
年齢を重ねるごとに、気になるしわ。目元も口元も首も……と、鏡を見ると憂うつな気分になる人も多いでしょう。
消せるものなら消したいと誰もが考えますが、しわはメイクで目立たなくすることができます。
メイクの基本から始まり、目元・眉間・おでこ・口元・唇・首と、パーツに分けてメイクのコツを紹介しますので、ぜひ気になるパーツをチェックしてみてください。
まずはここから!メイクの基本を知ろう

「しわが気になる→塗って隠す」という発想をしてしまいがちですが、それはNG。下地もファンデーションも、薄くつけることが大切です。
厚塗りをすると、メイクをしたばかりのときは目立たなくなったように感じるかもしれませんが、しわに化粧品が入り込み、余計くっきりと目立ってしまいます。特に、よく動く口元や目元は、あっという間によれよれに。
塗って隠すのではなく、明るい色を利用して目立たなくするあるいは、ポイントメイクで目線を逸らすことを心がけましょう。
まずはどのパーツにも共通するメイクの基本を紹介します。
■ 保湿をしっかりして下地は最小限に
肌が乾燥すると、しわが目立ちます。
メイクをする前には、化粧水、乳液、クリーム、美容液など手持ちの化粧品で、しっかりと保湿ケアをしておきましょう。
そうすれば下地を使用せずにファンデーションを塗っても乗りがよくなります。下地を使用する場合は、必要最小限にとどめることが大切です。
■ ファンデーションは薄く
ファンデーションを薄く塗ることは「鉄則」といってもいいくらい重要なポイント。厚塗りをすればするほどファンデーションがしわに入り込み、くっきりとした線を作ってしまいます。
ナチュラルな仕上げを心がけていきましょう。よく動く目元や口元は、特に薄く塗ることがポイントです。
できれば、パウダーファンデーションよりも保湿力のあるリキッドファンデーションやクリームファンデーションを使うとよりきれいに仕上がるようです。
■ 仕上げはフェイスパウダーで
粒子が細かいフェイスパウダーは、お肌にフィットして、しわを目立ちにくくしてくれます。
パウダーファンデーション派の人も、仕上げにフェイスパウダーを使ってみましょう。パウダーファンデーションだけで終わらせてしまうと、粉っぽさが残ってしまうことがあります。すると、しわが目立つことに……。
「目元のしわ」対策メイク:ハイライトが決め手

細かいしわに悩まされる目元。ハイライトを入れると、光を反射する作用でしわが目立ちにくくなる上に、ふっくらとした立体感とツヤ感が生まれるという効果が期待できます。
パール入りのハイライトなら、光を拡散する作用が増し、自然な輝きと透明感が。これにより、さらにしわを目立たなくしてくれるでしょう。
:)目元メイクの方法が知りたい!
1. まずは下地作りから。目元のしわは乾燥するととても目立つので、しっかりと保湿をしましょう。目元専用の下地を使えば、保湿効果があり化粧崩れもしにくくなります。あまりこするとしわができやすくなるので、優しくなじませましょう。
2. 目の下に、白味のあるハイライトを入れます。ハイライトがない場合は、肌色よりも明るい色のコンシーラーやコントロールカラーを使うと良いでしょう。目の幅がいちばん長い辺になるように、逆三角形に入れてください。
3. スポンジを使い、ハイライトを肌になじませていきます。ポイントは、目頭と目尻に向けて、上に伸ばすこと。白い色が浮いてしまわないように、しっかりとなじませましょう。
コンシーラーを使う場合は、柔らかいテクスチャーのものを。目元は動きが激しいので、かたいテクスチャーはヨレの原因となります。
【ワンアップ!テクニック】
アイラインやマスカラで目を強調したメイク、目を引く色のルージュでリップを強調したメイクをすれば、目元のしわから相手の視線をそらすことができます。
チークを入れるときも、目元のしわにかぶらないように気をつけてシャープに入れると、視線をそらす効果が期待できます。
■ 目元のメイク直しのポイント
目元のメイクがよれてしわが目立ってしまったら、綿棒やスポンジなどで、よれた部分を周囲になじませるようにしましょう。
もしも、あまりにもよれて目元が汚れてしまった場合は、綿棒にアイクリームなどをつけて、その部分をぬぐい取ります。その後、綿棒の反対側(あるいは汚れていない綿棒)で、周辺のファンデーションとなじませてください。
「眉間のしわ」対策メイク:光と色の効果でふっくらさせる

