
「太るとまず下半身にお肉がつく」 「おしりと太ももが太くてデニムが履けない……」など下半身デブに悩む女性も少なくないのではないでしょうか。
上半身だけを見れば、一見ほっそりとしているのに、下半身にたっぷりお肉がついている「洋ナシ型」の体型が日本人女性には多いと言われています。
お尻やお腹まわりがぽっこり、太ももはむっちり、ふくらはぎはパンパン……など目を背けたい現実から卒業すべく、今回は下半身デブにつながる「洋ナシ体型」の原因と対処法について解説していきます。
そもそも洋ナシ体型とは?

洋ナシ体型とは、腰や太ももなどに皮下脂肪がつき、下半身が太い体型のことで、見た目が洋ナシのように見えることからこの呼び名がつきました。日本人の約35%がこの「洋ナシ型」に当てはまるといわれており、女性に多い体型です。
さらに女性の体型は、年齢を重ねるごとに女性ホルモンの影響を受けやすく、30~40代に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下すると、さらにお尻や太ももに脂肪がたまりやすくなります。
■ なぜ洋ナシ体型になる?
遺伝という説もありますが、ほとんどのケースは生活習慣が原因で起きているため、生活習慣の改善で解決できると言われています。
下半身太り 3つのタイプ

下半身太りには「筋肉太り」「脂肪太り」「水太り」と大きく分けて3つのタイプに分かれます。
■ 筋肉太りタイプ
筋肉太りタイプは、学生時代に運動部などで下半身にしっかり筋肉をつけた人に見られるタイプです。定期的にスポーツをしていた頃のように体を動かさなくなると下半身の筋肉は落ちていきますが、食事量が変わらないために脂肪がつき始めます。
□ 筋肉太りの特徴
筋肉太りタイプの特徴は、固くなっている筋肉の上に、老廃物や脂肪がたまり始めて筋肉と脂肪が入り混じる、まさに「霜降り肉」状態になっていることです。
そのため、下半身全部が筋肉でガチガチというわけではなく、固くなった筋肉とむくみ・脂肪が合わさっている状態が多く見られます。
筋肉太りの原因には、ストレッチやマッサージをせずに運動をしていたり、歩き方が間違っていたりすることが挙げられます。
■ 脂肪太りタイプ
脂肪太りタイプは、下半身だけでなく全身に脂肪がついています。
子供のころからぽっちゃりしていた人や、食べることが大好きという人は脂肪太りタイプになりがちです。
□ 脂肪太りの特徴
脂肪太りタイプの特徴は、下半身だけでなくお腹や二の腕にも脂肪がついていることです。
運動はあまりしないが、お肉やご飯、スイーツなどをしっかり食べているという人はこのタイプの可能性が高いのが特徴です。
脂肪太りの原因は、カロリーオーバーになるほどの多くの食事を摂るなど、エネルギーとして使われない糖質と脂質が血液中に余ってしまい、脂肪として蓄積されることが原因です。
特に女性の場合、脂肪は皮下脂肪として蓄積されやすく、太ももの裏側やお尻などの下半身に脂肪が付きやすいのです。
また、脂肪には2種類あり、皮下脂肪と内臓脂肪では脂肪の落ち方が違います。内臓脂肪は付きやすく落ちやすい性質を持っているのに対し、皮下脂肪は、長い時間をかけて付いてくるため、落とすにもい時間が必要となります。
■ 水太りタイプ
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢でいることが多い人はむくみやすく、水太りしやすいのが特徴です。太ももやお尻をぐっとつまむと痛い!という人もこのタイプに当てはまります。
□ 水太りタイプの特徴
水太りタイプは、体がむくんで下半身が太っているタイプです。
日本人の女性は7~8割がこの水太りタイプに該当すると言われています。よく下半身についてしまったお肉を脂肪と勘違いする人もいますが、実はむくみを解消するだけでもほっそりした脚になるケースも多いのがこの水太りタイプです。
水太りタイプの原因は、体が冷えやすく水分を溜めこみやすいことです。そのため、体内の水分の循環がうまくいかないことでむくみにつながります。体の冷えは、運動をして筋肉を付けることでだいぶ解消されますが、温かい飲み物を飲んだり、半身浴をしたり体を冷やさない工夫をしていくと効果的です。
また、ニンジンやセロり、ピーマンや玉ねぎなどのデトックス作用のある食材を取り入れてあげると、効率よく老廃物を排出し、水分を溜めこまない体がつくれます。
日常にひそむ下半身デブの原因

