
シャンプーで髪の毛が抜けるのは自然なこと
人間の髪の毛は約10万本あり、女性の髪の寿命は4〜6年と言われています。寿命を迎えた髪の毛のほとんどがシャンプーの時に自然に抜け落ちます。そのため、シャンプー時に多量の抜け毛があるように感じるのです。一度のシャンプーで40本ぐらい抜けるのは問題ありません。数日に一度のシャンプーでは数日分がまとまって抜けるため、その分多く感じるでしょう。
むしろ抜け毛を気にするあまり、洗髪を控えてしまうことの方が抜け毛の原因になることがあります。
頭皮には皮脂や汗、整髪剤、ほこりなどさまざまな汚れが付着しています。それらの汚れを落とさずにいると、毛穴がふさがってしまいます。そして細菌が繁殖してフケや頭皮の炎症を起こす要因となり、抜け毛の原因になります。
また、洗い過ぎも髪の毛や頭皮にはよくありません。シャンプーには汚れや皮脂を落とす成分が入っていますが、シャンプーの使い過ぎにより頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまいます。そうすると頭皮が乾燥し、抜け毛に繋がるのです。
髪の毛や頭皮を清潔に保つことは大切ですが、シャンプー剤を使っての洗髪は2〜3日に一度行なえば十分です。シャンプーしない日は、ぬるま湯で頭皮の汚れをもみ出すように、やさしく地肌と髪を洗いましょう。
朝シャンプーがよくない理由
忙しい朝にシャンプーをすると、すすぎが不十分になりがちで頭皮にシャンプー剤が残ってしまい、炎症を起こしやすくなります。また、しっかり乾かさないで外出すると髪の毛や頭皮のためにはよくありません。
頭皮の皮脂は洗い流した後、4〜12時間で再び溜まります。つまり、朝にシャンプーして皮脂が充分に分泌されていない状態では、紫外線などのダメージから頭皮を守れないということなのです。
さらに成長ホルモンが分泌される午後10時〜午前2時頃に頭皮を清潔にしておくことが髪の成長のためには重要なので、夜寝る前にシャンプーをする必要があります。
(この記事の監修: 聖心美容クリニック札幌院 院長 / 前多一彦 先生)