
「便秘」と併発して「吐き気」が生じたときには要注意です。
その裏には腸の異変、ストレス、または病気のサインである危険性があります。
今回は「便秘にともなう吐き気」をテーマに、便秘による吐き気を起こす3つの原因と、その解消法を医師に解説していただきました。
便秘をともなう吐き気の原因.1「腸に便がたまっている」
腸に便がたくさんたまっている状態、いわゆる便秘の状態では吐き気が起こることがあります。
これは、腸の蠕動運動がしっかり機能しておらず、腸が満杯になると胃に入った食べ物の行き場がなくなることによって吐き気が起こるものです。
また、便秘しているといつまでも便が腸内にたまり続けることになり、結果として腐ってしまうことになります。
このことで腐敗したガスが腸を刺激して吐き気を催すこともあります。
■運動して身体を動かすことによって腸の蠕動運動を促す
■水分をしっかり補給して、便を軟らかくする
■イモ類、セロリ、ゴボウなどの根菜類やこんにゃくを食べ、食物繊維を摂取する
■腸内に善玉菌を増やす役割のある、ヨーグルトも効果がある
こういった便秘に伴う吐き気を解消するには、便秘そのものを解消、つまり便を体内から追い出すことが必要になってきます。
便秘をともなう吐き気の原因.2「精神的要因」
精神的に強いストレスがかかると、便秘になるとともに、吐き気が出現することがあります。これは、自律神経の乱れによって起こるものと考えられます。
自律神経は腸管の運動や消化液の分泌など含め、様々な部分にかかわっていますので、バランスが乱れるとあちこちに不調が出現します。
ストレスが原因ですので、まず何が自分にとってストレスになっているかを分析し、対策をすることが重要になります。
職場環境、家庭環境、交友関係、健康問題など人によって異なると思いますが、目星がついたら可能であれば自分なりに環境調整(例えば友人関係であれば少し距離を置くなど)を試みてください。
また、ストレスを解消する方法を見つけ出すことがカギになります。
緑や動物に触れたり、スポーツをしたりすることもストレス解消効果が一般的には高いといわれていますので、他に特に大好きなことがなければおすすめです。
便秘をともなう吐き気の原因.3「腸の病気」
吐き気と便秘がある場合には、腸の病気の可能性も考えなくてはなりません。イレウスや腹膜炎などが代表的な病気といえるかと思います。
いずれもすぐに病院を受診する必要があります。
腸の病気が疑われるようなケースでは、何よりまず病院を受診することです。
科としては、消化器内科が良いでしょう。子供さんの場合はまず、小児科を受診することになります。
また、熱が出たり、便に血が混じったりする場合、お腹が同時に痛む場合も腸粘膜が炎症を起こすような病態などが考えられますので病院を受診しましょう。
医師からのアドバイス
便秘、吐き気は1つでもつらいのに2つ重なるとなおさらつらいですね。
放置をしてしまうと重症化してしまう危険性もあるので、食生活を見直したり、ストレス解消をおこなったり、医療機関に相談をするとよいでしょう。
(監修:Doctors Me 医師)