では、なぜ下半身だけが太ってしまうのでしょうか?その原因は大きく3つ挙げられます。
■ 運動不足によるむくみの悪化
運動不足・筋肉不足によって、下半身が太りやすくなります。
血液と違いリンパ液は心臓のようなポンプがありません。そのため筋肉の収縮がポンプのような役目を果たして循環しています。さらに、女性は男性と比べて筋肉が少ないので、ポンプ力が弱くむくみやすいと言われています。
デスクワークで通勤時にしか動かないという人や、長時間立ち仕事をする人は特に要注意です。軽いストレッチやウォーキングをするだけでもかなり改善されます。
■ バランスの悪い食生活

□ 糖質の摂りすぎ
糖質は体の中で水分にくっつきたがる性質があります。そのため、糖質を摂りすぎてしまうとエネルギーとして使い切れなかった糖質に水分が吸いつきむくみにつながっていきます。
もちろんそれ以前に、糖質は脂肪として体に蓄えられる性質があるため、脂肪とむくみが重なり、どんどん下半身を太らせてしまいます。
□ 塩分の摂りすぎ
塩分を摂り過ぎると、濃くなった血中の塩分濃度を薄めようと体が水分をためこみ、むくんでしまいます。女性に多い脚のむくみは、この水分が重力によって脚先の方に溜まるため起きる現象です。
以下のタイプの人は、塩分を控える必要があります。
・サラダにはたっぷりドレッシングをかける
・濃い味付けを好む
・ご飯よりおかずを多く食べる
・ラーメンが好き
・インスタント食品をよく食べる
■ 骨盤の歪み
下半身のズレやゆがみがあると、骨盤が歪み下半身デブの原因になります。片脚に体重をかけて立っていたり、脚を組んで座ったりする人は要注意。
骨盤が歪むと、次のような影響を及ぼします。
・骨盤の上にある内臓の位置がずれてポッコリお腹になる
・内臓が歪み内臓の機能が衰えて代謝が落ちる
・骨盤まわりの血液やリンパの流れが悪くなる
特に「骨盤まわりの血液やリンパの流れが悪くなる」ことは、洋ナシ型の下半身太りにつながりやすくなります。
なぜなら、骨盤まわりの血液やリンパの流れが悪くなると、下半身へ向かう血液やリンパの流れが悪くなるから。そして、下半身に老廃物がたまりやすくなれば下半身がむくみ、洋ナシ型の下半身デブになるのです。
どうしたらいいの?下半身デブの解消法

「食事」・「運動習慣」・「骨盤の歪み」の3つを見直すことができれば、自然と下半身はほっそりします。とはいえ、「それは分かっているんだけどね……」という人がほとんどのはず。まずは運動不足と骨盤の歪みを同時に解消し、下半身をほっそりするエクササイズをご紹介します。
■ 1. 「運動習慣」で下半身デブ解消
骨盤がゆがむことで、脂肪が付きやすくなったり、痛みが生じたり、体の不調を引き起こす原因となります。そのため骨盤を元の位置に戻す骨盤矯正はダイエットにとても効果的です。自宅でできる骨盤矯正ストレッチで、脂肪を溜め込まない体を作りましょう!
□ “ダイエットに効果大!骨盤矯正ストレッチ”
【ストレッチの方法】
1. まず、仰向けになり、両脚を90度に曲げて、左右交互にゆっくり倒します。3分繰り返しましょう。
2. 次に、脚をまっすぐ伸ばして床に座わり、手は胸の前で交差させます。
3. このままの姿勢で、お尻を交互に、前に出して歩き、10歩進みます。
4. 10歩進んだら、10歩下がりましょう。
5. 次は、そのままの体勢で、両手を上に上げます。
6. そして、10歩進み、10歩下がりましょう。
□ “下半身エクササイズで美脚GET!足痩せで美しく細い脚を手にいれよう!”
脚中心の骨盤エクササイズですが、なかなかハードな動きなので運動不足も同時に解消できます。
□ “おうちで簡単にできる、むくみ改善 脚やせマッサージ”
リンパの流れを良くして毎日のむくみを解消することも習慣化していきたいですね。
マッサージはリラックス効果も得られるため、1日の終りのリラックスタイムとして行うと良いでしょう。
■ 2.「食事」で下半身デブ解消

