ライターの高木沙織です。
外出時や人と会う時などに欠かせない存在となった“マスク”。最近では不織布マスクも購入しやすくなってきたし、繰り返し使える布マスクを手作りする人や各種アパレルブランドが販売しているスポーツマスク・接触冷感素材のマスクなんかも人気です。
……が、ここまで日常的に長い時間マスクを着けて過ごすことなんてなかったという人は、さまざまな“マスクトラブル”に見舞われているのではないでしょうか。
例えば……
(1)くっきりマスク焼け
「マスク=冬や花粉が飛散する春先に着けるもの」。夏にマスクを着けて過ごすのは初めてだという人に多いのが、この“マスク焼け”です。
これは、先日仕事でお会いした某出版社編集部のAさん(20代・女性)のお話し。「ちょっとこれ、見てくださいよー」と、マスクの上部をズラすとそこにはくっきりとマスク焼けのあとが。聞くと、自宅のベランダで原稿のチェックをしていたら見事に日焼けをしてしまったと言います。
日焼け止めを十分に塗っていなかったり、汗で落ちてしまったりしていることが原因として挙げられますよね。Aさんに至ってはすぐに室内に戻るつもりだったと日焼け止めを塗らずに、気が付いたら20分もベランダで過ごしてしまったそう。マスク焼けもするはずです。

また、UVカット加工がされているマスクを着けるときも注意が必要です。なぜなら、紫外線が100%カットされるわけではないから。マスクに覆われた顔の下半分も日焼け止めを丁寧に塗るようにしましょう。マスク着用時の肌の露出部分と、覆われている部分の紫外線到達量を同じにすることは難しいですが、顔全体に均一に日焼け止めを塗ることでマスク焼けを最小限に抑えたいものです。
また、暑い季節のマスクは汗や呼気で蒸れて顔全体がグッショリ……、なんてことも珍しくありませんので日焼け止めの塗り直しもこまめに、丁寧に。
(2)グレーはマスクも要注意
グレーのTシャツを着用するとき、脇汗で色が変わることを気にする人は多いでしょう。ですが、グレーで気を付けたいのはTシャツだけではないのです。
週3日はリモートワーク、残り2日は会社に出勤しているDさん(30代・女性)は、グレーの生地の布を使い手作りマスクを製作。なかなかうまく作れたと気に入り、次の出勤日に着けようと楽しみにしていたそう。

その日は汗がダラダラと流れるような暑い日。例のグレーのマスク着用でオフィスに到着すると出勤組と顔を合わせます。……が、みんなの視線はなぜかDさんの口もとだけに集中しているような。
「あ、やっぱりグレーのマスクいいよね」と、ポジティブに捉えたDさん。荷物を下ろしてトイレに向かうと……。
マスクが汗でところどころ変色しているではないですか! 脇汗ならぬ顔汗で。それからは汗が乾くまでマスクを手で隠すように覆いながら過ごしたと言います。なんとも仕事がしづらそう。マスクもTシャツと同様に生地や色選びに注意が必要……なのですね。
(3)マスク内側にファンデがベッタリ
続いてのマスクトラブルは、よくあるコレ。
メイクが崩れたり、マスクの内側にベッタリ付いてしまったりするトラブルです。ただでさえメイクが崩れやすい季節なのに、マスクを着けることでさらにギトギト・ボロボロ。いっそのことメイクなんて、と思ってしまったのは……筆者です。
さまざまな自粛が解除され、ヨガのスタジオレッスンもマスク着用、換気・除菌に気を付け人数制限をしたうえで再開(2020年6月下旬)。久しぶりのレッスンですからさすがにノーメイクではと思い、気合いを入れてフルメイク+マスクで実施したところ、終了後のマスクの内側の汚さに驚愕しました。もちろん顔面も。

