
ピアスはおしゃれをするうえでで欠かせないアイテムのひとつです。
しかし、「ピアスをしていたら、まわりの皮膚が腫れてしまった……」という人は意外と多いそう。
「ピアスホールが腫れてしまったら、どう対処すればいいの?」
「ピアスをしても、腫れない方法はあるの?」
そんな悩みを持った人に向けて、今回は、ピアスホールの腫れについての原因や対処法、予防法をご紹介します。
ピアスホールの腫れの原因4つ

ピアスホールが腫れるのには、4つの原因が考えられます。
腫れの種類によって、対処法が変わることもあるので、まずはそれぞれについてをくわしく見てみましょう。
■ 原因1「金属アレルギー」
ピアスホールが腫れる原因の1つに、金属アレルギーによる炎症が挙げられます。
金属アレルギーとは、汗で溶けた金属が、皮膚に染み込むことで起こる炎症反応のこと。
なぜ汗で金属が溶けるのかというと、汗には、塩素という金属に反応しやすい物質が混ざっているからなのだとか。
このため、ピアスの金属が微量に溶け出してしまい、金属アレルギーが起こるそうです。
■ 原因2「触りすぎ」
ファーストピアスをつけている時期に、ピアスホールが完全に塞がっていない状態でピアスのまわりを何度も触ると、腫れる恐れがあります。
ピアスホールを触りすぎると、傷に菌が入って炎症を起こしたり、皮膚に刺激を与えすぎたりするそうです。
触りすぎは、腫れだけでなく、膿・かゆみ・痛みの原因になります。
■ 原因3「肉芽」
ニキビのような見た目や、厚い皮膚の下にあるような腫れは、肉芽の可能性があります。
肉芽とは、体内に入り込んだ異物を、皮膚で隔離するためにできるしこりのこと。
体がピアスを異物と認識して、免疫反応を起こしてできるものだそうです。
■ 原因4「皮下埋没」
皮下埋没とは、長時間ピアスをつけっ放しにしたことで炎症が起き、ピアスが皮膚に埋まってしまう状態のこと。
ピアスを長時間つけたままにしていると、血流が悪くなったり、菌が入っても外へ排出することができなかったりします。
そうしたことが原因で皮膚が炎症を起こし、腫れてピアスが埋まり、外せなくなってしまうそうです。
ピアスホールの腫れの対処法5つ

