
最近になり、ようやく美肌のために、きちんとタンパク質を摂る必要があることが知れ渡ってきました。しかし、ただタンパク質を摂る量を増やしても、効率よく美肌のためには使われません。
そのために必要なのが、「ビタミンB2」。では、ビタミンB2が、どのように美肌作りを助けるのでしょうか。
ビタミンB2の美肌への効果1:細胞レベルの生まれ変わりをサポート

(出典:http://weheartit.com/entry/247018825/)
ビタミンB2は、タンパク質の合成に関して、補酵素としてタンパク質合成酵素を活性化して、細胞の再生を促します。
その結果として、肌や髪や爪の再生と成長を助けているのです。
また、ビタミンB2には粘膜を保護する作用もあるので、粘膜の荒れ症状で、口唇炎や口角炎を予防・改善するはたらきがあります。これらの症状は、見た目にも影響するため、発症してしまったらなるべく早く治したいものですよね。
全身くまなく美肌に保つためには、ビタミンB2はとても重要と言えるでしょう。
ビタミンB2の美肌への効果2:脂質から大量にエネルギーを生み出す
ビタミンB2は、脂質から効率よくエネルギーを生み出すためにはたらきます。
脂質を効率よくエネルギーに変えることで、全身の細胞にエネルギーを供給できるようになるのです。
脂質からは大量のエネルギーが得られるので、多くのの酵素のはたらきが必要なタンパク質合成にとって、ビタミンB2は重要な助けとなります。
また、エネルギーとして代謝することで、脂質が体内に溜まって酸化されることを防ぎます。
脂質をエネルギーに変えてくれるビタミンB2は、ダイエット中の人にとって強い味方となるということですね。
ビタミンB2の美肌への効果3:シミ、しわ、たるみ予防にも

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ビタミンB2は抗酸化酵素である「グルタチオンペルオキシターゼ」と協力して、過酸化脂質の生成を抑制します。
過酸化脂質とは、細胞を強く傷つける強力な酸化物質。これが、シミやしわ、たるみにつながります。
また、過酸化脂質は、脂漏症という、いわゆる脂性肌にも関係しており、ニキビや吹き出物などの肌トラブルの原因にもなり得ます。
つまり、ビタミンB2を摂ることで、美肌の天敵であるこれらの症状を予防できるのです。
ほかにも、過酸化脂質は、さらに過酸化脂質を作るようにはたらきかけてしまうので、生成を抑えることは、今後の肌トラブルを予防して、美肌作りを助けます。
ビタミンB2の摂取量の目安は?

(出典:http://www.shutterstock.com/pic-432867829/stock-photo-hippie-girl-on-the-dock.html?src=csl_recent_image-3)
ビタミンB2の1日の摂取量として望ましいのは、成人男性で1.6mg、成人女性で1.2mgとされています。しかし、美肌を考えると、この量は最低限だと考えてください。
ビタミンB2は水溶性のため、体内に貯めておくことができません。常に代謝によって消費され続けてしまうからです。
そのため、意識して積極的に摂ることが大切です。
ビタミンB2を多く含む食品は?

(出典:http://www.shutterstock.com/pic-418220974/stock-photo-sweet-almond-oil-in-bottles-almond-kernels-scattered.html?src=csl_recent_image-2)
ビタミンB2が含まれる食品は、下記のとおり。
・豆乳
・アーモンドミルク
・リンゴ酢
・アマニ油、オリーブオイル、アボカドオイル、ココナッツオイル
・牛・豚・鶏のレバーや心臓
・焼きのりや味付けのり
・納豆
・卵
・アーモンド
・干ししいたけ
・きくらげ
しかし、レバーや心臓は味やにおいにクセがあり、焼きのり・味付けのり・干しシイタケ・きくらげは、さほど多く食べることができません。
そこで、毎日ビタミンB2を摂取するなら、納豆・卵・アーモンドがおすすめ。
納豆・卵は、ご飯の友としてもピッタリ。また、今では無塩アーモンドが簡単に手に入るようになったので、間食にちょうどいいですね。
特に卵は、どのようなものにも合わせられる万能食材。丸ごと全部たべれるように工夫しましょう。
しかし、調理の際には、ビタミンB2が水溶性でアルカリに弱いことを忘れずに。溶き卵や温泉卵は、料理に混ぜてしまうとビタミンB2を摂取しきれないため、注意しましょう。煮込み料理やスープにすれば、流れたビタミンB2もあますところなく摂ることができます。
1日の目標摂取量である1.2mgを摂るなら、市販の納豆で6パック、卵で6〜7個、アーモンドなら120g程度が目安。しかし、これはあくまで単一の食品だけで摂った場合ですから、ビタミンB2を含む食品をうまく組み合わせて、無理なく必要な量を摂るのが良いでしょう。
ビタミンB2は保存する場所にも注意して

(出典:http://weheartit.com/entry/245534923/)
ビタミンB2は、水に溶けやすくアルカリに弱いほかに、光に対しても反応し、分解されやすいという特徴を持ちます。
自然の太陽光だけでなく、人工の蛍光灯やLEDの光などによっても、どんどん分解されてしまうのです。
そのため、冷蔵庫などの冷暗所で保存するのがおすすめです。
ビタミンB2で楽しく美肌作り!
美肌作りも、楽しくしなければ長続きしません。
自分が楽しいと思えるように、ビタミンB2を含むいろいろな食材の中から、自分に合ったものを選び、調理法も工夫してみてください。
おいしく、楽しくをお忘れなく!
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(監修:管理栄養士 岩月啓四郎)