあったみたいです」

家族との衝突。コミュニティのもめ事。代替医療(ホメオパシー)で治らなかった子どもの虫歯。地味にかさんでいく、食費(自然食は高い)。自然派仲間の挑戦的な企画(例:おまるピクニック)。そうした出来事が積み重なった状態で、子どもの幼稚園入園の準備から、沼抜けがはじまっていく。








自然派ママ
「入園が近づいてきて、ワクチンを1本も打ってないことが不安になってきたんですよね。入園申込みのときに聞かれましたし。それからコロナ禍がはじまり、海外赴任の夫も帰国できなくて、現地もいろいろ大変なことになっている。なのに、参政党のメンバーが海外のコロナの事情について適当なことを語っていたり、波動で無毒化! とか言ってるの見て唖然としてしまって。参政党は自然派傾倒が強いので、当然自然派ママたちは、共感して支持する。そんな光景を見ていたら、過去の違和感もあわせてなんだかおかしな世界だと、気持が離れていきました。沼抜けできたのはある意味、参政党のおかげかもしれません」

こうしてMさんは、約4年にわたる自然派沼をみずから脱出した。今は子どもにせがまれるがまま、週1ペースで家族でマクドナルドを楽しんでいる。






自然派沼にハマりつづける人たち


「最近でもたまにFacebookでつながっている自然派ママ仲間をチラ見しますが、今のところ私以外は、ひとりも卒沼していません。謎めいた療法を提供するヒーリングサロンを開いたり、自然豊かな地方へ移住したり。基本みんな裕福だったので、活動資金も潤沢にあるんでしょうね。そういえばみんな、マルチ商法で有名なお高い鍋持ってたな~とかも、少し懐かしく思い出しました」

もうひとつ、深みにハマらなかったのは、自然派入りする前の古い友だちと手を切らなかったことだとふり返る。






沼抜けを支えてくれたものとは?


自然派ママ202212-3b
「自然派ママだけの中で生きてたら、きっと今も沼の中だったでしょう。私はめんどくさがりで不器用で自然派にハマる才能がなかったこともあるでしょうけど、ママ友たちとの関係が切れても、別のコミュニティがあったことも、大きいです」

これはどんな沼にも当てはまる。よりどころとなるコミュニティは、複数あるにこしたことはない。さらにMさんの場合は、無理せず自分のできる範囲で自然派育児に取り組んでいたので、沼の浅いところで留まっていた。だから比較的速やかに、沼から出てこられたのだろう。それでも金銭面や科学的根拠のない健康情報を信じ実践していた点を、「私の黒歴史です」と語るMさんだった。

【前々回の記事】⇒子どもにワクチン打たせない、薬も飲ませない…“自然派育児”をするママの沼
【前回の記事】⇒赤ちゃんのおしり丸出しでピクニック?ディープな“自然派ママ”の仲間だった私が黒歴史を語る

<文・取材/山田ノジル>
山田ノジル
自然派、○○ヒーリング、マルチ商法、フェムケア、妊活、〇〇育児。だいたいそんな感じのキーワード周辺に漂う、科学的根拠のない謎物件をウォッチング中。長年女性向けの美容健康情報を取材し、そこへ潜む「トンデモ」の存在を実感。愛とツッコミ精神を交え、斬り込んでいる。2018年、当連載をベースにした著書『呪われ女子に、なっていませんか?』(KKベストセラーズ)を発売。twitter:@YamadaNojiru




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