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有名デザイナーと不倫した妻のまさかの言い訳「生活の垢にまみれてる」 | ビューティーガ

時刻(time):2022-08-30 08:33源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
【 ぼくたちの離婚 Vol.22 色褪せる花束 後編】 書籍 化・ コミック 化も果たした人気ルポ連載「ぼくたちの離婚」。これまであまり語られてこなかった「男性側の視点から見た離婚」をライターの稲田豊史さんが取材しました。付き合っていた頃から「理想的な文化系カップル」だった、フリーライタのー山野辺武志さん(仮名/36歳)とその妻・美代さん(仮名)の離婚理

ぼくたちの離婚 Vol.22 色褪せる花束 後編】

 書籍化・コミック化も果たした人気ルポ連載「ぼくたちの離婚」。これまであまり語られてこなかった「男性側の視点から見た離婚」をライターの稲田豊史さんが取材しました。付き合っていた頃から「理想的な文化系カップル」だった、フリーライタのー山野辺武志さん(仮名/36歳)とその妻・美代さん(仮名)の離婚理由に迫るルポの後編(前編「サブカル夫が妻と離婚した悲しすぎる理由。“理想的な文化系夫婦”だったのに」)です。

【前編】⇒「サブカル夫が妻と離婚した悲しすぎる理由。“理想的な文化系夫婦”だったのに」はコチラ

※以下、稲田さんによる寄稿。

 LINEの「誤爆」で妻の不倫に気づいた山野辺さんは、「明日、職場の同僚数人と夜桜を見たあとカラオケボックスでパーティーをするから、帰りが遅くなる」という妻の急な予定の報告に疑念を抱き、翌日の夕方、妻の会社の前で張り込んだ。すると、妻と一緒に大柄で髪をゆわえた男性が会社から出てきたのだった。





「証拠固め」のためスマホを盗み見


 美代さんとその男性は地下鉄の駅へ。数駅乗って降りたのは「新宿三丁目」駅。

「地上に出た美代とその男はゴールデン街を抜けて、歌舞伎町のラブホテル街に消えていきました」

女性

※写真はイメージです(以下、同じ)

 その日の美代さんはタクシー帰り。山野辺さんが「カラオケどうだった?」と聞いても、「うん、楽しかった」程度の返答で、具体的な話は何も出てこなかった。

 ただ、山野辺さんはその場で美代さんを詰めなかった。

美代を問い詰める前に、証拠を固めようと思ったんです

 山野辺さんは美代さんのスマホに目をつけた。

「彼女のスマホは指の動きで画面ロックを解除するタイプ。実は数週間前に彼女の指の動きを間近で見て、覚えていたんです

 数日後、美代さんが風呂に入っている間に、山野辺さんは美代さんのスマホの画面ロックを解除。すると、カラオケ翌日のLINEのやり取りの中に、「旦那、気づいたんじゃないの?」というメッセージを発見する。しかも、それを送ってきた人物は山野辺さんも知っている印刷会社の社員だった。

「アウトだなと思い、ストレートに『あの日、ホテル行ったよね?』と問い詰めたら、あっさり認めました」






「君は生活の垢にまみれてたよね」


 実は当時、山野辺さんと美代さんは、美代さんの母親名義の土地に一戸建てを建てたばかりだった。

建物のローンも34年残ってました(笑)。なのに、なんで浮気なんて? と聞いたら、『家を建てれば変わると思った』『いつかはちゃんとしなきゃと思ってた』。まったく意味がわかりません」

 離婚手続きはつつがなく進んだ。

「あとで分かったんですが、美代の不倫相手は印刷会社に出入りしているデザイナーでした。サイトに出ていたプロフィールによれば、仕事実績はかなり輝かしくて、何かの広告賞も獲っている。事務所もすごくおしゃれでした」

