年末に行われた漫才日本一を決める『M-1グランプリ2021』で17代目の王者となった錦鯉に注目が集まってますね。
長谷川雅紀50歳&渡辺隆43歳という最高齢コンビの優勝ということで、特に同世代の人達の胸を打ち、多くの感動を呼んだようです。

©M-1グランプリ事務局
西島秀俊のドラマで娘と盛り上がっていると夫は…
松村明奈さん(仮名・43歳・主婦)は、俳優の西島秀俊さんの大ファンです。
「2019年に放送されたドラマ『きのう何食べた?』の筧史朗(かけい しろう)役がとても好きで西島さんにハマってしまいました。なので劇場版の『何食べ』も、娘のY香(16歳・高校生)と一緒に2回も観に行ったんですよ。もちろん今放送中の『真犯人フラグ』も夢中で観てます」
ドラマの話で娘と盛り上がっていると、よく夫のNさん(50歳・会社員)がうらやましそうに見てくるそう。
「Nはここ2~3年あまり元気がなくて、男性更年期障害なのかな?と思ったりします。先日も『俺はもうジジィだから、最近のドラマ観たってどうせついていけないし』と、いじけたことを言うので困ってしまって」

(画像:日本テレビ『真犯人フラグ』公式サイトより)
「何だか年々頑固(がんこ)になってきているというか、“もう俺はジジィなんだから、新しいことにチャレンジするだけ時間の無駄なんだ”と自分自身に言い聞かせて、自ら呪いをかけているような感じで辛そうなんですよ」
西島秀俊は夫と同じ50歳だという事実に…
明奈さんは、男性更年期障害が改善する食べ物を検索して“タンパク質とニンニクを一緒に摂るといいらしい”という情報を入手し、ガーリックステーキや、ガーリックチップをそえたカツオのたたきを夕食にだしたりしましたが、夫に変化はありませんでした。
「そんなある日、西島さんに夢中になっている私に、夫が『そんな歳下のイケメンにキャーキャー言っちゃって』とため息混じりに嫌味を言ってきたので、ついカチンときて『確かにイケメンだけど、西島さんは私より歳上だよ。ていうかNと同じ50歳だよ』って言っちゃったんですよね」
夫は、その事実にショックを受けてさらに元気をなくしてしまったそう。
「Nはメタボ気味で、頭もはげあがってきているんですよ。さらに歳のことを気にしているので、西島さんと自分を比べて落ち込んでしまったんだと思います。本当に余計なことを言ってしまったと後悔しました」
そして先日、夫婦でなんとなく「M-1グランプリ」を観始めると…。
M-1で同じ50歳の錦鯉・長谷川に勇気をもらった夫
「Nは特にお笑好きという訳ではないですが、昨年のM-1から錦鯉を好きになったみたいで、テレビに出ていると観たりしていましたね」
才能あふれる若い芸人さん達に混じって、自分達のスタイルで漫才をする錦鯉に夫はクギづけになっていました。
「そしたら錦鯉が優勝した瞬間、Nが目をうるませて『俺も素直に一生懸命頑張れる、愛くるしいジジィになりたい。西島秀俊はハードル高いけど、まさのりさん(長谷川雅紀)なら目指せる気がする」って言い出して、その前向きな発言に嬉しくなりました」

筋トレをスタートした夫
夫は「もう“歳のせい”という言い訳はやめたいから、もし言ったら注意して欲しい」と明奈さんに頼んできたそう。
「それからNはかなり元気になったので、男性更年期障害ではなかったみたいです。まさのりさんの体力のなさを反面教師にするといい、筋トレを始めたんですよ」
夫は愛くるしいジジィになり、なおかつ体力もあり健康という最高の形を目指して頑張ることに決めました。
「ずっと錦鯉には活躍して欲しいので、まさのりさんも体力作りして欲しいってNが言っていました。ていうか、自分も始めたばかりのくせにエラそうですよね(笑)
相方の隆さんも通風だそうだし、本当に2人とも健康に気をつけて末長く漫才を続けて欲しいですよね」
夫は、今でも毎晩のようにM-1で錦鯉が優勝する瞬間を観返しては、涙しているそうです。
<文&イラスト/鈴木詩子>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
(エディタ(Editor):dutyadmin)