新調したばかりのスポーツマスクだったのですが、洗濯をしてもメイク汚れがキレイに落ちず泣く泣く使い捨てに……。これは特殊なケースではありますが、日常生活の範囲内でもマスクへのメイクうつりはある程度起こり得る問題でしょう。
なので、ファンデーションは使わず、肌色をトーンアップしてくれる化粧下地とパウダーで仕上げる! これなら崩れもマスクへのメイクうつりもある程度は抑えることができます。赤みやニキビ跡、くすみが気になる部分はコンシーラーを使って隠せば、肌への負担も軽減できるはず。マスクの内側が汚れることが減ったし、メイク時間も短縮されて楽になりました。
(4)ぺローンと放置でイケメン、ドン引き
食事をするとき外したマスクはどうしていますか? これは女優・柴咲コウさん似のEさん(20代・女性)のお話し。

6月半ばにリモートワークが終了し、マスク着用とは言ってもメイクに手を抜きたくないといつも通りのフルメイクで会社に出勤しているEさん。通勤中、仕事中は常にマスクを着用。ランチは会社近くのカフェや定食屋のテイクアウトを利用しデスクで食べるように徹底しているそう。そして、このランチタイムがマスクから解放される束の間の休息タイムだと言います。
そこで事件は起こります。
マスクを外してデスクの隅に置き、解放感満載で大好きなサンドイッチを堪能していると、女性人気が抜群に高い他部署のイケメン社員がやってきました。「マスク姿もかっこいいわー」と、彼の姿を眺めているとバチッと目が合い……。
「お疲れさま!」
なんと、声をかけに来てくれたのだとか。胸がドキンと高鳴る……ところまではいいのですが、彼の視線はぺローンと放置されたEさんのマスクに釘付け。その目は1.5倍ほど大きく見開かれていたとEさん。見ると、Eさんのマスクはファンデーションやチーク、口紅がベッタリとついた状態があらわに。

「自分でも、きたなっ!と思いましたよ。」
彼の目を汚してしまったことへの申し訳なさや恥ずかしさで、顔を上げられなくなったそうです。実は、密かに彼に好意を抱いていたというEさんですが、その後はうまく会話ができなくなってしまったとのこと。
外したマスクの置き方ひとつで恋の行方が変わってしまうなんて……。あまりにも残念過ぎませんか。マスク着用がニュースタンダードとなった今。上手く付き合っていくためには、ちょっとした工夫や注意が欠かせませんね。
(5)そのままドリンクを……
マスクに慣れてくると、うっかり着けていることを忘れてしまいませんか?

友人の筋肉モリモリ・アスリートのBさん(30代・男性)は、どういうわけかマスクをしたままドリンクを口もとへ運ぶという失敗を何度も繰り返すと言います。そのうちの数回は中身をこぼして洋服を汚してしまったというのだから、大変。
「うっかりマッチョ、ちょっとカワイイなー」と、ほほえましい気持ちでその話しを聞いた帰り道です。カフェで購入したドリンクをテイクアウトし、公園内を歩いて抜けようとしたとき……。
あろうことか筆者もマスク着用のままストローをグサリ。こういうことか……と、顔を赤らめ足早に歩いていると、ベンチに座っていた男性も同じことを! さらにさらに、すれ違った女性はホットドリンクのカップを口もとに持っていき、盛大にこぼしていらっしゃいました。
これってよくあることなんですね。なかには、食べ物をマスクに押し当ててしまったなんて強者もいるかもしれません。みなさん、飲食の際はせっかくの洋服やお気に入りのマスクを汚さないように気を付けましょう。
<文/高木沙織>
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高木沙織
美容ライター/ヨガインストラクター/ビューティーフードアドバイザー/スーパーフードマイスター。多角的に美容・健康をサポートする活動を行っている。過去には『AneCan』『Oggi』の読者モデル、ファッションモデル、ナレーター等も経験。Blog、Instagram:@saori_takagi
(エディタ(Editor):dutyadmin)
