嫌なことがあっても、さみしくても、この子達を見ればクスッと笑えて、明日も頑張れる。『猫の絶景』(KADOKAWA)は、累計260万いいね!を誇る、5匹の猫の写真集です。
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自由な猫たちを見ていると心が落ち着く
家族構成は、一番の年長者でボス的ポジションのじろうさん(11才・オス)、上下関係を重んじるお姫様タイプのみかんちゃん(4才・メス)、顔周りがスッキリのイケニャンぽてと(3才・オス)、こわがりでおとなしいてんぷら(2才・オス)、お転婆で甘えん坊なあんみつ(1才・メス)の5匹。この5匹の何気ない1日が、本当に癒されるのです。

私も猫を飼っていますが、猫はとことん自由でクール、そして孤高です。嫌なことがあったからといってやけ食いをするわけでも、酒浸りになるわけでもありません。ただひたすら毛づくろいをして、ごろ寝をして、自分の尻尾を追いかけたり、意味不明の行動をします。その姿に魅せられて人間は、「悩んでもしかたないか」と悟りにも似た気持ちを覚えるのです。
ごめんね…ドアの前に集まるにゃんこたち

日常あるあるですが、まずは「廊下にいること知らずに締め出してしまってから1時間後の猫たち」。忙しいとつい、視界に入らない猫たちを忘れがち。ふと気がつくと、あれ? 猫たちがいない、なんてことがあります。当の猫たちは何が起こったかわからず、キョトン顔。一斉にキョトン顔(約1匹がムッとしているような気も……)しているのが、なんともおかしいです。

こんなお店があったらまとめ買いしちゃう
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え?そんなに安くていいの? と思わず二度見してしまうのがこちら。「安くてお買い得です。ジャガイモは35円ですが存在感あります」。うまく箱に収まっていますが、レンコンさんとジャガイモさんは、明らかに不満顔。「もっと高値を付けてよ」と言っているようです。こちらも値切りならぬ、値上げをしてあげたくなりますね。
これぞ激キュン! 寝顔は天使

猫の本領発揮(当の猫は無意識ですが)というべき1枚!「寝るのが好きなあどけないころのてんぷら」。体の曲がり具合と、お手てと、無垢な寝顔がたまりません。今すぐ抱きしめたい、と悶絶しそう。スマホのトップ画にしたら、見つめるたびに免疫力が上がるかもしれません。
覇気のないおっさん風猫にクスッ

猫の姿は着ぐるみで、本体はおっさんなんじゃないの? と疑いたくなる仕草。見てください、この貫禄。「おなかが空いたので台所に居座る」。台所というより、競馬場の前にいそうですよね。この迫力は、キャットフードよりもむしろ焼き鳥や牛丼を差し出したいくらいです。
「猫の家に人間が住まわせてもらっている」

いかがですか。どの写真もありのままの猫のひとコマですが、撮る側のあたたかいまなざしまで感じられますよね。そう、勝手気ままに過ごしている猫たちですが、人間を見る目は確かです。猫たちが絶対的な信頼をよせているのは、飼い主の愛情の証でもあると思うのです。「人間が猫を飼っているのではなく、猫の家に人間が住まわせてもらっている」と本書。これからもすべての猫に幸あれ、と願ってしまう、そんな1冊です。
<文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
(エディタ(Editor):dutyadmin)