□ 糖質を控える
糖質といえば、パン、お菓子、ケーキなどの甘いものに加え、清涼飲料水や人工甘味料の多いジュースなどにも含有されています。
下半身デブを解消したいなら、お菓子、加工食品、インスタント食品、ジュースなどはできるだけ口にしないようにしましょう。特に、朝と昼は糖質を摂ってもきちんとエネルギーとして使われますが、夜は糖質を摂ってもネルギーとして使い切れず、体の中で余った糖質がむくみにつながってしまいます。夜はパスタやうどんなどの糖質が多い食事はできるだけ控え、食後のデザートもぐっと我慢しましょう。
□ 塩分を控える
味付けの濃い食事や、加工食品を食べるなど、塩分の摂りすぎでむくんでしまったときは、カリウムを摂ると塩分を外に排出してくれむくみを解消してくれる効果があります。カリウムが含まれている食材は以下のとおりです。
・キュウリ
・ほうれん草
・アボカド
・サツマイモ
・ジャガイモ
・バナナ
・ヒジキなどの海藻類
・キノコ類
「昨日は塩分を摂りすぎたな」と感じたときは、翌日に果物や海藻サラダなどを摂取するのがおすすめです。
■ 3.「クリニック治療」で下半身デブ解消
ホームケアや食事療法など、いろいろ試しはしたけれど効果を出せなかったという人には、安全性の高いクリニック治療で、確実に下半身の脂肪にアタックする方法もあります。
自力で行うダイエットと比べたら、費用がかかる分リスクもつきものですが、今回は気軽に手の出しやすい順番でご紹介します。
□ キャビテーション
【費用の目安:1回1~3万円】
キャビテーションは特殊な超音波を体の外から当てることによって脂肪細胞を破壊し、脂肪細胞の数を減らすことができる施術法です。
超音波が皮膚の奥深くまで浸透するので、マッサージだけではなかなか届かない奥の奥の脂肪にまで効果を発揮。破壊されて溶けた脂肪は、リンパ腺などを通って体外に排出されます。
超音波を当てるだけなので、痛みや腫れなどのリスクもないことから、エステサロンでも導入されている機械です。
低料金での施術が可能で、お試しプランなどを用意しているクリニックも増えているため、まずは1度試してみるといいかもしれません。
□ メソセラピー(脂肪溶解注射)
【費用の目安:1回3~10万円】
切らない脂肪吸引として有名なのが、フランスの医師が開発した「メソセラピー」という脂肪溶解注射です。フォスファチジルコリンという大豆由来のエキスを注入することで、痩せたい部位の脂肪細胞やセルライトをダイレクトに溶かして体外に排出させます。
注射後は、筋肉痛のような痛みや腫れが出ることもあるそうですが、1週間ほどで落ち着く人がほとんどです。細くなるまでには、平均5~6回の施術が必要です。
□ ボトックス注射
【費用の目安:1回10~20万円】
先ほど紹介したメソセラピーは脂肪が多い太ももに効果的なのに対して、筋肉質なふくらはぎに効果的なのがこのボトックスです。
タンパク質の一種であるポツリヌス菌から作られた薬を注射し、筋肉を萎縮させることで筋肉のボリュームが減って、脚が自然と細くなる原理。1度受けると効果は6か月ほど持続するので、長期的に見るとコスパも良いと言えるでしょう◎
□ 脂肪吸引
【費用の目安:太もも全体40~70万円、ふくらはぎ20~50万円】
カニューレと呼ばれる医療用の細いストロー状の吸引管を皮下脂肪層に差し込み、脂肪細胞そのものを吸引するクリニックの代表的な痩身術です。1回の手術で痩せたい部位を確実に細くできるのがメリット。
物理的に体外に吸い出してしまうのでダイエットにありがちなリバウンドの心配がほとんどありません。ただし、人によっては術後に腫れや痛みが出るなど、後遺症を起こすリスクもあるので、手術をするクリニックは慎重に決めるのがおすすめ。
特に最近人気があるのが、スマートリポレーザーという脂肪吸引機械。従来のように脂肪を削ったりかきだす方法ではなく、管の先からできるレーザーでまず脂肪を柔らかくしてから、押し出すように脂肪を取り出すことができるため、吸引できる脂肪の量が多く、引き締め効果があるのが特徴です。
自分に合った痩せ方を知ろう

(出典:http://weheartit.com/entry/254036306/)
自分の太った原因(タイプ)を知り、自分にとってもっとも効果的な方法を見つけることが、最速で下半身デブから脱却する方法かもしれません。
まずは手軽に行えるセルフケアから始めて、効果がいまいち実感できないようならクリニックでの施術を検討してみるのが◎。
すっきりしたボディラインを手に入れて、魅せるカラダになりましょう!