
「ニキビは治ったのに跡が消えない……。」
女性の肌の悩みはいつの時代も尽きないものです。どうにかして隠そうと、毎日試行錯誤している人多いのではないでしょうか?
隠すことも大切ですが、まずはしっかりとケアをして、肌の状態を整えることが何よりも重要です。
ニキビ跡にはいくつかのタイプがあり、それぞれのタイプによって、ケアの仕方が変わります。
自分に合ったケア方法を知って、綺麗な肌を取り戻しましょう。
ニキビ跡には主に4つの種類がある

ニキビ跡は、その状態によっておもに4つの種類があるのです。ここではそのタイプと原因についてご紹介します。
自分のニキビがどのタイプに当てはまるか、肌を観察しながら見ていきましょう。
■ 種類1:赤みが残る
赤くポツポツと残るニキビ跡。
特に痛いわけでもなく、膨らんでいるわけでもない。このように赤みが残るタイプのニキビ跡では、ニキビによる炎症が治まった後にも、いつまでも赤みだけが残ってしまいます。
ニキビ跡の中で、赤みが残るタイプのニキビ跡は比較的軽い初期状態。この赤みの原因は毛細血管によるものです。
ニキビで炎症をおこし、傷ついてしまった部分を修復しようと、ニキビ跡には毛細血管が集中します。よって、その部分が赤く見えるのです。
この赤みを放置し、悪化させると、色素沈着をおこしシミになってしまうこともあります。
■ 種類2:色素沈着している
これは赤みのあるニキビ跡が悪化し、色素沈着を起こしてシミになってしまったものです。
色素沈着して、シミになってしまったニキビ跡は、紫色のシミと茶色のシミのふたつに分けられます。
□ 紫色のシミ
赤みのあるニキビ跡を放置すると、赤色がだんだん紫色に変わってきます。
紫色のシミの原因は、ニキビによる炎症で毛細血管が破れ、血がにじみ出たこと。皮膚の下のうっ血がそのまま放置された状態が、紫色のシミの正体です。
□ 茶色のシミ
紫色のシミが放置され、紫外線を浴びるとシミが茶色く変化していきます。
これはメラニンによる影響で、茶色い色素が肌の内部にまで定着して発生してしまうのです。
茶色のシミまでになってしまうとケアがかなり難しく、消すためには時間と根気を要するようになってしまうのです。
■ クレーター
凹凸が残ってしまったニキビ跡はクレーターといいます。クレーターともなると自宅でのケアではなかなか改善することができません。
クレーターになってしまう原因は、ニキビによる炎症が強く出てしまった場合に、皮膚の組織が破壊されてしまうことです。
一度破壊された組織は回復しません。そのため、炎症の跡が凹凸となって肌に残ってしまうのです。
とくに体質的に炎症が強く出やすいタイプや、皮膚が硬く厚い人に見られる症状でもあります。
ニキビ跡を改善する基本的な共通事項

ニキビ跡を消すための改善にあたり、まず最初に取り組むべきは生活習慣の見直しです。
生活習慣の乱れは新しくニキビが発生するリスクを高め、ニキビ跡を悪化させることにもつながります。
これは全てのタイプのニキビ跡について共通するのです。
生活習慣を改善することは、即効性は期待できませんが、地道にコツコツ続けることで、必ず肌をきれいにする底上げをしてくれます。
生活習慣の改善については、食事、ストレス、睡眠、運動がキーワードです。キーワードに具体的な改善法をご紹介します。
■ 食事:野菜を取り入れた和食を中心に
食事は私たちの身体をつくる基本です。食生活の乱れはお肌のトラブルを招くだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。特に脂っこい食べ物が好きな人は要注意。
できるだけ、野菜をたくさん取り入れた和食中心の食事を心がけましょう。食事を変えるだけで、肌の状態はかなり改善します。
■ ストレス:意識して解消する
ストレスも美肌の大敵です。蓄積した日々のストレスはニキビのリスクとなり、ニキビ跡が残る原因となります。
毎日忙しく生活している中で、ストレスがたまるのは仕方のないことですが、自分で意識して解消することが大切です。
ストレスが溜まっていると感じた時には、お風呂にゆっくりつかったり、休息をとったりするなど自分に合った方法で早めに解消しましょう。
■ 睡眠:成長ホルモンが分泌時間に就寝
睡眠不足も肌トラブルの原因です。
睡眠中は成長ホルモンによって肌が再生される貴重な時間。睡眠が短い、質が悪い状態が続くと、肌のターンオーバーがうまく行われず、ニキビやニキビ跡がなかなか改善しません。
個人差はありますが、一般的に睡眠時間は6〜7時間が良いといわれています。
成長ホルモンが分泌される時間帯は、22時~2時の間。この時間に深い眠りにつけるよう、毎日決まった時間に布団に入ることを心がけましょう。
■ 運動:ターンオーバーをスムーズに
運動もニキビ跡の改善に効果的です。
運動することで新陳代謝が上がり、それによって肌のターンオーバーがスムーズに行えるようになります。
忙しい生活の中で、なかなか時間をとって運動することが難しいという人もいるでしょう。
そんな人は、電車通勤の際には一駅分歩く、買い物に行く時は車ではなく、自転車を使うなど、日々の生活のなかでちょっとした運動を取り入れてみることも良いでしょう。
赤みが残るニキビ跡のケア

