
妊娠中から産後の女性のバストは大きく変化します。急激に大きくなっていくバストの重みに筋肉が耐えられず、産後にバストがたるんだり、しぼんでしまうこともよくあります。産後も美しいバストをキープするためには、どのようなケアをするべきなのでしょうか。
出産後に起こるバストの変化
乳腺の発達にともない、大きくなってくるバスト。その大きさのピークは出産後2〜3日目で、授乳が始まり、断乳に至るおよそ1年間で小さくなって元のサイズに戻ります。バストの重さは、最大になった時点で通常の3〜4倍にもなります。これだけの重さを支えて、しぼんでいくわけなので、当然、皮膚には大きな負担がかかります。
産後バストがしぼむ・垂れることも
産後のバストが妊娠前の美しい状態に戻ればよいのですが、なかなかそうはいきません。真皮に断裂が起きて授乳線ができたり、乳腺が小さくなっていくに連れてバストの脂肪も減少し、それによって皮膚にシワが寄るといったことが起こります。
また、バストの乳腺や脂肪を支えているクーパー靭帯が、妊娠中〜産後のバストアップにともなって伸びてしまい、授乳後バストが小さくなったあとも緩んだ状態となり、バストが垂れてしまう、といった現象も見られます。
産後のバストを美しく保つためのケア方法とは
バストを美しく保つためには、まず、肌の保湿を心がけましょう。クリームをなんとなく塗るのではなく、一緒にマッサージも行うとさらに効果的です。
<バストマッサージの方法>
バストの上部分の皮膚を首に向かってひっぱるようにマッサージします。右と左の手を交互に動かすようなイメージで下から上へ5〜6回マッサージします。次に左右の脇の脂肪を胸の中心に寄せるようなイメージで同じく5〜6回マッサージを行います。お風呂あがりなどの血行がよくなっているときに行うと、さらに効果的です。
<エクササイズの方法>
また、テレビを観ながらできるような簡単なエクササイズでも、毎日続けることで、美しいバストを維持することに役立ちます。
左右の手のひらを胸の前で合わせて、両側から押し合うように力を入れます。次に、息をゆっくり吐きながら手を中央に押し合わせ、腕を伸ばします。この2回の動作を10回ほどくりかえします。
次に、1番最初の姿勢に戻り、手のひらを胸の前で合わせ、息を吐きながらゆっくりと手を左右に動かします。この動きを10往復します。
<筋トレの方法>
次に、胸の筋肉を鍛えてバストの垂れを防ぐ筋トレ方法を紹介します。両手の手のひらを胸の前で合わせ、力を入れて押し、その後力を抜きます。この動きを10回ほどくりかえします。次に、胸の前で腕組みをし、左右の腕をそれぞれ外側に引っ張ります。引っ張った後、また力を抜く、という動きを10回ほどくりかえします。
このようなケア方法は、1回で効果が出るものではありません。継続して行うことが大切です。少しの空いた時間をみつけて、根気よく続けるようにしましょう。
(この記事の監修: セルポートクリニック横浜 院長 / 辻直子 先生)