顔の真ん中に縦に走るため、とても気になる眉間のしわ。ですが、やはりファンデーションを塗って隠そうとしないことがポイントです。
ハイライトなどの色の効果で、ふっくら見せることを心がけると良いでしょう。
:)眉間メイクの方法が知りたい!
1. やはり大切なのは、保湿です。眉間のしわを広げて水分を押し込むように化粧水や美容液を丁寧に塗っていきましょう。
2. リキッドタイプ、またはクリームタイプのファンデーションを薄く顔全体に広げます。パウダーファンデーション派の人は、何もせずに次のステップに進んでください。
3. 地肌よりも明るい色味のコンシーラーかコントロールカラーをしわの部分に薄く伸ばします。スポンジなどを使い、周囲となじませながらていねいに伸ばすことがポイント。スポンジに余分な油分を吸収させれば化粧崩れもしにくくなります。
4. フェイスパウダー、またはパウダーファンデーションで仕上げ。パウダーファンデーションを使う場合は薄く使い、最後にフェイスパウダーで仕上げるときれいです。5.Tゾーンに、パール入りのハイライトを入れると、光の反射効果で肌が明るく見え、さらにしわが目立ちにくくなります。
【ワンアップ!テクニック】
左右の眉が近づきすぎていると、眉間のしわに目が向きやすくなってしまいます。眉を描くときには、眉頭が目頭の上にくるように描き、左右の眉が近づきすぎないようにすると良いでしょう。
眉にくっきりした色を使うと表情がきつくなってしわも目立つので、優しい茶系で薄く描くことがおすすめ。最後にブラシでぼかすようにするときれいです。
■ 眉間のメイク直しのポイント
浮いた脂をティッシュペーパーで軽く押さえてから、薄くパウダーをはたいておきましょう。脂を取りすぎると肌が乾燥してしまうので、気をつけて。
「おでこのしわ」対策メイク:保湿が重要

おでこも、保湿をすることと、ファンデーションの薄づけが基本。浅いしわなら、日々の保湿で改善が見られることもあるといいます。
メイクでは明るめの色を乗せることで、しわを目立たなくしていきます。
:)おでこのメイク方法が知りたい!
1. 冒頭に紹介したメイクの基本にそって、保湿・下地・ファンデーションまでをすませてください。
2. まぶた全体にぼかすパウダータイプのアイカラー(薄づきのベージュやホワイトなど明るい色)を先の細いチップに取り、しわの溝を埋めるようにのせていきましょう。
3. 2を指先でぼかしながら、なじませていきます。
4. 最後に、顔全体も含めてフェイスパウダーで仕上げきましょう。
【ワンアップ!テクニック】
下地はパール入りを使用しましょう。パールは光を反射するので、しわの凸凹を目立ちにくくする効果が期待できます。
■ おでこのメイク直しのポイント
眉間と同じように、浮いた脂をティッシュペーパーで軽く押さえてから、フェイスパウダーを。パウダータイプのハイライトをさっと伸ばしてもよいでしょう。
「口元のしわ」対策メイク:光効果を上手に使う

口元のしわといえば、ほうれい線。くっきりしたほうれい線こそ、ファンデーションで隠そうとすると逆効果になります。ハイライトを上手に使い、光のマジックで目立たなくすることを心がけましょう。
:)口元のメイク方法が知りたい!
1. 口元のしわも、まずは保湿から。乾燥すると、ほうれい線ばかりか周囲の小じわも目立ってしまいます。化粧水や乳液、美容液などで念入りに。その後、肌に密着するシリコンタイプの下地を薄く伸ばしてください。
2. リキッドタイプのファンデーションを薄く、顔全体に広げていきましょう。もしもパウダーファンデーションを使う場合は、3のステップを先にしてから、パウダーファンデーションを塗ってください。
3. 明るい色味のハイライトまたはコンシーラーをほうれい線につけていきます。つけ方は、ほうれい線と垂直に交差するように。ネコのヒゲを描くようなつもりで、ちょんちょんと3~5か所ほど乗せていきましょう。
4. 指先かスポンジを使い、上に向けて丁寧にぼかしながらなじませていきます。色が浮いてしまわないように、しっかりとなじませることがポイントです。
5. フェイスパウダーで仕上げましょう。パウダーファンデーション派の方も、パウダーファンデーションを薄くつけてからフェイスパウダーを使うと、透明感のある仕上がりになります。
【ワンアップ!テクニック】
明るく温かい色味のアイシャドウやハイライトを使って目元のメイクを華やかにすると、口元から目を逸らす効果が期待できます。アイラインも目尻を強調するように描くと、印象的な目元に。
■ 口元のメイク直しのポイント
ちょっと手間がかかりますが、口元はメイク直しも保湿からが基本です。
メイク直ししたい部分をティッシュペーパーでぽんぽんと叩き、余分な皮脂やファンデーションを取り除きます。その後、クリームなどでしっかりと保湿をしてからファンデーションを薄く塗っていきましょう。
「唇のしわ」対策メイク:下地が重要