ピアスホールの腫れを感じたら、すぐに以下の対策をしましょう。そのまましておくと、腫れは悪化するばかりです。
■ 対処法1「ピアスを外す」
腫れが起きた状態でピアスをつけたままにすると、炎症が悪化してしまう可能性があります。
腫れが起きたときは、まずピアスを外すことがおすすめです。
ピアスを外すことで、腫れの程度が軽ければ、体が本来持つ治癒力で自然に治るようです。
ただし、「ファーストピアスだから、なるべく外したくない」という人は、別の対処法を試してみてください。
■ 対処法2「アイシングをする」
ピアスホールの腫れのほかに、かゆみや痛みがある場合は、保冷剤などでアイシングをしましょう。
腫れは、皮膚のなかに一時的に水分が溜まって起きています。
水分が溜まると、細胞に必要な酸素が行き届かなくなり、ダメージを受けてかゆみ・痛み起こすという仕組みです。
アイシングは、腫れた皮膚のまわりを冷やし、細胞の活動を遅らせることで少量の酸素でもダメージを受けにくくすることができます。
■ 対処法3「ホットソーク」
ピアスホールの腫れや膿を治療する方法には、ホットソークも挙げられます。
ホットソークとは、ミネルを含んだ塩水でのケアのこと。
人の体の細胞は水分と塩でできていて、ホットソークと成分が似ているそうです。
そのためホットソークには、体の代謝を促進し、治癒能力を高める効果があるとされています。
また、ホットソークは、ピアスをつけたままでもできるため、とくにファーストピアスをつけている人におすすめです。
□ ホットソークの手順
ここでは、ホットソークの手順をご紹介します。
ホットソークに使う塩は、ミネラルの含まれた「伯方の塩」などの天然塩を使いましょう。
ホットソークの手順
1. 人の体温に近い、36度~40度のお湯を沸かす。
2. お湯をピアスが浸かるような容器に移す。
3. お湯100ccに対し、0.9gの割合で天然塩を入れる。
4. スプーンなどで均一に混ぜる。
5. 腫れている場所を10分~15分ほど浸す。
6. 10~15分後、シャワーで洗い流す。流した後、コットンなどでしっかりと水気をとると◎。
ホットソークは、体の代謝を上げて治癒能力を高め治療する方法です。
そのため、殺菌作用が少なく、肌が弱い人でもできるというメリットがある一方で、腫れの炎症が酷い場合はあまり効果を得られないというデメリットもあるのだそう。
1日2回を目安として、1週間ほど続けても効果が見られなかった場合は、ほかの治療方法を試してみてください。
■ 対処法4「抗生物質を使う」
抗生物質には、病気の原因となる、微生物や細菌の増殖を抑えるはたらきがあります。
そのため、腫れの原因が細菌によるものであった場合は、抗生物質で抑えることも可能です。
□ 抗生物質の種類
抗生物質には、軟膏タイプと飲み薬タイプの2種類があり、市販されているのは軟膏タイプのみのよう。
軟膏タイプの抗生物質は、600円〜2,000円ほどで購入でき、自力で腫れを治したいという人におすすめです。
一方、飲み薬タイプの抗生物質は、病院で処方してもらうことができ、軟膏タイプのものよりも効果が高いと言われています。
なぜなら、病院では診察をしたうえで、菌の種類に合った抗生物質を処方してもらえるからです。
そのため、腫れの炎症が酷い場合や、なるべく確実に治したいという人には処方された飲み薬タイプがおすすめと言えます。
■ 対処法5「皮下埋没は切開する」
ピアスホールの腫れの原因が皮下埋没だった場合は、無理に取り出そうとするとけがをする恐れがあるため、病院での切開手術がおすすめです。
病院で治療をしてもらう場合、麻酔をしてから切開をする方法が一般のよう。
また、「ピアスホールを残しておきたい」と伝えれば、切開後、シリコンチューブをホールに通してくれる病院もあるそうです。
切開にかかる費用は、15,000円~25,000円ほどで、時間は約30分程度だそうです。
また、切開手術は保険が利くそうなので、保険証を忘れずに持っていきましょう。
ピアスホールの腫れの予防法3つ

■ 予防法1「腫れにくいピアスを選ぶ」
ピアスホールの腫れは、つけているピアスそのものが原因になることもあるそうです。
ここでは、皮膚が腫れにくいピアスの素材をご紹介します。
□ 金属アレルギーになりにくいピアスの素材
ピアスが原因で起こる腫れのひとつに、金属アレルギーによるものがあります。
とくに金属アレルギーを持っている人は、なるべく入念にピアスの素材を選ぶといいかもしれません。
金属アレルギーになりにくいピアスには、プラスチック製の樹脂や、医療器具などにも使われる、溶け出しにくい性質の純チタンがあります。
□ 耳を圧迫しすぎないピアス
ピアスには、ポストと呼ばれる、ピアスホールに通す棒があります。
ポストの長さがが短いピアスは、皮膚をきつく挟み圧迫してしまうため、腫れの原因になることも。
ピアスを選ぶときには、ポストの短すぎないものを選ぶことも大切です。
■ 予防法2「何度も付け替えない、付けっ放しにしない」
ピアスは、頻繁に付け替えると皮膚に多くの刺激を与え、腫れる恐れがあるそうです。
また、ピアスをつけっ放しにすると、血流が悪くなり、腫れることも。
ピアスをつけるときは1日中同じピアスをつけ、帰宅後や、とくに就寝時にはピアスを外すよう心がけましょう。
就寝時にピアスをつけたままにしていると、寝ている間にピアスがめり込み、けがの原因にもなります。
ファーストピアスをしている人は、ピアスホールが塞がるまでの期間はつけたままにし、洗浄以外ではピアスホールを触らないようにすると腫れを防げるそうです。
■ 予防法3「ピアスホールを清潔にする」
細菌による腫れを防ぐために、ピアスホールは清潔にしておきましょう。
ただし、消毒のしすぎは、腫れやただれの原因になるようなので注意が必要です。
ピアスホールは、入浴時などに石鹸で、軽くなで洗いをするだけでも清潔を保てるそうです。
腫れを気にせず、ピアスでおしゃれを楽しもう!

ピアスホールの腫れは、正しい対処をすれば治すことができるようです。
また、原因や予防法を知っておくと、腫れや炎症を事前に防ぐことも可能です。
正しい方法でピアスホールを使って、腫れることなく思い切りおしゃれを楽しみましょう!