赤みのあるニキビ跡は、ニキビ跡のなかでもまだ初期の段階です。自宅でしっかりケアすることによって改善することができます。
■ 実践しよう!正しい洗顔法
赤みのあるニキビ跡は、肌が炎症をおこしている状態です。
強くこするなど、間違った洗顔をすることで、炎症をさらに悪化させてしまうことがあります。そうならないためにも、正しい洗顔法を知っておきましょう。
□ 一日に何度も洗わない
肌を清潔に保とうと、日に何度も洗顔をする人がいますが、これは間違い。
あまり何度も洗顔をすると、肌の保湿に必要な脂分までも洗い流してしまいます。また、何度も洗顔することで、ニキビ跡を刺激してしまうのです。
□ ぬるま湯で洗顔
洗顔は、36度~38度程度のぬるま湯で行いましょう。冷たすぎたり熱すぎたりすると肌に負担をかけるのです。
□ よく泡立てる
ニキビ跡を刺激しないよう、洗顔フォームは専用のネットなどで良く泡立ててから使いましょう。
□ 洗顔後は保湿
洗顔後は必ず化粧水や乳液で保湿をして、肌の状態を整えましょう。
■ 基礎化粧品でケア
赤みのあるニキビ跡にはビタミンC配合の化粧水や美容液がおすすめ。
ビタミンCには多くの美肌効果が期待できます。
例えば、シミの原因となるメラニンの還元作用があり、シミを薄くするはたらきも。それから、抗酸化作用や抗炎症作用もあるので、ニキビ跡の赤みにはもちろん、炎症自体を防ぐ作用もあるのです。
つまり、ビタミンCは肌が修復するのを助けるはたらきがあります。
色素沈着系のシミ(紫色のシミ、茶色のシミ)のケア

色素沈着系のシミのケアで大切なことは、肌のターンオーバーを正しく整え、色素沈着の原因であるメラニン色素を排出させること。ここでは3つのケア方法を紹介します。
■ UVカットの徹底
UVカットは、色素沈着をそれ以上悪化させない為に非常に重要です。日差しの強い夏だけでなく、冬場もしっかりと紫外線対策を行いましょう。
■ 自宅でピーリング
自宅でできるケアとしては、ピーリングがおすすめ。
ピーリングを行うことで、肌の古い角質を取り除き、ターンオーバーを促すことができるのです。
AHAやフルーツ酸にはピーリング効果があるとされ、ピーリング専用の石鹸やジェルなどの洗顔料に含まれています。
そのほかには、赤みのあるニキビ跡でも紹介した、ビタミンC配合の基礎化粧品もおすすめです。ビタミンCは、シミもとであるメラニンの生成を抑えるとともに、お肌のターンオーバーも整えてくれます。
■ 病院でのレーザー治療を受ける
ほかにも色素沈着を消すためには、病院でレーザー治療を受けることもおすすめ。
レーザー治療では、患部に特定の波長の光を当て、瞬時に色素を破壊します。使用するレーザーは、症状に合った特定の色素にのみ反応するので、それ以外の皮膚にはダメージの心配はほとんどありません。
レーザー照射によって破壊された色素は、肌のターンオーバーによって肌表面に浮き上がり、1~2週間でかさぶたとなって、最終的には剥がれ落ちます。
短期間でシミを消すことを希望する人には非常に有効です。
クレーターのケア

クレーター状のニキビ跡は、皮膚の組織が破壊されてしまった状態であり、改善するのには時間がかかります。
この場合も重要なのは、やはり肌のターンオーバーなのです。
■ 自宅でできるセルフケア
クレーターになってしまったニキビ跡をセルフケアで完全に消すことは困難です。
しかし、時間はかかりますが、しっかりとケアを続け、ターンオーバーを何度もくりかえすことで、少しずつ肌を健康な状態に近づけることは可能です。
そのためには、全てのタイプのニキビ跡に共通することですが、ピーリングやビタミンC配合の基礎化粧品でのケアを行い、肌のターオーバーの正常化を促すことが重要ですす。
地道な努力を続けることこそが綺麗な肌を手に入れるための近道になります。
■ 病院での治療
クレーター肌はセルフケアによる劇的な変化というのが難しく、改善を考えるのであれば、病院での治療がおすすめです。
□ レーザー治療
クレーター肌のレーザー治療では、フラクセルレーザーが一般的です。
この方法では、肌の凹凸のある箇所に微小な穴をあけ、その傷が治癒する際に皮膚が再生されることで陥没部分が塞がれます。これによって皮膚の入れ替えを行っていくのです。
しかし、一時的に皮膚を傷つけることになるので、肌の弱い人や、現在も炎症のある人にはおすすめできません。
また、1回治療すると次回の治療まで4週間ほどあける必要があります。施術回数は、状態にもよりますが1回で終了することは少なく5~10回は行う必要があるそです。
□ ケミカルピーリング
レーザー以外には、ケミカルピーリングという方法もあります。
ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を使って肌の角質層を溶かし、その後新しい皮膚が産生されることで皮膚を入れ替えていくという方法です。
肌表面の角質を剥ぐので、毛穴に蓄積した汚れも取り除くことができるなど、美肌全般に効果が期待できます。
ニキビ跡は生活習慣を見直して種類別に対処しよう!

ニキビ跡には、肌のターンオーバーを意識して基本的な生活習慣を改善することが一番重要になります。
地道な努力が、長い目でみると一番効果的です。
それに加えて、必要に応じてニキビケア専用の化粧水や、シミに効果の期待ができるクリームなどの基礎化粧品を利用したり、病院での治療を検討したりすると良いでしょう。
きれいな肌を手に入れるためには日々の努力が必要です。諦めず、自分に合った方法を見つけましょう。