元・スピードスケートショートトラック日本代表であり、現在はさまざまな角度から健康で美しい体づくりを提案している勅使川原郁恵さん。そんな勅使川原さんに、元アスリートの経験を活かした引き締めに効くエクササイズを伝授していただきます!
今回は、勅使川原さん自身も現役時代から取り入れていたという「ピラティス」。ピラティスは主に体の深層部の筋肉に働きかけるエクササイズで、引き締めはもちろん、筋肉のバランスを整え美しいボディラインづくりに効果的。
ピラティスはマットでおこなうイメージがありますが、オフィスの隙間時間にでもできる「椅子でできるピラティス」を教えていただきました。
ピラティスとヨガの違いって?
ところで「『ピラティス』と『ヨガ』って違うの?」と思っている人も多いのではないでしょうか? 一見似ているよう見えますが、何か違うのでしょうか。
「『ヨガ』はしなやかで柔軟性のある体づくりとリラックス効果に重点をおいているのに対して、『ピラティス』は体のインナーマッスル(深層部の筋肉)を鍛えることに重点をおいています。インナーマッスルを鍛えると、胃や腸などの内臓、骨格を本来の位置にキープすることができるのでバランスの整った体を作ることができます。また、基礎代謝も上がりやすくなるため、太りにくくなります!」(勅使川原さん)
もちろん、どちらも「美しい体作り」という点は共通しています。しかし、目的も鍛える筋肉も異なる、別のエクササイズなのです。
ヨガは「腹式呼吸」、ピラティスは「胸式呼吸」
そして、ヨガとピラティスでは呼吸法も大きく異なります。
「ヨガはお腹に空気を溜めてゆっくり吐き出す『腹式呼吸』を行いますが、
ピラティスは『胸式呼吸』を行います。胸式呼吸は息を吸うときに胸を膨らませて吐くときに胸を縮ませるのですが、それにより呼吸でもお腹のインナーマッスルを刺激することができます。それに対しヨガの『腹式呼吸』は、体の緊張を解きほぐす効果が高いのでリラックス効果が得ることができます」(勅使川原さん)
ピラティスの呼吸法をマスターしましょう!
ピラティスを始めるにあたって、まずはこの呼吸法を覚えることが大切。
次のステップでピラティスの胸式呼吸を練習してみましょう。

準備>まずは椅子に座り脚を揃え、姿勢をただします。そして肋骨に手を当てて、準備をしましょう。手を当てると体の動きが分かるので、呼吸法をマスターしやすくなります。

1> 背筋を伸ばしたら肩の力を抜いて、鼻から息を大きく吸っていきます。肋骨を左右に大きく膨らませるようにたくさんの空気を胸に送り込みます。このときに下腹をキュッと引き上げるイメージでお腹にも力を入れましょう。
2> 胸にたっぷり入った空気を、肋骨を閉じながら口からゆっくりくり吐いていきます。このとき、お腹はキュッと力を入れたまま、体の中の空気を空っぽにするようなつもりで吐き切りましょう。それにつれ、お腹をさらにペタンコにしていくイメージです。
ピラティスを行う際はこの呼吸を常に繰り返しますが、呼吸は痩せ効果を左右する大切なポイントです。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、感覚がつかめれば簡単! 繰り返して練習してみましょう。
勅使川原 郁恵さんの記事はこちら
;筋肉を伸ばして全身痩せ! オフィスでできる、椅子ピラティス②