生理前(月経前)になると女性にはイライラ感や憂鬱感、体の不調など心身にいろいろな影響が出てきますよね。これらの症状を総称して「PMS」(月経前症候群)と呼ぶのですが、女性のなかには睡眠に関してPMSの症状が現れる人もいるそうです。
PMS(月経前症候群)とは?
PMS(月経前症候群)とは生理の1~2週間前から発生して、月経が始まるとともに症状が消えていく身体的・精神的症状を総称した症候群のことです。
PMSの症状のなかでも特に有名なのが「生理前のイライラ」に代表される精神的不安定な状態です。それ以外にも体のだるさや肌トラブルなど症状の種類は多岐にわたり、人によって個人差もあります。
テルモ株式会社が2008年2月に実施した「PMS(月経前症候群) に関するアンケート」によると、回答者の91%の女性が「生理前になんらかの身体的・精神的な不快症状を感じている」と答えたそうです。
症状別のトップ5は以下のようになっています。
1位 精神的に不安定
2位 乳房が張る、痛い
3位 体のだるさ、疲労感
4位 体重が増える
5位 肌トラブル
生理前は眠気がひどい? それとも眠れない?
上記のトップ5には入っていませんでしたが、なかには生理前になると、昼間の眠気がひどいと感じたり、反対に夜には眠れなかったりと、睡眠障害の症状が発生するという人もいるようです。
このような生理前になるとひどい眠気を感じる睡眠障害のことを「月経前過眠症」といい、生理前になると眠れなくなる睡眠障害のことを「月経前不眠症」といいます。
・月経前過眠症生理前になると日中でも強い眠気に襲われてしまうPMSの症状のひとつで、別名「月経関連過眠症」とも呼ばれています。
いつも生理前になると眠くなる、眠気がひどいという人は、この月経前過眠症が原因となっている可能性が高いです。
・月経前不眠症月経前過眠症とは反対に、生理前になると夜、眠れなくなってしまうというPMSの症状のひとつです。
また、月経前不眠症の女性は月経前過眠症も併発していることが多く、生理前になると「昼間は眠くて夜は眠れない」という、悪循環に陥ってしまうことが多いようです。
生理前は上手に睡眠をとろう
月経前過眠症と月経前不眠症は、正反対の症状が現れる睡眠障害ですが、実はその原因はどちらも同じです。
月経前の高温期は、体温が一日中高い状態に保たれるため、体にハッキリとした体温変化が起こらなくなり、睡眠に影響が出てしまいます。
その結果、「朝体が目覚めにくくなって、日中に眠気に襲われる」「夜に体温が下がらないため、眠りにくくなってしまう」という、2種類の睡眠障害が同時に発生してしまうのです。
PMSに関連した睡眠障害を改善するためには、ホルモンバランスを整えることが何より大切といわれています。
生理前でも健康的な生活を送れるように日頃から規則正しい生活を心がけましょう。
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