老けた印象を与える唇の縦じわは、顔と同じように下地をしっかり整えるとカバーすることができます。ふっくらとしたツヤのある唇を目指しましょう。
:)唇のメイク方法が知りたい!
1. リップコンシーラーを唇に乗せ、指で薄く伸ばしながらなじませていきます。口角など、伸ばしにくい部分はリップブラシを使うときれいに仕上がりに。
2. リップグロスを塗ります。リップグロスがない場合は、リップクリームでもかまいません。縦じわを伸ばすように塗るとよいでしょう。
3. 最後に口紅を塗っていきます。リップブラシを使ってきれいに仕上げていきましょう。
本来、リップグロスは通常は口紅を塗った後に使いますが、先にリップグロスを塗って膜を作ることで、縦じわが目立ちにくくなるようです。
【ワンアップ!テクニック】
リップコンシーラーがない場合は、顔用のコンシーラーで代用してもかまいません。リキッドタイプのコンシーラーが1本あれば、顔のしわやクマ、しみ、唇などにも使えて便利です。
■ 唇のメイク直しのポイント
残っている口紅を軽くティッシュで押さえてから、リップクリームで保湿をします。リップクリームの油分が気になるときは、もう一度軽くティッシュで押さえましょう。
その後、口紅を塗ってグロスを。お化粧直し用には、ルージュグロスがあると荷物が減って便利です。
「首のしわ」対策メイク:白色でカバー

「顔のしわよりも首のしわが気になる!」という人も多いのではないでしょうか。
首のしわも、メイクでカバーすることができます。基本は、顔のしわと同じリキッドタイプのハイライトやコンシーラーを使うことですが、首のしわには白色が効果的なようです。
:)首のメイク方法が知りたい!
1. しわにそって、白いハイライトまたはコンシーラーを薄く乗せていきます。白がない場合は、できるだけ明るい色を使うと良いでしょう。
2. 指でポンポンと叩くようにしてなじませていきます。
3. 最後にフェイスパウダーを軽くはたいて仕上げます。
【ワンアップ!テクニック】
ハイライトやコンシーラーの代わりに、明るめのリキッドファンデーションを使っても◎。リップブラシのような細めのブラシにファンデーションをつけ、首のしわをなぞっていきます。よくなじませたら、フェイスパウダーで仕上げましょう。
■ 首のメイク直しのポイント
首は、顔のようにメイク直しをする必要はあまりないと思いますが、汗をかいたりして気になるときには、軽くフェイスパウダーをつけておくと良いでしょう。
しわを増やさないメイクの落とし方

しわができる原因はひとつではありませんが、実はメイクの落とし方によっては、しわが増えてしまうことが……。
せっかくメイクでしわを目立たなくしたのですから、メイク落としもしわを増やさないようにしたいもの。メイク落としの際には、次のことに気をつけるようにしましょう。
■ メイクはきちんと落とす
化粧品が肌に残っていると、トラブルの原因になります。夜、疲れていて「このまま寝てしまいたい!」と思うようなときも、メイクはきちんと落とすようにしましょう。
■ 界面活性剤を含まないクレンジングオイルを使う
界面活性剤を含むクレンジングオイルは、皮脂分を取り除きすぎて肌を乾燥させることがあります。乾燥は、しわの大敵です。
■ ごしごしこすらない
コットンや手で、肌をごしごしこすらないようにしましょう。敏感なお肌は、ちょっとの刺激でもダメージを受けてしまいます。
■ 洗い流す場合はぬるめのお湯
熱いお湯を使うと、皮脂分が流されて肌が乾燥してしまいます。蛇口で温度調節ができるなら、30度前後を目安にすると良いでしょう。
メイクのコツをつかめばしわも目立たず表情も生き生き!

しわは取り除けるならばそれがいちばんですが、せっかく便利なメイクグッズがあるのですから、利用しない手はありません。
メイクのコツをつかみ、しわを目立たなくしていきましょう。自分の顔に自信が持てれば、表情も生き生きして若返ること間違いなしです。