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2022年2月14日から、Netflixで不倫ドラマシリーズ『金魚妻』がスタートします。篠原涼子、岩田剛典をはじめ豪華なキャストたちが、禁断の恋に走る妻(あるいは夫)を演じ、始まる前から話題になっています(原作は黒澤Rのヒット漫画)。
そこで、女子SPA!が取材してきた不倫をめぐる体験談から、人気記事の一部を再録。不倫した&された男女のリアルな結末とは――。
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妻が妊娠中に不倫をする夫。小倉優子や安田美沙子など芸能人をはじめ、一般的にも“よくある話”と言われています。
しかし、さて自分の身に起こった場合“よくある話”では済まないようで…。実際に体験した女性に話を聞きました(画像はイメージです)。
妊娠中に夫の浮気が発覚
「私、独身の頃から“妻の妊娠中に浮気”をする男は人として最低の部類だと思ってたんです。お腹の中で大切に命を育てている女性に対し、あまりにひどい仕打ちじゃないですか。でも、見事にそれをされてしまって……」
と苦々しい表情で話す上田志織さん(仮名・35歳・メーカー)。
上田さんが夫に浮気をされたのは、今年2歳になる長女を妊娠中のときのこと。夫のクレジットカードの明細書をたまたま見たところ、簡単に浮気が発覚したのだとか。
「我が家は共働きなのですが、毎月自由に使える金額はお互いに把握していたので、夫のクレジット明細に興味を持ったことはありませんでした。でも、そのときは明細書がラックから机の上に落ちていて、なんとなーく見ちゃったんですよね。そしたら、都内近郊のビジネスホテルの名前が目にとまって。
嫌な予感に胸をバクバクさせながら、自分の手帳を見て記憶をたぐり寄せてみると、その日夫は確か同期との飲み会で電車を逃しめずらしく朝方に帰ってきたんだったな……と。そんなの完全に嘘、完全にアウトですよね。目の前が真っ暗になりました」
夫は『一回きりでもう会ってないから許してくれ』の一点張り
ショックのあまり、数時間ただ茫然(ぼうぜん)としていたという上田さん。夫が帰宅すると、明細を見せストレートに問いただしたとか。
「飲み会と言った日に足を運んでいないはずの場所のビジホに泊まってるんですから、言い逃れは難しいですよね。素直に浮気を認めました。でも、詳しく問い詰めても、『相手は仕事で出会った人。“こういうことはよくない”と話し、一回きりでもう会ってないから許してくれ』の一点張り。
そんなの信じられるはずもなく、『嘘つくな!』『一回でも浮気は浮気なんだよ!』『妻のお腹に赤ちゃんがいるのにどんな気持ちで浮気したわけ!?』と、夫をバシバシ叩きながら大号泣してしまいました」

『父親のいない子にしたくない』離婚はしなかったが…
その後、怒り疲れた上田さんはひとり寝室にこもり、一晩中さまざまなことを考え続けたそう。
「『昨日まで幸せだったのになんで?』『絶対別れる』『でもこんなこと両親にも誰にも話したくない』『どこか遠いところに行って一人でひっそり子どもを育てようか』などと頭の中はぐちゃぐちゃ。これから待っていたはずの幸せな未来を壊した夫が、憎くて憎くて仕方ありませんでした」
当時、上田さんは妊娠9カ月。折れそうな気持ちをなんとか支えながら産休まで会社に勤め、帰宅後は毎晩夫と話し合いをしました。
「夫の言い分は『心から反省している。もう絶対に裏切らないので家族を続けさせてほしい』。私の言い分は『絶対に許せない。でもお腹の子を父親のいない子にしたくない』。となると、別れないという選択肢しかなくて……。
“お腹の子のため”と自分を納得させ、できる限り普段どおりの生活を再スタートさせました」
しかし、その選択は上田さんにとって悪夢のはじまり。ふとした瞬間に“夫が妊娠中に浮気をした”という事実が頭をよぎり、そのたびに怒りと失望にさいなまれるハメになってしまったのです。
子供が産まれても夫への憎しみは増すばかり
「たとえば、ベビーカーを選んでいるときに、カタログに載っている幸せそうな家族の写真を見て『我が家にはもうこんな光景はありえないんだな』と涙が出てきたり。
お腹の子が逆子で帝王切開に決まったときは、真っ先に『それなら夫が立ち会わなくても自然だな、よかった』と思ってしまって。そんなお産、悲惨ですよね……」
いざ子どもが産まれれば気持ちも落ち着いてくるかと思いきや、夫への憎しみは増すばかり。悪夢は一向に終わりません。
「娘を可愛いと思うと同時に、『こんな可愛い子がお腹にいるときに夫は浮気をしたんだよな』と思ってしまう悪夢。夫がかいがいしく娘の世話をしていても、『この子のことを忘れて浮気したくせに』と思ってしまう悪夢。
そして、そんなふうに思うたびに夫のことを冷たく無視したり、浮気話を蒸し返し罵(ののし)ったりしてしまうんです。夫は我慢して謝罪を繰り返していましたが、しんどかったでしょうね。笑顔や口数がどんどん減っていきました」
そんな我慢が限界にきたのか、ある日とうとう夫は胃潰瘍に。そして……。
小倉優子に共感・安田美沙子には「正気の沙汰じゃない」
「私に病院での診断結果を伝えたあと、離婚を切り出してきました。『許されないことをしたのは自分だけど、許されない生活が続くのは辛い。申し訳ない』と。私も精神的に限界だったので、仕方ないなと思いました」
とはいえ、まだシングルマザーになる勇気はなかった上田さん。ひとまず別居し、お互いの体や気持ちが落ち着いてから離婚か復縁に向けて話し合うことに決めたとか。
「いまは別居して2か月ですが、何事もなかったように復縁はないかな……と現段階では思っています。夫は基本的にやさしいし子煩悩だし手放し難い人ではあるのですが、“妊娠中の浮気”はそれを上回るダメージで……。
妊娠中に不倫された有名人も多いですが、小倉優子の離婚報道には共感して泣いてしまいました。一方で、『人は誰しも失敗する』とゲス不倫夫を許した金子恵美議員は理解できない。『そんな正論で気持ちの整理つく?』と。
『逆に仲が深まった』みたいなことを言っていた安田美沙子も、私からすれば正気の沙汰じゃない。少なからず無理しているはずで、いつか絶対にひずみが生じると思いますね」
妊娠中の不倫が女性に与えるダメージは、やはり測り知れないものがあるようです。
【他の回を読む】⇒シリーズ「女の人生、悲喜こもごも」の一覧はこちらへ
<TEXT/丸本綾乃 イラスト/鈴木詩子>
(エディタ(Editor):dutyadmin)