
洗顔はスキンケアの基本です。洗顔方法が正しくないと、その後にどんなに化粧品でのケアやマッサージを頑張っても、効果が薄くなってしまう可能性があります。それどころか、肌トラブルを招いたり悪化させてしまうことも。まずは今、自分が行っている洗顔方法が正しいやり方かどうか見直してみましょう。
正しい洗顔方法とは?
スキンケアを頑張っているのに、肌の調子が良くない…。そんな時は、ひょっとしたら洗顔方法が間違っているのかもしれません。
汚れを落としたいあまり、ゴシゴシとこすっていませんか?熱いお湯でバシャバシャと勢いよくすすいでいませんか?脂っぽいのが気になって、1日に何度も洗顔料を使って洗ってしまっていませんか?
どれも肌にとってはNGです。正しい洗顔とは「朝と晩に」「よく泡立てた洗顔料を使って」「泡で汚れを包み込むようにやさしくなじませ」「ぬるま湯で十分すすいで洗顔料を落としきること」です。洗顔時の注意点をみていきましょう。
洗顔時の注意点(1)「洗顔は1日2回まで」
汗をかいた時や脂っぽさが気になった時、つい洗顔料を使って洗いたくなるかもしれませんが、1日3回以上は洗いすぎです。
皮膚には肌の水分を保持したり、外部から異物が侵入するのを防ぐバリア機能があります。皮膚の表面を覆っている「皮脂膜」と、皮脂膜の下にある「セラミド(細胞間脂質)」がその役割を担っています。
洗顔をしすぎると、肌に必要な皮脂や肌のうるおいを保つセラミド、NMF(天然保湿因子)を洗い流してしまいます。その結果、水分が蒸発し肌は乾燥、バリア機能を弱めてしまうのです。
洗顔は、朝と晩1日2回で十分。朝は軽めに、肌の新陳代謝が行われる夜は念入りに洗うことがポイントです。メイクをした日の夜は、クレンジングもきちんと行いましょう。
洗顔時の注意点(2)「洗顔料をよく泡立てること」
洗顔料をよく泡立てることによって、肌に指が直接触れることや摩擦を防ぐことができます。泡をよく立てずに指で直接肌を擦ると、肌に刺激を与えてしまいます。しっかりと泡立てて、キメが細かく崩れない泡を作りましょう。
洗顔時の注意点(3)「力を入れすぎないこと」
顔の皮膚は非常に薄く、少しの刺激にも敏感に反応します。角質層の厚さはわずか0.07〜0.2mmしかなく、コットンの摩擦でも傷がつくほど繊細なものです。
ゴシゴシと力を入れて洗うのは、肌をキレイにするどころか傷つけているようなもの。力を入れず、洗顔料の泡を指でやさしく転がすように洗いましょう。
洗顔時の注意点(4)「すすぎのお湯の温度」
洗顔の際の適温は普通肌の場合、肌より少し冷たい温度である32度くらいが適温です。顔の皮脂は30度くらいで溶け出します。つまり30度以上のぬるま湯で洗い流すことで、皮脂を浮かせキレイに洗い流すことができるのです。
熱めのお湯で洗うと、皮脂を落としすぎて乾燥の原因になります。また冷水だと汚れが浮きにくくなり、毛穴の汚れが落としきれなくなります。
洗顔時の注意点(5)「シャワーで洗い流すのは危険」
入浴時に洗顔する際、シャワーから出たお湯をそのまま顔に当てるのは避けたほうが無難です。浴室内の温度は高くなっているため、角質も柔らかくなっています。その状態でシャワーを直接顔に浴びると、水圧で肌がダメージを受ける可能性があるからです。
またシャワーのお湯の温度は、洗顔には高すぎる場合がほとんどです。乾燥を招く原因になります。
美肌作りの基本となる洗顔。まずは正しい洗顔方法を身に着けることから始めましょう。
(この記事の監修: 札幌シーズクリニック 院長 / 大久保真 先生)