 山野辺さんは自嘲気味に言った。

「写真にしろ、美術にしろ、デザインにしろ、僕なんかよりずっと手応えのある対話相手だったと思います」

 財産分与について話し合う席で、美代さんは山野辺さんに言った。

正直、君は生活の垢にまみれてたよね。私は帰りにスーパーで何を買うかより、今さっき見た美術展の話をもっとしたかったんだ














「その仕事って、未来に残るの?」


 この離婚を避ける術はあったのだろうか? そう振ってみると、山野辺さんは表情を曇らせた。

「僕、結婚して2年目くらいの頃に、ある媒体のお笑い特集記事の制作を編集ごと請けたんです。僕自身、90年代以降のお笑い文化にはどっぷりでしたし、知っている芸人さんにもインタビューできるというので、張り切りました。ただ、まだフリーライターの経験が浅かったので勝手がわからず、徹夜が続いて僕が分担すべき家事が滞ってしまったんです」

 ちょうど美代さんも仕事が忙しい時期で、家庭内は険悪になった。

「僕は苛立つ美代に謝罪しながら、でも大事な仕事だからなんとか頑張りたいんだと言いました」

 すると美代さんは、信じられないことを口にした。

その仕事って、未来に残るの?

ぼくたちの離婚 Vol.22 後編
 山野辺さんは唖然とした。

「驚き、腹が立ち、悲しくなりました」

 美代さんは交際中から一貫して、写真や美術や演劇や純文学の話には乗ってくるものの、お笑いやアニメやサブカル評論の話にはまったく乗ってこなかった。山野辺さんもそれはわかっていたが……。

「僕のフィールドに興味がないことは別にいいんです。じゃなくて、僕はそこではっきり理解したんですよ。この人は“サブカル”に興味がないだけでなく、はっきり“下”に見ているんだなって

 ですから、と山野辺さんはため息まじりに続けた。

離婚を回避できたかというご質問の答えは、結婚2年目にもう壊れていた、です





どこに出しても恥ずかしくない存在


「サブカルと言えば……」と、山野辺さんは少し前に観たという映画『花束みたいな恋をした』(主演:菅田将暉、有村架純)の話をはじめた。サブカル趣味で意気投合したカップルが、見るも無残に破綻していく物語だ。

「当初あのふたりは“運命の相手”みたいに盛り上がっていたけど、次第にダメになって、結局ふたりともすごく無難な、文化的素養のまるでなさそうな相手と付き合うじゃないですか。あれ、すごくリアルだと思ったんですよ。ああ、そっちのほうが楽だってことに気づいたんだよねって。恋人と批評的対話なんてしなくていいし、ましてや夫婦にはまったく必要ないなって。こういうのを堕落って言うんでしょうね(笑)」


 美代さんが変名でやっているというインスタを見せてもらった。スイーツや猫やウェイ的な写真は一切ない。インテリジェンスあふれる建築物、構図のしっかりとれた風景、端正にデザインされた雑貨や食器などのサムネイルが、統一感のある色合いで整然と並んでいる。「隙がないというか、どこに出しても恥ずかしくないって感じですね」と感想を述べると、それを受けて山野辺さんは言った。

「僕は最後まで、美代にとって、どこに出しても恥ずかしくないパートナーにはなれなかったんだと思います。このインスタ、まるで写真展の図録みたいじゃないですか? サブカルクソ野郎の入り込む余地なんて、1mmもないんですよ」

ぼくたちの離婚 Vol.22 色褪せる花束 後編】

<文/稲田豊史 イラスト/大橋裕之 取材協力/バツイチ会>
編集者/ライター。1974年生まれ。キネマ旬報社でDVD業界誌編集長、書籍編集者を経て2013年よりフリーランス。著書に『ぼくたちの離婚』(角川新書)、コミック『ぼくたちの離婚1』(漫画:雨群、集英社)、『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』(PLANETS)、『セーラームーン世代の社会論』(すばる舎リンケージ)。「SPA!」「サイゾー」などで執筆。
【WEB】inadatoyoshi.com 【Twitter】@Yutaka_Kasuga



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