
正しい角質ケアで、ターンオーバーを整える
顔の表皮は、下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層という4つの層に分かれています。ターンオーバーとは、基底層でできた肌細胞が角質層まで到達し、剥がれ落ちるサイクルを言います。
身体の部位によっても異なりますが、基底層から顆粒層までが約2〜4週間、角質層で剥がれ落ちるまでが約2週間で、計約4〜6週間をかけて、肌が生まれ変わると言われています。
このサイクルが、加齢やストレスなどによって乱れ、長くなってくると、メラニンを含んだ角質がいつまでも肌に留まってくすんで見えたり、キメが荒れて見えたりするといったトラブルになります。
肌をゴシゴシこすって刺激を与えたり、洗浄力の高い石鹸を使って頻繁に顔を洗って角質を落とし過ぎたりすると、肌は外部からの刺激に負けないように、もっと角質を厚くしようとし、過角化になることがあります。
過角化を防ぐには、まず過剰に洗いすぎないということが大切。硬くなった古い角質は無理に落とすのではなく、ピーリング用の化粧品を使いましょう。角質を落とした後は、水分保持力が一時的に低下するので、クリームやバームで保湿をしっかりすることを忘れずに。
健康な肌をつくるライフスタイル
ターンオーバーの乱れは、生活習慣によっても起こります。ストレスによってホルモンバランスが乱れ、ターンオーバーに影響を及ぼす、睡眠不足によって代謝が衰えるなど、肌に悪影響を与える要因はさまざまです。
特に、ストレスを感じていて睡眠時間が十分にとれないというのは最悪のケース。眠っている間に脳を休め、心と身体の正常なリズムを取り戻すのが睡眠の大きな目的の1つですから、それができないと肌への悪影響が蓄積されていきます。
また、美しい肌を保つために、バランスのよい食事にも気をつけたいもの。糖質の摂りすぎはニキビを増やし、黄ぐすみのもとになる糖化を引き起こします。肌細胞を作るのに欠かせないアミノ酸、酸化を防ぐビタミン類、代謝を促すミネラルなどをバランスよく摂取するように心がけましょう。
そして、適度な運動も、代謝を促すのに効果的です。
(この記事の監修: 銀座ケイスキンクリニック 院長 / 慶田朋子 先生)